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『Coco Avant Chanel』

2010.02.21

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jedi_coco_avant_chanel.jpg『ココ・アヴァン・シャネル』Coco Avant Chanel
監督:アンヌ・フォンテーヌ
原作:エドモンド・シャルル=ルー
主演:オドレイ・トトゥブノワ・ポールヴールドアレッサンドロ・ニヴォラマリー・ジラン

これも劇場に観に行きたかった作品...だったのですが AVANT=「~以前の」という意味のほかに「前衛の~」ともあり、CHANELになるまえの孤児として育ち、無一文から自身のファッション帝国を作り上げるガブリエル・シャネルの前半生を描く...と聞いて期待していた分、かなりがっかりな感じでした。

若かりし頃のシャネル本人に似ていると以前からオファーのあったオドレイ・トトゥは非常に魅力的でしたが、酒場の歌手から貴族の愛人に、そして自分を理解する最愛のパトロンをみつけ...と彼女の恋愛に焦点を絞り(だからといってよく描けているとは思えない)彼女の革新的なクリエイションは自然とそうなった風に何の説明もないまま。いつの間にか多くのスタッフを抱えたデザイナーになってしまっているし!これでは「彼女の才能の開花を描いた」作品として期待している側としては大きな肩すかし...でした。残念ながら。

装飾的な前世紀のドレスとコルセットから女性を解放し、男性社会のなかにひとり自分の信念だけであらたな美意識を切り開いていった偉大な女性...もっとわたしとしては掘り下げてほしいところがたくさんあったなー(´Д⊂ヽ

漁師の姿を目にしてバスクシャツを愛用し始めたり、馬に乗りたいので男装の乗馬服をまとい...と他のきらびやかなドレス姿の女性たちの中で異彩をはなっている姿が、印象的でした。こういったCHANELのルーツといえる創造の過程がチラチラ見られましたが、個人的にはそここそがエキサイティングな箇所だと思うんですけど...違うのかなー

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