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"GEORGE LUCAS"

2010.10.03

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jedi_george_lucas_book.jpgジョージ・ルーカス-GEORGE LUCAS:A BIOGRAPHY
ジョン・バクスター著
こういうSW関係の本ってほとんど学生時代に読み漁っていたはずが、図書館でなじみがないので手にとってみました。1999年発行でなっとく。

モデストでの生い立ちから、引っ込み思案で内気な映画学生時代、コッポラとスピルバーグとの付き合い、SW、インディ・シリーズの成功とルーカスフィルムの勃興と反するように進んでいく彼の孤立...ショウビズの観客側から見聞きしていた彼の神話を中立的な立場で、時に周囲の辛辣な批判も交えながら紹介する本作。

読み始めるまでそんなトーンには頓着していませんでしたが単なるルーカス賛歌で終わらないところが目新しく、周囲との乖離具合も良く分かって面白かった。

こうして彼のビジョンに夢中になった人間から見たら、彼の神格化されない人間臭いエピソードの数々、失敗の数々(たしかに「ウィロー」と「ハワード・ザ・ダック」、「タッカー」はどちらかといえば失敗(^^ゞ)を内輪の事情から読むほど、結局彼もSWに取りつかれてしまった(そして最近はそれに開き直った感も)犠牲者なのかも...と思えてきた。

特に映画の良しあしよりも、ファン参加型のエンターティンメントとして自己増殖していくSWのオソロシイ側面は、生みの親として相当彼を苦しめたろうな...と。なにひとつ思い通りにいかない映画産業の生みの苦しみ...そんな悲喜こもごもをたどれました。

新三部作製作中のSTARWARS.com上にあったルーカスのことば"映画は逃げていく"(=できれば自分のヴィジョンにすこしでも近づけるためにいつまでも弄っていたいけど、結局公開日という締め切り、フィルムを手渡す日がいつかはやってくることを嘆いた言葉)ってのを思い出しました。

来年以降、3D化されるそうで...(AVATAR公開時からその話はあったけど)、またマーチャンダイズは売れそうですね!HasbroのTamさん( ^ω^)
ファンとしてはスクリーンで観れるだけでウレシイんですけど

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