発掘もの - 蛍雪ジェダイ（森山真司）

息子が高校生になり、それなりに洋服に興味を持ち始めた頃にクローゼットで眠っていたいくつかの衣装ボックスを好きに使っていい事にしました（さすがに靴はわたしよりも巨大な足の持ち主になってしまったので共有できませんが）。...自分の少ないこづかいで買ってくる服の趣味にちょっとあわてて(^^ゞ

中身は主に80年代～90年代に着ていたアメカジ、インポートモノ。

なので、クシャクシャに扱われてたり無造作に着こなしているわが家の高2の服はSmithのペインターだったりRothcoの軍パンだったりPolo Chinoだったり、B.D.Baggiesのボタンダウンだったり、Pointerのカバーオールだったり...。

わたしも忘れていたようなものを、それなりに色合わせして着ていたりします。

...さすがにマリナ・ド・ブルボンネームのJohn Smedleyのニットポロを丸めて放置していたのには、「ちゃんと畳め！」と意見しましたが(^^ゞ

今日のわたしのコーディネイトは先日買ってお気に入りのTraditional Weather Wearの花柄ジャケット。グレー系・ネイビー系の色合わせに...と思って選んだ色ですが柄に使われている紫を意識したら、こんなシャツを高2が着ていたのを思い出して取り返してみました。

紫のピンストライプ、ワイドカラー。サイズは14 1/2・32と完璧。今見てもサイズのなかったあの当時によく見つけたなと感心します。
ただし、シルエットは...というと、自分のからだの1.5倍くらいのゆったりシルエット。いまならCOMME des GARÇONS SHIRTでもここまでルーズシルエットのモノは見つからないくらい(^^ゞ

でも、なんだかこのシャツの中でからだが泳ぐ感覚...昨年だったら"ダッサい"と一蹴していたようなこのブサイク加減が妙に心地よかったりします(^^ゞ

袖付け・肩線はからだに合っているのでやっぱりマイサイズには違いありません。シャツというよりブラウスみたいな感じ。タックインした裾の収まりもさすが安定しています。コシバキのちょっとブサイクなクロップトにはちょうどいいルーズさ加減。

映画などで目にする中世の服装を思い出すと、タイトな乗馬服にタイツの服装でも中に着ているフリルのシャツはこんなざっくりシルエットですね。高2が発掘してくれたこのシャツは...