蛍雪ジェダイ
森山真司
ディストリクト ショッププレス
プレス兼ディストリクト
ホームページのコントロールとウィンドウディスプレイ担当。キャリア20年超のジェダイを目指す名物販売員
www.district.jp
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Silvano Lattanzi
2012.09.30
過去に取り扱っていたZintala-Silvano Lattanziの靴。いまだに時々引っぱり出します。
彼が持っていたブーツの木型を短靴用にアレンジしてもらい、独特のラウンドしたトゥとロングノーズ、反り返ったシェイプがDistrictで使用していたラスト。Silvanoは直前までジル・サンダーの靴を手掛けていたことも手伝ってハンドソーン・ウェルトのクラシックな技術とモードな顔が両立するステキな靴が作れる非常に珍しい存在でした。
高額な靴にもかかわらずピーク時にはあっという間になくなるような勢いさえあったのも、Districtでしか手に入らないというだけでなくそのクオリティとデザイン性の高さの両立が当時稀有だったということもあったかな...と思います。
今では一足20万近くするとかしないとか...。
わたしが描いたイラストをもとにずーっとDistrictのためにステキな靴を提供してくれました。
これはオーダー会を行った際に本人に書いてもらったサイン入りの思い出の品。ほかにもわたしがアテンドしたお客様の数名は同じようにサインをしてもらいました。
手書きのブランドネームをインソールにいれたのもSilvanoが最初。なのでDistrict、UAで取り扱った彼の靴は"最初に名前を入れたのだから、最初に名前なしの靴をつくっては?"という当時の弊社バイヤーの提案でインソールにサイズ表記のみでした。それでもわかる人にはどこの靴か分かるだろうという...。
そんな経緯でサイズ表記のみだったのに、さらにアッパーの外側に手書きサインを入れてもらっちゃったという(^^ゞ
今の気分はもうちょっとボリュームのあるトゥではありますが、宝物には違いありません。
なつかしさいっぱいです。
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