彷徨うもの 。
2012.07.12
10月に公開される 希望の国 という、園子温監督の最新作。
そのマスコミプレスシートに、僕のプロフィールにこうあった。
「 ...いまやインディ映画には欠かせない俳優である... 」のようなこと。
はい。確かにそうかもしれませんね。
メジャーではないのかもしれませんね。
ここ数年、正確には35歳のときに、そう決めたんですから。
" 35歳を節目とする " と。
基本、家か映画館か現場か。そんな日々になった。
いまでもそうです。
僕は、自分の出演作のパブリシティを自分から発信するのは、
とても苦手。軽快にやれればそれにこしたことはないと思うんですが。
けれど、
自分から発信しないといけない時期もあると思う。ここで、
時代だと思う とはつかいたくはない。
今日は、いつもそうですけど、今日は、言葉を選んで書いています。
「 うかれるな 」ということも難しいですし、とりつくろうような冷静さも、
なんか違うかなと。
三宅唱 という20代の監督と組み、とりくんだ作品が、
8月の第65回 スイス ロカルノ国際映画祭のインターナショナル・コンペティションに、
正式招待されることが決まりました。
映画に舵をきり続けることに、迷いはありません。
三宅唱監督作品 「 PLAY BACK 」。
彷徨うことは、素晴らしいじゃないですか。
カンヌ ヴェネチア ベルリンという世界の映画人が集う映画祭のことも、
マスメディアに、ほとんどとりあげてもいただけない。
それも、今の日本の映画の現状です。





