M's TURQUOISE TREASURES #1 - GET IT RIGHT !（矢野考太郎）

こんばんは。
バーニーズ　ニューヨークPRマネージャー中野です。矢野のblogにお邪魔して、不定期にて私のライフワークであるインディアンジュエリー　特にターコイズについて熱く語りたいと思います。
よろしくお願いします。

今までちょっとした外車買えるくらい授業料払って集めたインディアンジュエリーも合間に出して行きます。

私がターコイズに魅せられたのは社会人になってからです。
中学からのラグビー部の先輩が当時インディアンジュエリーのバイヤーで、それが縁でリングとブレスを入手した後、彼の部屋でそのコレクションを見た時に私のターコイズ人生がスタートしました。
今まで見てきたターコイズとは全く違う本物が持つ輝きを見て目を奪われ、デザイナーズにしか反応しないはずの私のアンテナがびんと立ちました。

元々ブルーは好きなカラーでしたが、自然が何千万年（私の師匠曰く約6,500万年以上前からとのこと）もかけて生み出した奥行きのあるブルーは本当に美しいです。
これからアメリカの５大ターコイズを中心にその魅力を伝えていきたいです。
注意したいのは、その鉱脈の名前がついているから高価なのではなく、硬度が十分にありしかもその鉱脈の特徴を十分に表しているターコイズだから高いのであるということ。

鉱脈の特徴があるアメリカンターコイズと質の高いジュエリーを見て、自分好みの逸品と出会って欲しいです。

知っている方も多いと思いますが、ターコイズにはナチュラルと安定加工処理済のものがあります（実際にはスタビライズド、エンハンスド等、様々な加工処理があります）。
簡単に言うと自然に硬度があるターコイズか、人の手を加えないと輝けないターコイズかの違いです。
ベルトやバッグに付けるぶつけやすい場所の装飾には、個人的には加工処理済のものでも仕方ないと思います。
しかし自分の相棒となるブレスレットやリングには、やはりファッションにこだわる方にはナチュラルなものを身につけて欲しいです。
ちなみにナチュラルなターコイズは市場の1/10しかなく、さらに鉱脈のらしさが十分に出て宝石ターコイズとされているものは、全体の１％に過ぎず、正直ほとんど出回りません。
しかしアメリカの市場にないそんなハイグレード以上のターコイズがセットされたインディアンジュエリーは、日本のいくつかの名店で出会い購入することができます。

アメリカに20年通っても出会えない量のアメリカ産ハイグレードターコイズは、軽井沢と中野の名店で見ることができます。
そしてアーティスト物を中心に作品として本当に素晴らしいものを取りそろえている名店も上野、恵比寿にあります。
インディアンジュエリーはトータルのバランスが大切ですが、アーティストの技術とターコイズのバランス。どちらを重視するかでも、見に行くべき店が変わると思います。

この話は長くなるのでまた次回に。

↑ターコイズの本も多数コレクトしている私が今年ようやく入手できた逸品。
最高の作品が多数掲載された稀少本は友人のコレクターからアメリカのディーラーに頼んでもらい入手しました。

↑ブレスレットは三角のものが、ノーバート ペシャラカイという巨匠の作品で
５つのナチュラルビズビーターコイズが入ったブレスレットはもう作品を作らなくなった
名匠ラスター ジャクソンの作品。この人の作品が欲しくて探していたら偶然出会った掘り出し物。
中央のビズビーターコイズは素晴らしい特徴を備えています。

↑リングは生きる伝説、ジュリアン ロバートのno.8ターコイズを使ったリング。日によってインディアンジュアリーを替える私ですがこのリングはほとんど毎日身に着けています。
有名コレクターから譲っていただいた宝物。