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注目のファッションビル「ルミネマン渋谷」をスタイリストと編集部員が徹底検証!

2011.08.31

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以前、ゴールデンウィーク終盤に公開した『編集部員による「超」私的・東京スポットガイド』が、「ルミネマン渋谷」という強力なパートナーを引っ提げ、復活! しかも、今回は編集部員のみならず、スタイリストの高橋ラムダ氏とスタイリスト及び『KINARI』編集長の彦根泰志氏にご協力を依頼! 前回とは若干趣向が異なりますが、各々の視点でルミネマン渋谷をナビゲート&徹底検証していきます。

Photos_Yuji Hamada
Text_Hiroshi Yamamoto

INDEX
1. スタイリスト・高橋ラムダの場合@ルミネマン渋谷3F
2. スタイリスト/『KINARI』編集長・彦根泰志の場合@ルミネマン渋谷2F
3. 編集部員Yの場合@ルミネマン渋谷1F

LUMINE MAN SHIBUYA
営業時間:11:00〜21:00(レストラン11:00〜24:00)
住所:東京都渋谷区神南1-22-11
電話:03-5784-9610(代)
www.lumine.ne.jp/shibuya/

スタイリスト・高橋ラムダの場合@ルミネマン渋谷3F
気鋭の新進ブランドから、最旬のスニーカー、洗練されたアイウェアまで。
「あっ」という間に全身揃う、ルミネマン渋谷3F。
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ファッションビルを巡るうえで、最初に行うべきはテッペンに登ること。そこからグルグルと全ショップを網羅しながら、世のトレンドを体感しつつ、物欲のアンテナを刺激していく。というわけで、まずは最上階の3階へ。

担当するのはスタイリストの高橋ラムダさん。ストリートからモード、古着にアメカジなど、あらゆるジャンルのファッションに対して造詣の深いことで知られるラムダさんにとって、ルミネマン渋谷はどのように映るのか。「実は初めてなんですけど、知っているお店もあるので、楽しみです」。それでは、レッツ・クルージング!
Chapter_まずは馴染みのスニーカー専門店へ。
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(左)〈ユービック〉の最新モデル「FATIMA MID」(¥14,700)。(右)〈アドミラル〉の別注モデル「 INOMER HI」(¥9,240)。「タン部分のユニオンジャックが良いですね」。

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試着しているのは〈ヴァンキッシュ〉と〈アディダス〉、〈チャプター〉の三社が名を連ねた注目モデル「HARDLAND」(¥15,750)。「足もとにインパクトを付けたいときに使えそう」。

まずお邪魔したのはスニーカーの専門店「Chapter」。最先端のスニーカートレンドを発信し続ける人気のショップ。「昔から知っている馴染みのお店ではありますね。ただ、原宿の店舗とは押し出している商品が微妙に違いますね」と鋭い指摘。〈アドミラル(Admiral)〉に〈ユービック(UBIQ)〉、〈ヴァンキッシュ(VANQUISH)〉とのコラボレーションによる〈アディダス(adidas)〉など、普段は見落としてしまう注目モデルの数々に興味津々。「渋谷ならではの品揃えは逆に新鮮ですね」、なるほど。

Chapter
電話:03-5459-6705
www.chapterworld.com

Casper John_ワークテイストを巧みに操る名店の秋のイチ推しとは。
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〈ワールドワーカーズ〉のアトリエコート(¥19,950)にベイカーパンツ(¥14,700)を手に取りウール混の肌触りを確認。「寒い季節にも重宝しそうですよね」。

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スタッフの小松さんがイチ推しするのは同じく〈ワールドワーカーズ〉のシャツ(¥14,700)。「一見、タフなようで上品な仕上がり」とはラムダさん談。

お次はアンダーカルチャーと音楽にインスピレーションを受けた等身大のスタイルを提案している「Casper John」。「ワークテイストの扱い方が絶妙。ワークを上品なスタイルで提案するのは共感が持てますね」。なかでもお気に召していたのが〈ワールドワーカーズ(WORLD WORKERS )〉のアイテム。「ウール混のデニムは、肌寒い季節に重宝しますよ」と語るのはスタッフの小松さん。「アトリエコートというネーミングも秀逸ですね」と商品名にもこだわるあたりもニクイです。

Casper John
電話:03-3463-5182
casperjohn.com

STUDIOUS_日本製品の真髄に触れられる好ショップ。
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(左)まず最初に目に付いたのが〈イロコイ〉のシューズ(¥36,750)。(右)前身頃のチェックの切り返しが印象的な〈ディスカバード〉のシャツ(¥22,890)。

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一点物の〈シャリーフ(SHAREEF)〉のシャツは、スタッフの三崎さんがお勧めしている品。「シンプルなんだけど、かなり手の込んだ作り。是非、手にとって見てもらいたいですね」。

続いて近年メキメキと頭角を表しているセレクトショップ「STUDIOUS」。"日本初のブランドを世界に発信する"と謳うだけあって、新進気鋭のジャパンブランドがズラリと揃います。「日本の物作りは世界に通じますからね。それは洋服においても同様だと思いますよ」。なかでも精巧な作りが求められるシューズなどでは、顕著に表れます。「このクオリティで3万円台なんですよね」とスタッフの三崎さん。「コストパフォーマンスの高さも人気の秘訣なんでしょうね」、納得です。

STUDIOUS
電話:03-5456-1150
www.studious.co.jp

EROTICA_アイウェア専門店で再認識する、ベテランデザイナーの哲学。
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(左)最初に手が伸びたのは〈BJクラシック〉の「P526」(¥25,200)。(右)ラムダさん注目の〈マーガレット・ハウエル アイデア〉の「MHP0001」(¥24,150)。

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「やっぱり気になるのはクラシカルなタイプですね」と語りながらも、ジワジワと人気を集めているブロータイプもチェック。こちらは〈オリバー・ピープルズ〉の「BARRIE-J」(¥30,450)。

一風変わってアイウェアのセレクトショップ「EROTICA」へ。〈BJクラシック(BJ CLASSIC)〉や〈エフェクター(EFFECTOR)〉など、人気のブランドが数多くラインナップされています。数百点に及ぶアイウェアのなかからラムダ氏のお眼鏡に適ったのが〈マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)〉のアイウェアライン〈マーガレット・ハウエル アイデア〉「マーガレット・ハウエルにアイウェアのラインがあることも驚きですが、ブランドのフィロソフィーを的確に受け継いだ仕上がりも魅力ですね」。必見です。

EROTICA
電話:03-5456-3133
www.erotica.co.jp

bexist_ミリタリーとトレンドの絶妙なバランス感覚に注目。
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(左)レザージャケットは革の質感もチェック。〈DO LESS〉のレザージャケット(¥45,150)、(右)こちらは〈ベグジット〉のサルエルパンツ(¥13,650)。

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レーザー加工が施された〈ソラチナ〉の長財布(¥16,590)。使い込むほど加工部分が味わい深い表情になっていく。「基本的に長財布派なんですよ」。

ミリタリーをベースにしながらも、モードなエッセンスを加え、上質な大人のスタイルを提案しているショップ「ベグジット(bexist)」。「立ち襟のライダースや人気のサルエルパンツ、レーザー加工が施された財布など、単なるベーシックではなく、きちんとトレンドを意識した商品構成は見応えがありますね」。今すぐ着たい、そんなアイテムの数多くを取り揃え、頼りがいのあるショップと言えそうです。スタッフの田中さん曰く「この秋はフィッシングのテイストを取り入れたアイテムもお勧めですよ」とのこと。気になります。

bexist
電話:03-3770-0791
abahouse.co.jp/men/bexist/

LE PLAT LUI'S_コンセプトは"モテ"。だからこその本物志向。
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(左)〈グッドオル〉のシャツ(¥18,900)。「インナーとしても存在感を主張してくれそう」。(右)スタッズベルトをポップにアレンジした〈スチームアンドスレッド〉のベルト(¥29,400)。

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スタッフの酒井さんと談笑中。写真中央に置かれた〈スチームアンドスレッド〉のトートバッグ(¥23,100)もお勧めの品。

3階のラストを飾るのは、フイナムブロガーとして名を連ねる市之瀬智博氏がディレクターを務める「ルイス(Lui's)」の姉妹店となる「LE PLAT LUI'S」。「グッドオルやスチームアンドスレッドといった本物志向のブランドを、"モテる男のワードローブ"というコンセプトでセレクトする、その試みが面白いですね。実際、メンズファッションというのは固執しすぎると、異性に理解されない方向に進んでしまいがちですからね」。絶妙なバランス感覚は市之瀬氏ならではと言えそうです。

LE PLAT LUI'S
電話:03-5457-7131
www.luis-net.jp

ルミネマン渋谷3Fを巡ってみて。
渋谷と原宿を繋ぐ役割を担う重要なスポット、それがルミネマン渋谷。

「こうやって回ってみると本当に面白いな、というのが率直な感想ですね。大手セレクトショップが建ち並ぶエリアからは離れているものの、渋谷と原宿を繋ぐ架け橋としてとても重要な役割を担うファッションビルと言えるんじゃないですかね。商品のラインナップも渋谷と原宿のスタイルが絶妙に混ざり合っていて、見応えがあるんですよ。スニーカー専門店やアイウェアのセレクトショップなど、店舗の幅があるのも魅力。これまで"ルミネ"という響きだけでスルーしていた自分が情けないですね。交通の便も良いので、リースの合間や空き時間にちょいちょい足を運んでは買い物をしてしまいそうです(笑)」。

prof.jpg 高橋ラムダ
スタイリスト。2005年より白山春久氏に師事、2008年に独立。俳優やミュージシャンのみならず、CMや広告、ツアー衣裳、カタログ、雑誌などを手掛ける。

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