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ランニングコミュニティとしてのスタイル。Case 01. チキンハートランニングチーム
Style of Community with HOKA

ランニングコミュニティとしてのスタイル。
Case 01. チキンハートランニングチーム

近年のランニングシーンにおいて重要なキーワードのひとつになっているコミュニティ。コミュニケーションがモチベーションを向上し、多様な情報共有が盛んに行われ、ストイックになりがちなランニングに新しいムーブメントを起こしています。そこで、注目を集めるコミュニティの主要メンバーに〈ホカ(HOKA)〉の最新モデルのトライオンを依頼。それが彼らのスタイルにどんな影響を及ぼすのか。コミュニティとスタイル、そしてランニングギアとの関係を、トレイルとロードの全2回に分け、それぞれの視点から探ります。今回は、「チキンハートランニングチーム」のメンバーに、最新トレイルランニングシューズ「マファテ5」を着用してもらいました。

主催する100マイルのイベントで目指すこと。

―毎年箱根で100マイル セルフチャレンジイベント「H3」を主催していますが、開催するようになったきっかけは?

HDK: 2021年に、「UTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)」っていう日本で1番大きい100マイルのレースに、チームのメンバーが何人もエントリーしていたんですよ。4月の開催に向けて冬から準備をしていましたが、コロナの影響でギリギリになって中止に。でも、みんな休みをとっていたから、100マイルのイベントを自分たちでやろうと始めたのがきっかけです。だから、最初はチームメンバーだけの参加でした。

―今年6月で、5回目の開催を数えました。運営も大変だと思います。

HDK: 大々的にレースとして開催することが難しいから、あくまでイベントなんですよ。でも街は協力的で、金時山の山小屋「金太郎茶屋」は夜通しお店を開けてくれるし、「HAKONATURE BASE」は拠点に使わせてもらっていて、回を重ねるごとに一歩一歩進んでいます。

―100マイルのイベントの運営に携わるのも、いい経験になりそうですね。

HDK: 100マイルを目標にしているメンバーが多いですけど、100マイルを走るだけじゃなく、運営やボランティアもチャレンジのひとつとして関わってもらいながら「H3」をみんなで作り上げていきたいです。

ぺんちゃん: ぼくは「H3」にボランティアとして参加しました。100マイルのゴール直前は返事もできないくらい疲労困ぱいで、ぶっきらぼうな態度になっちゃうひともいるんです。それに対してボランティアはなにができるのか。100マイラーとボランティアの両方の気持ちを理解できて、いろんな学びがありました。

―「H3」のコースである箱根外輪山では、階段を作るなどトレイル整備もやっているそうですね。

HDK: 去年から「金太郎茶屋」に協力してもらって整備しています。走らせてもらっている環境に対する恩返しのつもりです。街でも同じように走らせてもらっている恩返しとして、渋谷と逗子でゴミ拾いの活動を月1くらいでやっているんですよ。

―「H3」の目標はありますか?

HDK: 箱根から、少しでもトレイルランニングのマナーを広められたら、と思っています。今年の「H3」で開催したチャリティフリマの売上を使って、トレイルランナーのマナー喚起の看板を設置することにしました。初心者がルールを知らずに走っちゃうこともあるし、ハイカーやMTBライダーがそれを見て、トレイルランナーってこういうことに注意しながら走っているんだ、って知ってもらいたくて。

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