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まだ見ぬ日本を求めて。サイドゴアと歩む、愛媛のみかん農家・タンジェリン。
Tangerine farmer meets Blundstone.

まだ見ぬ日本を求めて。サイドゴアと歩む、愛媛のみかん農家・タンジェリン。

愛媛県は宇和島市。瀬戸内の温暖な空気に包まれたこの地は、みかん類の一大産地として知られています。2019年、当地で祖父のみかん農家を継いだのが若松優一朗さんです。農家としての忙しい日々、そして〈タンジェリン(Tangerine)〉という挑戦を支えるのは、かつてメルボルンで出会ったという〈ブランドストーン(Blundstone)〉のサイドゴアブーツでした。

PROFILE

若松優一朗

1993年生まれ、愛媛県宇和島市出身。大学で観光業を学び、留学などを経験したのち、2019年に家業であるみかん農家の後を継ぐ。その後、自身がつくるみかん製品とアパレルを〈タンジェリン〉の名でブランド化。現在は愛媛と東京の二拠点で生活しながら、全国にみかんと宇和島の魅力を届けている。
Instagram:@tangerine7993751

愛媛のみかん、若松さんの想い。

日本の冬にビタミンをもたらしてくれる、みかん。和歌山とともに、その一大産地と知られるのが愛媛です。

松山空港に降り立てば、蛇口から出るみかんジュースを飲むことができるし、秋から冬にかけては、そこら中でオレンジ色のたわわな実が風景に彩を加えます。

空港からクルマで約1時間半の場所にある宇和島市は、愛媛みかんが発祥した地。リアス式海岸の複雑な入り江があり、内陸には急峻な山々。その特異な地形によって、おいしいみかんがよく育つのです。

そこで生まれ育った若松優一朗さんが、祖父から続くみかん農家を継いだのは2019年のこと。

「農家は世の中の仕組みに左右されるし、祖父いわく、どれだけみかんをつくっても赤字だった時代があったんです。だから父親もあとを継がなかったですし、ぼくもずっと『安定した職に就け』って言われ続けていました。それでも、ぼくが継がなきゃこれまで育ててきたものが潰えるし、もったいないなと思い、2019年に海外から戻ってきて継ぐことを決めたんです」

若松さんは地元の高校を卒業後、関東の大学に進学。観光業や環境問題を学ぶとともに、スケートボードにも傾倒。その後、カナダとオーストラリアへ留学することに。

「たくさん遊んだ」と懐古するように、とにかくファッションやスケートのカルチャーのなかで、たくさんのひとと出会い、見聞を広げました。そこで培った感性を持ち帰り、いまはみかん農家としてだけでなく、〈タンジェリン〉を立ち上げて、みかんの魅力を発信しています。

「みかんを使って、外に向けて表現できることはないかと思い、ブランドをはじめました。収穫したみかんで生絞りのジュースをつくったり、グッズもつくっています。それらを持って、全国でポップアップをしたり、妻と一緒にイベントなどでケータリングとして出店していたりもするんです。そこで、ちょっとでも宇和島のことを知ってもらって、みかんであったり農家に興味を持ってくれるひとが増えてくれたらうれしいなって」

畑と都市を忙しく行き来する若松さん。そんな彼の足元を支えるのが「ブランドストーン」のブーツなのです。

INFORMATION

ブランドストーン

オフィシャルサイト
Instagram:@blundstone_japan

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