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スタイリスト松川総の、極私的なタイマーケットの歩き方。
Thailand is the land of happiness.

スタイリスト松川総の、
極私的なタイマーケットの歩き方。

探さずともSNSやAIが勝手にファッションを提案してくれる時代に、自分の足で歩いて探す。時間はかかるし失敗もするし先が見えないけど、見つけたときの高揚感は何にも代え難いものです。 スタイリスト松川総さんとともに2日間にわたってタイはバンコク周辺のマーケットを巡りながら、そんなことを考えました。ほぼ営業終了していた真夜中のチャトチャック市場にはじまり、有数な古着マーケットであるシーナカリン鉄道市場まで。 驚愕の36点の購入品はどのような経緯で手に入ったのか、現地で撮影した写真と帰国後の回想インタビューを合わせてお楽しみください。松川さんならではのニッチな尺度も必見です。

Chapter 4_バンスージャンクションで見つけた、Tシャツ屋。

モール内には、服、雑貨、レコード、家具など、数百の店がラインナップ。一日では回りきれないほどの量だから早めに行くのがおすすめ。

額に飾られているのは、ナイキやヘインズ、コンバースなどの昔の商品タグ。Tシャツからもプロップからも、“標本” マニアの店であることがうかがえる。

ーお次はバンコク市内から車で30分ほどのところにある、古着と雑貨のモール「バンスージャンクション」へ。ここでもお気に入りのTシャツ屋を見つけてましたね。

松川: 昆虫とか魚とかの標本的なTシャツも多くて、お店に店主はいなかったけど好みが透けて見えますよね。俺もまだまだ東京の古着屋でまわりきれてないけど、今までに見たことないものとか、自分では着れないけど持っておきたいなと思うものも安い金額であって、こういうのが好きなひとにとってはTシャツを揃えるのにいい場所だと思いました。あと、置いてるプロップも魅力的で、でもだいたい非売品で。

店主不在なので、気を遣わずショッピングできる。ただ、値段は近くにいるスタッフから店主にメッセージで問い合わせるスタイルだから、すこし面倒。

宇多田ヒカル、エヴァンゲリオン、クレヨンしんちゃん。日本のカルチャーへの愛が感じられる。

ーやはり小物の充実度は見るべきポイントでしょうか。

松川: 古着屋と言われて、パンツとアウター、Tシャツとか服だけで構成されているより、帽子が大量にあったり、おもちゃがあったりすると楽しい。そういうところまで気がまわるお店の余裕に僕は惹かれてしまいますね。

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