海外のフェスは、自由と開放感のかたまり!


白い砂浜と青い海に囲まれた楽園、プーケット。タイの南に位置するその島が「EDC Thailand 2025」の舞台です。
2025年1月17日から19日までの3日間で開催し、客層はワールドワイド。周辺のアジア諸国はもちろん、欧米からも多くの音楽好きたちが集結し、三日三晩、とにかく踊りに踊る!


「EDC(Electric Daisy Carnival)」は、1997年にアメリカ・ロサンゼルスで誕生した音楽フェスです。最初は小さなウェアハウスからはじまって、徐々に規模を拡大。2011年からはラスベガスに拠点を移すとともに、“フェス”の枠を超えた“カーニバル”として進化しました。巨大な屋外ステージ、派手な花火、サーカスパフォーマンス、アート作品の展示など、音楽以外のエンターテインメントも充実。
グローバル展開も本格化し、メキシコやイギリス、プエルトリコ、ブラジル、日本、中国、インド、そして今回のプーケットなど、世界各地で「EDC」が開催されるようになりました。




日本のフェスは良質な音楽が聞けて、規律がとれていて、健全に楽しめるものです。家族連れも多いのがその証拠。だけど、「EDC」は音楽の性質もあって参加者は大人ばかりだし、本気でダンス・ミュージックに心酔している人たちばかり。そこにプーケットのユルくて温暖な空気が流れていれば、ネジは緩んだあげく、飛んじゃうってもの。
「他人の目なんて気にしてたら、本気で遊べなくない?」と言ったのは、後に登場するアンドリュー。うん、おっしゃるとおりです。



会場はというと、広大な敷地に大小5つのステージ。造作も手が込んでいてビカビカです。各会場までの道も短く、平坦で、回遊するのもかなり快適。フードエリアもとにかく充実していて、日本では味わえないようなタイの屋台グルメもおいしいことこの上なし。
そこに華を添えていたのが「アペロールスプリッツ」というカクテルです。オレンジ色に包まれた巨大なブースを設置していて、常に満員状態。
日本では聞き馴染みがないけど、「アペロール」は世界的に見れば当たり前のお酒。その歴史や楽しみ方はまた記事の後半で。


