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スタイリスト松川総の、極私的なタイマーケットの歩き方。
Thailand is the land of happiness.

スタイリスト松川総の、
極私的なタイマーケットの歩き方。

探さずともSNSやAIが勝手にファッションを提案してくれる時代に、自分の足で歩いて探す。時間はかかるし失敗もするし先が見えないけど、見つけたときの高揚感は何にも代え難いものです。 スタイリスト松川総さんとともに2日間にわたってタイはバンコク周辺のマーケットを巡りながら、そんなことを考えました。ほぼ営業終了していた真夜中のチャトチャック市場にはじまり、有数な古着マーケットであるシーナカリン鉄道市場まで。 驚愕の36点の購入品はどのような経緯で手に入ったのか、現地で撮影した写真と帰国後の回想インタビューを合わせてお楽しみください。松川さんならではのニッチな尺度も必見です。

Chapter 6_松川さんの購入品とまとめ。

以下は松川さんがタイで購入した服、雑貨など計36点。購入額は16,000バーツ(約80,000円)ぐらいとのこと。これでも買うのを遠慮していたというのだから、改めてスタイリストの物欲と所有欲には驚かされます。

「タイの気候に引っ張られて、Tシャツは浮かれ気分な柄が多くなってしまった(笑)」とのこと。

小物等。2羽のあひるが象徴的なパックTシャツは、〈Double Goose〉というタイのボディブランドのもの。品質がよく手頃。

三角笠「ノンラー」とインドの「ドウティ」。今後松川さんのスタイリングに登場するかもしれない。

ー松川さんはタイは初めてということで、行く前のイメージと行った後の感想を最後に聞かせてください。

松川: タイに行った知人やメディアの情報で、とにかく古着がとんでもなく溢れてるというのを聞いていました。勝手に高いバンドTシャツがガバーっとあるイメージというか、アメリカもののヴィンテージが高騰していると思っていました。でも、実際来てみて、タイ古着でよく語られる偽物か本物か問題や、出どころがどこかなどは僕にとってはどうでもよくて、そうじゃない視点でも楽しめるということをこの記事で届けられたら嬉しいです。だって、同じ8万円でもヴィンテージTシャツを2、3枚手に入れるより、こんだけの量のものが手に入る方が僕は嬉しいですもん(笑)。 そして音楽もファッションも、いつしか日本はタイに食われるんじゃないかと思うぐらいセンスを感じました。

ータイのマーケットは、古着に精通しているひとだけが楽しめるわけじゃなくて、詳しくないひともこういう場所に行けば自分の尺度を見つけるきっかけにもなりそうですね。

松川: 僕は日本にいるときもリサーチが好きだから、そういうディグるのが好きなひとはハマりそうな国ですよね。いまは著名人とかインフルエンサーが勧めているものを買うひとも多くなってて、それが決して悪いことではないけど、タイでそれとはまた違った服の楽しみ方を見つけられると思います。

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