バイヤー・岡嶋勇斗が選ぶ「2025年のベスト5」。
1)ASICS SportStyle × TOGA GEL-CUMULUS 16 TG
日本ブランド×日本ブランド。
アシックス スポーツスタイル「GEL-CUMULUS 16 TG」(本人私物)
岡嶋:これは「アトモス」での扱いはなかったのですが、あまりにも好きすぎるのでピックアップ。なにより、「日本ブランド×日本ブランド」というところに惹かれました。最近は控えめなコラボも多いなかで、これは大胆にアレンジされていて、しっかり〈トーガ〉らしさが出ている。その攻めた姿勢が刺さった一足です。
2)AIR JORDAN 4 “Black Cat”
スニーカーの可能性が広がった。
「AIR JORDAN 4 “Black Cat”」(本人私物)
岡嶋:今年は全体的に「黒」の流れが強かったですし、個人的にも「AJ4」はよく履くモデル。そのなかでもこの「ブラックキャット」は印象が強いです。イベント出展などで履いていたときに、この靴をきっかけに会話が生まれたり、普段スニーカーを履かない人が興味を持ってくれたりして。スニーカーの可能性が広がった、という意味でも記憶に残っています。
3)New Balance U1906RAC “BLUE MOON”
こだわりがギッシリ。
ニューバランス「U1906RAC “BLUE MOON”」(本人私物)
岡嶋:社内のデザイン企画に関わったモデルで、OGカラーを反転させるような発想から生まれました。メッシュの重なりやリフレクターの使い方など、細かいディテールまでしっかり作り込んだ一足。自分が企画に関わったという意味でも、純粋に完成度の高さという意味でも、思い入れが大きいです。
4)NIKE AIR MAX Dn8
ヴィヴィッドなピンクがツボ。
ナイキ「AIR MAX Dn8」(本人私物)
岡嶋:今年はメンズのあいだで「黒×ピンク」がちょっとしたムーブメントになって、もともとピンクが好きな自分には刺さりました。「アトモス」では展開がなかったのですが、どうしても手に入れたくて「SNKRS」で購入。自分は普段黒い服が多いので、差し色としてちょうどよく、結果的に出番が多かったです。
5)CONVERSE x atmos x RADWIMPS ALL STAR LIFTED Z HI /AT RW
所有欲をそそられまくり。
コンバース×アトモス×ラッドウィンプス「ALL STAR LIFTED Z HI /AT RW」(本人私物)
岡嶋:これ、手に入れたものの、実はまだ一回も履いていないんです。思い入れが強く、もったいなくて履けなくて。RADWIMPSは学生時代から好きなバンドで、このトリプルコラボは自分にとって完全にコレクティブルな存在。アウトソールのコラージュ的な表現も含めて、これは「履く」というより「持つ」ことに価値を感じた一足です。