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『AWESOME; I FUCKIN’SHOT THAT!　ビースティ・ボーイズ 撮られっぱなし天国』と題した伝説のPVが生まれてから、はや十数年。いまや誰もがスマホ（という名のデジカメ）を持ち歩き、オフィシャルカメラマンだけが撮影を許されてきたライブ風景すらも手軽に撮影、公開できるようになった。ファンが入れない裏側だって、バンドマン自身が撮影してくれる。とは言え、みんながみんなバックステージをインスタにポストしてくれるわけではないし、作品としてキレイな写真とも限らない。

果たしてAwesome City Club（ACC）メンバーは、〈ファーウェイ〉の最新スマートフォン「honor 9」でどんな写真を撮るのか。集合場所は、いつもリハーサルで使用している都内のスタジオ。ここは、メンバーが出会った思い出深い場所でもあるらしい。使い方にもある程度慣れてきたところで街に繰り出し撮影を開始！

日本でもSIMフリースマートフォンでトップシェアを獲得しているスマートフォンメーカー〈ファーウェイ〉は、世界シェア第3位を誇る。この日は「honor 9」のほか、今年の6月に発売された「HUAWEI P10 lite」も試してもらった。こちらの前身モデルである「HUAWEI P9 lite」に至っては、昨年SIMフリー端末の中で最も売れたモデルなのだとか。

「honor 9」の特筆すべき点は、なんといっても2000万画素のモノクロセンサーと1200万画素のカラーセンサーで構成されるダブルレンズカメラ。暗い場所でも鮮明な写真が撮影できるし、背景を美しくボケさせるポートレートモードや撮影後にフォーカスを調整できる「ワイドアパーチャ」など、多彩なカメラ機能で持つ者をあっという間にプロ並みのフォトグラファーに変えてくれる。

モノクロモードで撮影すれば、アーティスティックな一枚も簡単。モノクロでも「honor 9」の特徴的な背面デザインの美しさが見て取れる。

ポートレートと同じくらい撮影頻度の高い料理写真も、ナイスフードモードで簡単かつ、美味しそう。

「食べ物って一番むずいんだよなぁ」とつぶやくPORINさんに、丼を開けた瞬間に「うわ、この湯気大事にしよ」と興奮するatagiさん。「『dancyu』系で行こう」と玄人視点なモリシーさん。撮影時の異なる視点が興味深い。

「ぼくは普段からご飯を撮るのが好きなんですけど、SNSユーザーってひとの笑顔とか服のほうが見たいと思うんですよ。それでもインスタで料理写真に“いいね”するのは、よっぽど美味しそうに映っているから。それには技術が必要なんだけど、『honor 9』があればそこまで簡単にレベルアップできますね」（マツザカタクミ）

デジタル絞り効果で撮影時／撮影後どちらでも背景のボケ感を調整できるワイドアパーチャ機能は、とくに盛り上がった。

「普通にシャッターを連打していただけなんですけど、こんな風に撮れたらいいなっていう写真が勝手に完成されてた！ ありのままに撮ってるだけで、ありのままがいい形で残っているのにビックリしました」（ユキエ）

「honor 9」はMVNO専売モデルなのだが、そもそもMVNOって何？ という方に簡単な説明を。MVNOとは「Mobile Virtual Network Operator」の頭文字を取ったサービス名で、要は大手キャリアに限らず月々の金額や容量など自分のスタイルにあったプランとキャリアを選べるというもの。

SIMカードを差し替えればすぐに使用できるので、キャリアに関係なく最新機種が出るたびに機種変更したいって人にとっても便利。「honor 9」なら2枚のSIMカードを入れることができるので、海外に行ったときにもSIMカードの差し替え作業がなくなる。

カメラ機能はもとより、光の加減で模様が変化するガラスに覆われた本体背面の光沢感も美しい。

「デザインもいいし、持ったときに軽いなって思いました。ちょうどいいサイズ感で手にフィットするから落とすこともなさそうです」（マツザカタクミ）

PORINさんとatagiさん、マツザカタクミさんのスリーショット。インカメラでもキレイに撮影できている。

F値やISO感度、シャッタースピードなどを自由に調整できるプロ写真モードも備えた「honor 9」があれば、デジカメの出番は完全になくなってしまいそうだ。

「普段からあんまりカメラを使わないんですけど、ぼくみたいな感覚的にさわることしかできないひとでも、ある程度こういう仕上がりにしたいっていうのを直感的に操作できたことにビックリしました」（atagi）

「逆によく使う人間からしても、なんか撮っときたいなってときに納得いくものが撮れるカメラ性能だったし、（ワイドアパーチャ撮影なら）撮影後にフォーカスを修正できるからSNSにパッとあげるときにも便利。一眼レフが煩わしいわけじゃないけど、なくてもこれで成立するなって感覚になりました」（モリシー）

「写真を撮るときって、うまく撮れてることよりも決定的瞬間が残せるかどうかみたいなのがあって。これまでは暗くなっちゃったらインスタでむりやり明度を上げたりしてたけど、撮ったあとに設定ができるのはいいですね」（マツザカタクミ）

フロント画面下の指紋認証ボタンや急速充電機能。さらにはHi-Fiチップの搭載と、独自の音のチューニング技術により、ヘッドホンやイヤホンを使用した際の音質にも自信のある「honor 9」。今回はカメラ機能を存分に試してもらったが、ACCメンバーはそもそもスマホに何を求めているのか。

「なんでもできるかわりに、なんにでも使っちゃうから充電が終わったら終わり。強いていうならバッテリーの長さかな」（atagi）

「リハの音源とかもケータイで撮って確認するし、データのやり取りもやっぱスマホが多い。音質がいいのはうれしいですね」（ユキエ）

なるほど、いまやスマホがバンド機材の一部ということか。

「そうですね。そんな感じです。歌詞から新曲のデータまで（スマホに）入っているし、音楽をやる上でも大事な道具になってます」（PORIN）

「僕なんて、音楽制作アプリをつかって旅先でデモ音源をつくったりもしますよ」（モリシー）

「honor 9」とはターゲット層も異なるが、「HUAWEI P10 lite」だってコスパがいい優等生的モデル。1200万画素でプロカメラモード（「honor9」のプロ写真モードと同じ）に、食事の写真が美味しく撮れる「フードモード」。背面に指紋センサーを搭載しており、セルフィーの際に指紋センサーでシャッターを切ることが出来るのもポイント。

「写真に特化してるので、女性にいいんだろうなって思いました。友だと話していても、なにかあったらすぐに写真を撮ってますからね。これからの季節だと、ハロウィンとかにもピッタリですよね」（atagi）

「普段からこのスタジオで練習してるんですけど、坂を下りたらハロウィンのメッカみたいなところですからね。これだけキレイに撮れるなら、自分は参加しなくても盛り上がっている様子を撮りたくなりますね」（マツザカタクミ）

ACCメンバーによる「honor9」の作例はいかがだったろう。まだまだ記事に出てきていない写真もあるので、これから各メンバーのSNSにポストされるかもしれない。そちらもぜひ、チェックされたし。