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新たなランドマーク誕生。スタイリストが案内する「MAKAVELIC OSAKA」。

新たなランドマーク誕生。スタイリストが案内する「MAKAVELIC OSAKA」。

2013年に誕生した〈マキャベリック〉は、ストリートとモードを繋ぐような、都会的なバッグを作っている。デザイン性と機能性を両立したアイテムは、日本企画でありながら、ニューヨークやロンドンなどでも展開。年を重ねるごとに海外での認知も高まっている。9月2日、このブランドの路面店が大阪・堀江にオープンした。昨年誕生した東京・渋谷の1号店に続き、ブランドの世界観を感じることのできる関西初のショップである。メンズの媒体を中心に活躍するスタイリストの井田正明さんに〈マキャベリック〉の魅力を語ってもらった。

  • Photo_Masahiro Arimoto
  • Edit_Ryo Muramatsu
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無骨さと繊細さの両面を持つバッグ。

「MAKAVELIC OSAKA」の内観。白をベースにしたクリーンな雰囲気が印象的で、バッグや什器の色とコントラストをなしている。

店内のショーウィンドウ。〈マキャベリック〉のバッグの他、ニューヨークで買い付けたレアな商品が並ぶ。

ー今回、「MAKAVELIC OSAKA」を訪れてどうでしたか。

井田:ファッション性だけでなく、スポーツやストリートの要素をクロスオーバーさせた雰囲気を感じました。渋谷のキャットストリートにある店にも同じ印象を受けましたが、より大阪店の方が〈マキャベリック〉のコンセプトを感じる店になっていると思います。

鉄格子を使った外観もそうですが、ニューヨークで買い付けた商品が並ぶショーウィンドウがあったり、レジカウンターの横にDJスペースがあったり、〈マキャベリック〉が大切にしてきたファッションとカルチャーが明確に打ち出されていますね。

〈マキャベリック〉はバッグのほか小物も充実。井田さんが持っているロングウォレットは〈PRODUCTS BY JAM HOME MADE〉モデル。¥27,500+TAX

什器に掛かっているバッグは「TRUCKS」のシリーズ。スポーティかつストリート色を強く打ち出したデザインが特徴。

ー〈マキャベリック〉の良さ、魅力はどこにあると思いますか。

井田:一番はデザイン。スポーティな「TRUCKS」、モード色の強い「SIERRA」、ハイエンドなラインの「MONARCA」など、どのラインを見てもブランドの方向が明確。細かく見ると、ノートPCの収納があったり、サイドのジッパーからものを取り出せたり……、使う人のことがしっかり考えられていますよね。洗練されたデザインに機能性がプラスされていて、ファッションブランドやアウトドアブランドのものとはひと味違った、都会的なバッグだと思います。

ー〈マキャベリック〉のバッグをファッション撮影で使ったことはありますか。

井田:あります。トレンド感のある服をスタイリングするとき、さらにファッション性を高める目的で〈マキャベリック〉のバッグを選びました。引きでモデルを撮ったときもバッグに存在感があるからフォトジェニックでしたよ。東京のデザイナーズブランドとの相性もよかった。

写真のバックパックは「SIERRA」シリーズのもの。高密度ナイロンを主体に、バッグの底にはイタリアのレザーを使っている。各¥33,000+TAX

ー実際にバッグを手に取ってみて気になったものはありますか。

井田:高密度ナイロンを使った「SIERRA」のシリーズ。光沢感のある素材が印象的で、日本のバッグメーカーにはないハイエンドな雰囲気がありますよね。こういうのを背負っている人がいると「どこのですか?」って、思わず聞きたくなります。〈マキャベリック〉はストラップをつなぐ金属パーツもオリジナルで作っているし、付属品にこだわっているところもいいですよね。

あと、「MONARCA」のリュックは、一見オールブラックでインパクトがあるんだけど、色を統一したミニマルなデザインだからこそコーディネートに取り入れやすい。例えば、僕がこれを使ってスタイリングするなら、これからの季節はモノトーンのフーデッドのオーバーコートを選ぶかな。コートに合わせるアイテムはTシャツ、ニット帽、スニーカーのようなカジュアルなものはもちろん、タートルネックのニットにサイドゴアブーツとか都会的で品のあるアイテムも似合うと思います。

ラフなスタイルだったらモノトーンの無骨なコートにあえてきれい目なアイテムを合わせる。都会的なエッセンスを加えることで〈マキャベリック〉との相性がさらに良くなりますよ。

井田さんが背負っているバックパックは、直営店と限られたショップのみのエクスクルーシブシリーズ「MONARCA」。耐久性に優れたコーデュラナイロンを用い、黒で統一されたシックなデザインが美しい。¥27,000+TAX

ー確かにバッグを背負うことでよりお洒落になる。色も黒を中心に、ネイビーやミリタリーカラーでほぼ統一されていますね。

井田:他のバッグのブランドって割とターゲット層が幅広いけど、〈マキャベリック〉はデザインの方向が統一されていて、ターゲット層が明確に伝わってきます。

付け加えると、「MONARCA」のリュックで感心したところは、雨除けが付いているところ。他のバッグメーカーは別売りが多いですよね。あと、ミリタリーものでコーデュラナイロンを使ったものがあるんですけど、結構重いし、スタイリッシュじゃない。〈マキャベリック〉は軍ものっぽい雰囲気もあるから、それも買いたくなる要素のひとつですね。

井田さんが手に持ったクラッチバッグは「SIERRA」シリーズのもの。中が2層構造でノートパソコンや付属品を分けて収納することができる。¥9,600+TAX

「MAKAVELIC OSAKA」の店内では、椅子に座ってくつろぐこともできる。友達や家族と訪れたときにも、ゆっくり買い物を楽しむことができる。

ーしっかり作られていて、無骨ですよね。

井田:無骨さと繊細さの両面を持っていてバランスがいいんですよ。デザインが良くても、機能面が良くなかったら結局買わないと思うんです。男がそそられる見た目と十分な機能を備えているところがいいですね。

ーしかも、バリエーションが豊富だから用途に合わせて選べるところも良いですよね。

井田:どれを選んでも間違いない。ラインごとにテイストは違うんだけど、その中にバリエーションが揃っているから、自分の好みに合ったものがきっと見つかると思います。


井田正明

スタイリスト。1986年埼玉生まれ。川村都スタイリストスクールを卒業後、2006年にスタイリスト五十嵐孝智さんのアシスタントに。’11年に独立後、『フイナム』を始め、『メンズノンノ』『GQ』『Hot-Dog PRESS』など、メンズの媒体を中心に活躍。カジュアルからストリート、ベーシックに至るまで、幅広いブランドに詳しく、人や服の個性を引き出すようなスタイリングを得意とする。現在アシスタント募集中。

MAKAVELIC OSAKA
住所:大阪府大阪市西区北堀江1-12-10 山田ビル1F
営業時間:11:00 〜 20:30 不定休
電話:06-6616-9093
makavelic.com
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