仕掛け人たちがイベントに込めた思い。
〈ビームス スポーツ〉は、なぜこのイベントを開催したのでしょうか。走ること、その先にある時間、そして人が集う風景までを含めて、この一夜に込めた思いとは何だったのか。仕掛け人たちに話を聞きました。
[左] 吉井 聖(ビームス スポーツ プロデューサー)
[右] 牧野英明(ビームス クリエイティブ)
走ることの先にある、スポーツの楽しみ方を提案したい(吉井)
「『ビームス』には社内にランチームがあり、日常的に走っているメンバーも少なくない。そうした人たちを起点に、その横にいる人たちも自然に巻き込みながら、ひとつのコミュニティをつくれたらいいなと考えていました。その具現化として選んだのが、今回のランイベント。走ること自体を目的にするのではなく、ランを通して人が集まり、つながる場と機会をつくりたい、というのが私たちの思いです。
〈ビームス スポーツ〉には『& ENJOY』というコンセプトがあり、スポーツを日常に取り入れることで生活を豊かにしていこう、という考え方があります。スポーツには、プレーする人もいれば、見るのが好きな人もいる。自分自身、バスケはプレーしますが、ランニングは走る人たちを眺め、そのあとの爽やかな空気を感じるのが好き。そうした風景も含めて、スポーツの楽しさだと思っています。
今後はランニングだけでなく、バスケやサッカー、野球など、さまざまなスポーツを横断しながら、それぞれのコミュニティがゆるやかにつながっていくような存在になれたら理想です。イベントやメディアを通して、スポーツの楽しさやコミュニティの面白さを、もっと発信していきたいですね」(吉井)
コトとモノの両面から会話が広がり、新たなコミュニティへ(牧野)
「今回のイベントは、ランナーとしての自分と、『ビームス』としての自分、その両方の立ち位置で関わっています。声をかけているメンバーも、これまでランニングを通じてつながってきた人たちや、社内外で縁のある人たちが中心。種は『ビームス』ですが、そこから自然に周囲へ広がっていくような集まりになればいいなと考えていました。
今回のイベントでフィーチャーした〈ワイルドティー〉とは、昨年のヨーロッパ出張で初めて出会いました。プロダクトを見た瞬間に、デザインも含めてトータルで『これはいい』と直感的に感じたのをおぼえています。今回のイベントは、その日本初お披露目の場でもあり、実際に参加者の方々がアイテムを手に取りながら自然に会話をしている様子を見て、自分自身うれしく思いました。
ただ走って、飲んで、というのが一般的なランイベント。それはそれで意義のあることですし、正直に言えば、むしろ大好きですが(笑)。今回はそこで終わらせず、プロダクトをきっかけに会話が生まれ、走る人はもちろん、走らない人まで巻き込みながら、新しいコミュニティの形成へとつながっていった実感があります。参加者のみなさんにも、そう感じてもらえていたらうれしいです」(牧野)
盛況のうちに幕を閉じた、〈ビームス スポーツ〉によるランイベント「ONE CAN RUN HOUR」。走る人も、走らない人も、それぞれの距離感で楽しみながら、ランカルチャーを間近に感じることができる一夜となりました。“一夜限り”と言わず、次回の開催にも期待したいところです。
