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JOURNAL STANDARD relumeが提案する、新しいOUTDOOR PRODUCTS。

SMART&STYLISH

JOURNAL STANDARD relumeが提案する、新しいOUTDOOR PRODUCTS。

背伸びをせず、ちょうどいい大人のファッションを提案する「ジャーナルスタンダード レリューム(JOURNAL STANDARD relume)」がこの度〈アウトドアプロダクツ(OUTDOOR PRODUCTS)〉のバックパックを別注。永遠の定番として多くの人に愛される名品を一から見直し、アレンジを加え、大人の男性にマッチするアイテムへとアップデートさせている。バイヤーである松尾忠尚さんは、どんな想いで別注を手がけたのか? 自身のバッグに対するこだわりを紐解きながら、別注アイテムの魅力を解説してもらった。

  • Photo_Kazunobu Yamada
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Ryo Komuta
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松尾忠尚 / JOURNAL STANDARD relume バイヤー

「ジャーナル スタンダード レリューム」のバイヤーとして世界各地を飛び回る一方で、2児の父としての顔を持ち、家族との時間を大切にする優しい父親としての一面も。趣味はキャンプや登山。

アウトドアプロダクツはスタンダードでありオリジン。

ーファッションシーンでは機能的なバックパックが全盛のなか、こういったシンプルなアイテムをフィーチャーするのはどうしてなのでしょうか?

松尾:全盛だからこそ、というのがいちばんの理由かもしれません。たしかにここ数シーズンは機能的で、いわゆる“ギア”と呼べるようなバックパックが多かったですよね。でもその反動なのか、ちょっとトゥーマッチかなと思うようになってきたんです。

ー実際に「ジャーナルスタンダード レリューム」でもそういったギア的なアイテムを取り扱われていましたよね。

松尾:そうですね。とはいえ、そのなかでもシンプルなものをセレクトするように心掛けていました。それこそ街着にも合って、ビジネスシーンでも使いやすそうなアイテムです。というのも「ジャーナルスタンダード レリューム」でターゲットにしているお客さまは30代半ばの方々で、本家の「ジャーナル スタンダード」よりももう少し落ち着いた大人の方に向けて商品をセレクトしています。トレンドを踏まえつつも、やりすぎず、丁度いいアイテムを。

ーなるほど。

松尾:いまは気分的にも、シンプルかつソリッドなアイテムのほうが求められるような気がしました。ぼく個人の気分としても、〈アウトドアプロダクツ〉のようなスタンダードなデザインは魅力的だなと思いますし。

ー〈アウトドアプロダクツ〉というブランドに対して、どんなイメージを抱いていますか?

松尾:やっぱり元祖であり、オリジンというイメージがあります。メインコンパートメントがあって、フロントに小さなポケットがついたこのバックパックのデザインは〈アウトドアプロダクツ〉が生みの親なんですよ。フランスの〈エルベシャペリエ〉も、このブランドに生産をお願いしていたという事実もありますし。

ーそんな裏話があったんですね。

松尾:いまは違いますが、〈アウトドアプロダクツ〉がアメリカでを生産していた時代に〈エルベシャペリエ〉のアイテムもつくっていたんです。いまでこそ、〈エルベシャペリエ〉もバッグブランドとしての知名度がありますが、その礎は〈アウトドアプロダクツ〉と共にあったんです。

大人の顔に生まれ変わったバックパック。

ー松尾さんがバッグに求めるのはどんなことですか?

松尾:必要最低限の機能が備わっていればいいかなと思っています。というのも、たくさんの機能があっても使いこなすが大変だったりするんです。ガジェット専用のスリーブなどがあったりすると、あらかじめ使い方を設定されている感じがして、自由さを感じない。もちろんシーンやライフスタイルに合致すれば、そういった機能は抜群のパフォーマンスを発揮してくれるんですが。

シンプルな機能であれば、使い方はユーザーに委ねられると。

松尾:そうです。自由度が増すので、使い方を想い通りに編集できますよね。

ーデザインに関して求めることはありますか?

松尾:服とのバランスが取りやすいというのは大前提です。だから主張が強いものよりも、シンプルなアイテムのほうが好みです。

〈アウトドアプロダクツ×ジャーナルスタンダード レリューム〉バックパック ¥5,800+TAX、〈ウィリー チャバリア×ジャーナルスタンダード レリューム〉カットソー ¥20,000+TAX、パンツ ¥17,000+TAX、〈ウィリー チャバリア〉インナーのカットソー ¥6,200+TAX、ほか私物。

ー今回「ジャーナルスタンダード レリューム」で別注したバックパックも、そういったことを念頭に置いてデザインされたんですか?

松尾:そうですね。最低限の機能とシンプルなデザインというのは、このバックパックにもともと備わっている要素なので、機能に関してはほとんどいじっていません。メインコンパートメントにパソコン用のスリーブをつけたくらいです。今回の別注の大きなポイントは形をアレンジしているところです。

ー具体的にどこをどうアレンジしたのか教えてください。

松尾:先程も話した通り、我々がターゲットにしているのは30代後半の大人の方々なので、見た目をもっとシャープにしたいと思ったんです。インラインのアイテムは背負ったときに丸っぽい柔らかなシェイプになるのに対して、別注アイテムはトップ部分のシルエットを調整して、ややスクエア気味になるように設計しました。

ー比べてみると、その差は歴然ですね。

松尾:そうですね。インラインはちょっと小振りな印象があったので、レングスも7センチほど伸ばして、大人の男性の背中に合うようにサイズ感をアレンジしました。

ートップ部分のマチはインラインよりも幅が狭いですね。これはなぜそうしているんですか?

松尾:マチが広いと、重い荷物を入れたときにボディが垂れ下がったようなシルエットになってしまうんです。カジュアルなシーンではアリだと思うんですが、今回は大人なルックスになるように別注したかったので、垂れ下がらないように設計した結果、このような形になりました。

ーシャープさが強調されて、見えますね。

松尾:そうかもしれません。レングスが長くなっているんですが、トップのマチが狭い分、容量はインラインのアイテムとそんなに差はないと思います。

ーサイズパターンをイチから変える別注というのは前例がないですよね?

松尾:ブランドの担当の方もそう仰ってました。これまでは、形はそのままでサイズを数十パーセント大きくするとか、比率を変えただけというやり方だったみたいです。今回のように理想を求めてパターンをいじるというのははじめてのようで、やりがいを感じましたね。

手持ちのバッグのバリエーションを増やす。

ーこの別注アイテムに加えて、他にも〈アウトドアプロダクツ〉のアイテムをセレクトされていますね。

松尾:インラインのバックパック、ブリーフケース、ドラムバッグ、ウエストバッグです。

〈アウトドアプロダクツ〉ドラムバッグ ¥4,800+TAX、〈ジャーナルスタンダード レリューム〉ブルゾン ¥18,500+TAX、〈ジャーナルスタンダード レリューム〉パーカ ¥9,200+TAX、ほか私物。

松尾:ドラムバッグはバックパックと同様に〈アウトドアプロダクツ〉の代名詞的なアイテムのひとつ。容量があるので、旅行や出張時に使ってほしいです。

〈アウトドアプロダクツ〉ウエストバッグ ¥4,800+TAX、〈アバシ ロズボロー〉ベスト ¥59,000+TAX、〈ヘルスニット〉パーカ ¥9,800+TAX、〈ポスト インペリアル〉パンツ ¥31,000+TAX、ほか私物。

松尾:サコッシュに次ぐトレンドアイテムとして、ウエストバッグが最近気になっているのでセレクトしました。カジュアルなアイテムなのであえて色物をチョイスして、コーディネートで遊べるようにしています。

〈アウトドアプロダクツ〉ブリーフケース ¥4,800+TAX、〈ジャーナルスタンダード レリューム〉コート ¥25,800+TAX、〈ドロル ド ムッシュー〉パーカ ¥29,000+TAX、〈バーン ストーンマー〉パンツ ¥19,800+TAX、ほか私物。

松尾:ブリーフケースはビジネスシーンでも使いやすいようにベーシックなカラーを選びました。バッグインバッグとしても使えるので、使い勝手もいいかなと。

ーこれだけのバリエーションがあれば店頭での存在感も出そうですね。

松尾:冒頭でお話したように、最近はこういったシンプルなアイテムが気になっているお客さまも多いと思うので、そういった方々にお届けしたいです。〈アウトドアプロダクツ〉のアイテムは上質なクオリティーで、コストパフォーマンスも高い。だから、手持ちのアイテムのバリエーションを増やしたいという方にもおすすめです。まずは軽い気持ちで手に取ってもらって、いまの気分を楽しんでいただきながら、その使い勝手のよさも実感してもらえたらうれしいですね。

ジャーナルスタンダード レリューム 表参道店

住所:東京都渋谷区神宮前4-26-18
電話:03-6438-0401
営業:11:00~20:00(金土 ~21:00)/ 不定休
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