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スノーボードにまつわるいくつかのコラム。 Vol.01 藤原ヒロシさん、スノーボードの面白さって何ですか?

BURTON Presents DIGGIN’ SNOWBOARD!

スノーボードにまつわるいくつかのコラム。 Vol.01 藤原ヒロシさん、スノーボードの面白さって何ですか?

冬の定番スポーツとして人気を博す一方で、ファッションや音楽をミックスしたカルチャースポーツとして側面も併せ持つスノーボード。そんなスノーボードシーンを形成し、今なおリードする〈バートン〉をパートナーに迎え、現在進行形のスノーボードの魅力をいくつかのコラムでご紹介。シーズンを迎える直前まで連載していきます。

  • Photo_Teppei Hoshida
  • Interview&Text_Kai Tokuhara
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ファッション業界随一のスノーボードフリークであると同時に、〈バートン〉の本格派バックカントリーギア〈AK457〉のクリエイティブディレクターも務めている藤原ヒロシさん。出会ってから20数年、スノーボードをライフワークとして楽しみ続ける氏に、あらためてその魅力を存分に語っていただいた。

スノーボードは、まさに生活の一部。

ー近年はどのくらいの頻度で雪山に行かれていますか?

藤原:12月から3月くらいまで、ほぼ毎週、滑りに行っています。海外は少し減りましたね。最近は北海道、青森、新潟、たまに長野と、行けば行くほど日本の雪の良さを感じているといいますか。あまり外れがないんですよ。

ー中でも最近とくに気に入っているエリアはありますか?

藤原:ニセコ(北海道)、八甲田(青森)、光ヶ原(新潟)にはよく行きます。関温泉(新潟)もかなり好きですね。東京に住んでいておこがましいんですけれど(笑)、どこのローカル? と聞かれたら関温泉と答えたいくらいですから。

ーゲレンデからバックカントリーに移行したのはいつ頃からですか?

藤原:もう20年ほど前でしょうか。1990年あたりにスノーボードを始めて、もちろん最初はゲレンデで滑っていましたが、ちょっと飽きてきたなと思っていたところでバートンライダーのナル(吉村成史)とウエ(植村能成)に連れていってもらったのがきっかけ。そこからはもう、ずっとバックカントリーですね。

—飽きずにライフワークとしてずっと続けることができている理由はどこにあるのでしょうか?

藤原:スノーボードって、いろいろ限られてくるんですよ。まず冬じゃないとできないし雪がないとできない。それに東京に住んでいるからちょっと遠くに行かなければいけない。そこが魅力かなと。

シーズンが終わってしまえば行きたいと思っても行けないわけですから。毎年その繰り返しが楽しい。いまもちょうど、今シーズンに向けていろいろとプランを練っているところです。

—雪山のコンディションにも大きく左右されるスノーボード。実際に行ってみて滑れなかったことはあるのでしょうか?

藤原:ありますね。以前は毎年アラスカに行っていたのですが、そこでもコンディションが悪くて一度もボードケースをあけずに帰ってきたこともあります。でも、それもまたスノーボードの楽しいところ。

山荘などの閉ざされた空間で、ひとつの趣味を通してできる会話やその場の空気感がいいんですよ。年齢や職業関係なく、普段どんな服を来ているかもわからない人と仲良くなったり、フラットに話せる環境は本当に楽しい。山でしか合わない友人も多いですよ。

—スノーボードは体力的にもかなりハードだと思いますが、普段の仕事とどのようにバランスをとられていますか?

藤原:あんまりハードなことはしないので。筋肉痛にもなりませんし、あまり疲れるイメージはないんですよね。深いパウダーにはまっちゃうとアウトですけれど。そこに気をつけていれば大丈夫。できる限り、続けていきたいですね。

滑るだけじゃない。前後の旅も含めて、最高の思いができる。

—藤原さんがクリエイティブディレクションを手がけられている〈AK457〉について。あらためて、どのようなコレクションなのでしょうか。

藤原:僕はどちらかいうとファッション面でのディレクションで、マサさん(竹内正則)や〈バートン〉の人たちがテクニカルな部分を担当してくれています。テクニカルなウェアにおけるベストな機能、というのが毎年それほど変わらない中で、ジッパーやポケットの大きさなど細かいディテールを少しずつアップデートさせている感じでしょうか。

僕はスノーボードのときだけじゃなく、旅行にいくときも必ずAK457のアウターを持っていきますね。傘を持たないのでレインジャケットとしても使えますし、普通に街でも着ています。そのように基本的には大人が着られるシンプルなデザインになっていると思います。

—藤原さんから見て、例えば「AK457を着てみたいと思ったから」とか、ファッションをきっかけにスノーボードに入ることについてどう思われますか?

藤原:もちろんありだと思います。実際、昔やっていたけれど、家族ができたり仕事が忙しくなったりいろんな事情で雪山から離れた人も多いと思うんです。そういう人たちがファッションをきっかけにまたスノーボードに興味を持つというのは非常に良いことなのではないでしょうか。

もう一度練習してバックカントリーに入ってみるとか、何かしらのきっかけで雪山に戻ってみると以前の何倍も楽しいと思いますよ。滑るだけじゃなくて、前後の旅も含めて、最高の思いができるはずです。

逆にこれからスノーボードを始めたいと思っている若い人たちも、ファッションも含めて今の年齢だからこその楽しみ方があるはずなので、パークがやりたければ思い切りそれを練習すればいいし、思い思いのやり方で自由に楽しめばいいと思います。

—最後に、藤原ヒロシさんにとってのスノーボードって、どのような存在でしょうか。

藤原:冬は完全にスノーボードに独占されています。生活の中の大きな楽しみといいますか、ライフスタイルに欠かせない一部ですね。




 

藤原ヒロシ
1964年生まれ、三重県出身。80年代にクラブDJとして活躍した後、90年代からは音楽プロデューサーとしてさまざまな大物アーティストに楽曲を提供。また主宰するflagment designでは数々の新しいコラボレーションを生み出し、ストリートカルチャーに絶大な影響を与えるなどファッション面でも多彩なクリエイティビティを発揮。2010年より〈バートン〉のハイエンドライン〈AK457〉のクリエイティブディレクターを務める。今年春、銀座ソニービルにオープンしたショップ「THE PARK・ING GINZA」も好調。


街でも使えるAK457の最新ギア3選。

ミニマルなデザインに最先端機能を凝縮

GORE-TEX® Pro 3レイヤー素材を用いた〈AK457 GUIDE JACKET〉は、グローブを着用したまま操作できるマイクポケットをはじめ本格的なバックカントリーのシーンからフィードバックされた最新の高機能ディテールが搭載。それでいて、モダンなワントーンのミニマルデザインが街にも難なくフィット。¥89,000

1枚でさらりと着たくなるフリース

表面のフワフワした感触が心地よい〈AK457 MID FLLECE JACKET〉。保温性、速乾性に加えて、ライディング時の激しい動きでも袖がめくれないよう伸縮性に優れたサムループを採用するなど、雪山でのストレスフリーな着心地が追求されている。こちらも洗練されたシックなネイビーカラーがいい感じ。¥37,000

都市生活と雪山を繋ぐバックパック

〈AK457 17L PACK〉は、都会に馴染むソリッドデザインながら、その実あらゆる環境下でも短時間でギアにアクセスできる超機能的な設計を実現。多彩な収納スペース、フリースライニングのゴーグルポケット、体の動きを邪魔しない背面パッドなど、日常生活にも役立つディテールの数々がうれしい。¥22,000


AK457のポップアップストアがTHE PARK・ING GINZAに登場。

 

明日10月1日(土)より、同じくヒロシさんがディレクションするコンセプトショップ〈THE PARK・ING GINZA ザ・パーキング銀座〉に〈AK457〉のポップアップストアがオープン! 今季のコレクションの他、写真の「AK457 MOD FISH HOODIE」¥22,000、「AK457 CHAIR ONE」¥22,000、「AK457 POCKET TEE」¥7,000などオープン記念の限定アイテムも多数登場。これはファンならずとも見逃せない。

AK457 POP UP STORE @THE PARK・ING GINZA
期間:2016年10月1日(土)〜16日(日)
場所:THE PARK・ING GINZA
住所:東京都中央区銀座5-3-1 ソニービルB3F
PARK-ING-GINZA.COM
BURTON
電話:03-5738-2555
www.burton.com
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