ブランドのアイコンは、かわいらしい「クマ」!
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ワニ、ヒョウ、ペンギンなど、その活動的なイメージを自社製品に連想させるべく、スポーツ業界では動物をブランドアイコンとすることは珍しくない。そしてヨーロッパにおいて根強い人気を誇るスポーツシューズブランドの〈カルフ〉もクマをブランドアイコンとしており、特に北欧では多くのアスリートに愛用されてきた。
アスリートに高く評価され、その名は世界中に広がる。
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〈カルフ〉は日本での知名度はまだ高くないが、実は今年で創業100周年を迎える歴史あるブランドで、1916年、フィンランドの首都ヘルシンキで木材加工の工房としてスタート。
「KARHU」とは現在のブランドロゴが示すようにフィンランド語で「クマ」を意味し、当初はスキー板や陸上競技の槍などを手掛けていた同社は、その後ランニングスパイクの開発に着手し、その機能性の高さが認められることで徐々にシェアを拡大して陸上競技の世界で確固たる地位を築く。
1920年代以降、カルフのシューズを履いたフィンランドの陸上チーム”Frying Finns”が世界を席巻。オリンピックで複数の金メダルを獲得した。
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地元ヘルシンキで行われた1952年のオリンピックではフィンランド代表のアスリートが〈カルフ〉のシューズを履いて大活躍し、ブランドの名は世界中に広まっていった。
1952年のヘルシンキオリンピックでは、〈カルフ〉のスパイクを履いた15人が金メダルを獲得した。
「FUN LIFE FUN RUN」。生活とランをシームレスに繋げる。
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100周年を迎えた現在では、ランニングをはじめとしたパフォーマンスシューズからカジュアルシーンにマッチするクラシックモデルまで幅広くラインアップしており、ヨーロッパのみならず、ワールドワイドで愛されるフットウェアブランドとなっている。
また近年は「FUN LIFE FUN RUN」というコンセプトを掲げ、母国フィンランドでは自然豊かな環境に根付いたランニング文化とファッションをシームレスに繋ぐブランドとして、シーンを問わず多くの人に支持されている。
Harri Kangas SELECT OWNER&FASHION LECTURER
Katri Djerf GYMNASTIC INSTRUCTOR
Christina Ehrnrooth MARKETING SPECIALIST
卓越した「機能美」は北欧ブランドならでは。
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〈カルフ〉が世界中で愛されている理由はどこにあるのだろうか? それにはいくつかの理由が挙げられるが、真っ先に思い浮かぶのが、そのスタイリッシュなデザイン。
フィンランドをはじめとした北欧諸国では、家具、自動車、文房具、家電製品など、毎日使うものに対するデザインの要求レベルが高く、デザインのためのデザインではなく、機能を追求した結果誕生した「機能美」ともいうべきデザインの志向性が長きに渡り評価されてきた。
〈カルフ〉のシューズもそんな北欧デザインの歴史を継承しており、その美しいフォルムには、実際に走ってみることでアスリートが体感することのできるフルクラムのような機能性に優れたテクノロジーも搭載されているが、変に目立つことなく、デザインとして違和感なくシューズに溶け込んでいるのが、北欧ブランドの〈カルフ〉らしいところである。
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