東京から飛行機でたったの35分! 新島って意外と近いんです。
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東京から新島へのアクセス手段は「船」と「飛行機」の2種類があります。船の場合は竹芝桟橋から出ている高速船または大型船を利用。所要時間は高速船で約2時間半、大型船で約8時間半。そして飛行機の場合は調布飛行場から出ている小型飛行機を利用します。
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飛行機を利用した場合、調布飛行場から新島までの所要時間は、たったの35分! そう、思いのほか近いんですよ、新島って。ちなみに行政区分上は新島も東京都の一部です。
今回の新島ランニング合宿には、フイナム ランニング クラブ♡のメンバー5名が参加。
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左から、部長の榎本一生(ライター)、部員のユイ(公務員)、部員のマユ(会社員)、副部長の山本博史(フイナム副編集長)、部員のマサト(会社員)。
朝8時30分発の新島行きの便に乗るため、8時すこし前に調布飛行場に集合。調布飛行場は調布駅からクルマで15分ほどの場所にあり、新島のほか大島、神津島、三宅島といった伊豆諸島へ定期就航便を飛ばしています。
メンバー全員、新島を訪れるのは今回が初めてということで、期待に胸を膨らませていました。しかし、当日の天候は、あいにくの雨。しかも調布飛行場周辺はかなり強く降っている。さらに肝心の新島地方も雨予報という……。
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空港内の掲示板には「天候調査中」との表示が。無事に飛んでくれるといいんだけど……。
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天候調査を待っているあいだ、空港のロビーではしゃぐユイとマユ。
今回のランニング合宿は「〈カルフ〉を履いて新島を走り倒す!」がコンセプトなので、足元はもちろん全員〈カルフ〉。100年以上の歴史を持つ、フィンランド生まれのシューズブランドです。
いずれもタウンユース向けに開発された“レジェンドライン”。手前から時計回りに、「アリア」¥16,800+TAX、「アルバトロス」¥9,500+TAX、「シンクロン クラシック」¥17,800+TAX、「アリア」¥16,800+TAX、「フュージョン 2.0」¥18,800+TAX
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待合室でしばらく待っていると、搭乗開始のアナウンスが。定刻よりはすこし遅れるものの、天候が回復したため、なんとか飛ぶらしい!
というわけで、いざ搭乗口へ。飛行機は小型のプロペラ機のため、ボーディングブリッジなんてものはなく、搭乗口から徒歩でタラップへ向かいます。
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間近で見る新島行き飛行機は予想以上に小さい! 19人乗りだそうです。
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メンバー全員、無事に搭乗完了。「こんなに小さい飛行機初めて〜♡」。まだ旅は始まったばかりですが、メンバーのテンションは早くも最高潮。さあ、新島へ向けてテイクオフ!
この日の新島地方は先述したように雨予報でしたが……
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窓の外は快晴! 天気予報は大外れ! いざ着陸した新島も気持ちのよい青空が広がっていました。
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調布飛行場から新島空港まで、わずか35分。快適な空の旅でした。
青い海、白い砂浜。潮風を浴びながら極上ビーチラン!
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新島に到着後、レンタカーに乗り込み、まずは宿泊先の旅館へ。そこで荷物を預けてランニングウェアに着替え、早速走りに出かけることに。
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向かった先は、新島の東海岸にある「羽伏浦海岸」。南北に7km続くこの美しい海岸は、絶好のサーフスポットとしても知られています。
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サーファーではなくランナーである我々は、この羽伏浦海岸を走りながら堪能してしまおうというわけです。〈カルフ〉のランニングシューズのヒモをしっかり結んで、軽く準備運動をして、いざ出発!
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絵に描いたような青い海と空、そして白い砂浜。新島ビーチラン、気持ちよすぎるぜ! ちなみに海岸沿いの白い断崖は、世界的にも珍しい「コーガ石」と呼ばれるもので、日本では新島でしかとれない鉱石だそう。
ひとっ走りして、小休止するメンバーたち。
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足元はもちろん〈カルフ〉。いずれも最新のテクノロジーを搭載した“パフォーマンスライン”のランニングシューズです。
以上2足はともに「フロイド 4」。クッション性と反発性のバランスのとれたモデル。各¥14,800+TAX
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実はメンバー全員、〈カルフ〉のランニングシューズを履くのは初めてでしたが、その履き心地はすこぶる快適。「蹴り出しがいいね」「グイグイ前に進む!」といった声が聞こえてきました。それもそのはず、〈カルフ〉には“てこの原理”を応用した「フルクラムテクノロジー」という独自の技術があり、それが着地したときの衝撃を前方への推進力に変えてくれるんだとか。
また、スタイリッシュなデザインや美しいカラーリングは、北欧フィンランド生まれのブランドならでは。女性陣からは「クマのロゴがかわいい♡」との意見も。
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記念撮影に余念がないユイとマユ。そしてカメラ係のマサト。
新島の美しい自然を一望。トレイルランで絶景を堪能!
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新島の魅力はビーチだけではありません。島内には手軽なトレッキングコースもあり、登山やハイキングを楽しむことができます。最近トレイルランに夢中のフイナム ランニング クラブ♡としては、せっかくなので走ってみたいと思うわけであります。4つあるルートのうち、もっとも景色が良さそうな「石山トレッキングルート」へ出かけてみることにしました。
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ここが石山トレッキングルートの登山口。最高地点の石山展望台まで約2km、徒歩だと往復1時間半程度。走れば往復1時間もかかりません。
いずれも“パフォーマンスライン”のランニングシューズ。手前「ファスト 6」¥14,800+TAX、奥中央「FLOW 5」¥13,800+TAX、左上・右上・右下「フロイド 4」各¥14,800+TAX
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トレイルランでは水分補給が重要となるため、各自ザックを背負っていきます。
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それほどきつくない傾斜を頑張って走って登ると、眼下にはすさまじい絶景が広がっていました!
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ビーチランをした羽伏浦海岸の景色も素晴らしいものでしたが、高所から見下ろすと海の青さがより一層際立ち、その美しさはひとしお。
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走っている最中は終始、日本とは思えない雄大な景観に圧倒されっぱなしでした。
折り返し地点の石山展望台にはコーガ石でできたモヤイ像が鎮座しています。
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ちなみに、渋谷駅前にあるモヤイ像も新島のコーガ石でできているって知ってました? 1980年、新島の東京都移管100周年を記念して、新島から渋谷区へ寄贈されたそうです。
火照った身体を海でクールダウン……からの、温泉! そして締めの夕焼けラン!
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さて、わざわざ新島まで来たのに、海に入らないなんてもったいない。せっかくなので、新島の西海岸にある「間々下海岸」で海水浴を楽しむことに。ここは透明度が高いうえ、サーフスポットの東海岸と違って波が穏やかなので、海水浴に適しています。
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じゃん! というわけで、ランニングウェアから水着に着替えました(※マサトは水着NGのためランニングウェアのママ)。
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久しぶりの海水浴ではしゃぐ榎本部長と、「きゃ〜やめて〜♡」とうれしそうに逃げ惑うユイ。昭和か!
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新島は気候が温暖とはいえ、季節はすでに秋。海水はまあまあ冷たかったですが、ビーチラン&トレイルランで火照った身体をほどよくクールダウンしてくれました。
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「私たちの夏、終わってなかった!」。誰よりも新島の海を楽しんでいたユイとマユ。
間々下海岸で新島の美しい海をたっぷり堪能した後は、そのすぐ隣にある「湯の浜露天温泉」へ。
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海に面し、水平線に沈む夕陽を眺められるこの温泉は、要水着着用の混浴風呂。驚くべきことに24時間営業で、しかも無料! 観光客だけでなく地元の人にも愛されています。
ビーチランとトレイルランを満喫して、海で泳いで温泉に浸かって。新島の魅力をとことん味わったフイナム ランニング クラブ♡ですが、「今回の趣旨は『新島を走り倒す!』でしょ? まだまだ走り足りないぜ!」と山本副部長。女性陣をいったん宿に送りつつ、男性陣は海岸沿いの夕焼けランへ!
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「こっちのほうが気持ちいいッス!」と、Tシャツを脱いで上半身裸で走り始めた山本副部長。新島はサーファーが集う島でもあり、上半身裸でも咎められることはありません。
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いやぁ、走った走った。こうして新島の一日は暮れていったのでした。
昔ながらの街並みが広がる島内の集落を朝ラン!
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一夜明けて、新島ランニング合宿二日目。この日の朝も、もちろんランから始まります。〈カルフ〉のランニングシューズを履いて、宿のある本村地区周辺を観光がてら軽くジョグすることに。
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新島特産のコーガ石の壁が並ぶ「ゆんごいの道」。昔と変わらない離島ならではの光景がそこにありました。
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「こっちのほうが気持ちいいッス!」。山本副部長は相変わらず上半身裸。どうやら味をしめてしまった模様。
ひとっ走りした後は、地元のベーカリーで朝食を。
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軽く走って汗をかいた後に、焼きたてのパンで朝食。最高に美味でした。
さて、そろそろ出発の時間です。後ろ髪を引かれる思いで帰路につくことに。行きは飛行機でしたが、帰りは高速船に乗って竹芝へ向かいます。
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というわけで、楽しかった一泊二日の新島ランニング合宿もこれにて終了。天候にも恵まれ、コンセプトである「〈カルフ〉を履いて新島を走り倒す!」を無事に遂行することができました。
今回の旅を通じて強く感じたのは、新島という島の素晴らしさ。東京からわずか35分で行けるところに、こんなにも美しい自然を擁する楽園があるなんて。メンバー全員にとっての初めての新島は、想像していた以上に素敵なところでした。
そして、「旅」と「ランニング」は相性抜群だなと改めて。行き先がどこであれ、旅は楽しいものですが、その土地を自らの足で走って巡ることで、普通の旅とはまた違った景色が見えてくるというものです。
さあ、次は〈カルフ〉を履いて、どこへ出かけましょうか?