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美食家・秋山具義と行く、GEMS神宮前の気になるあのお店。

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美食家・秋山具義と行く、GEMS神宮前の気になるあのお店。

先ごろ、神宮前エリアにオープンした新たなランドマーク「GEMS神宮前」。 “GOODY CULTURE FOOD & FASHION”をテーマに様々なテナントが集積する都市型商業施設として、早くも話題のスポットになりつつあります。同施設の大きな魅力ともなる、各フロアに居並ぶ個性豊かなフードショップ。美食家として知られるアートディレクターの秋山具義さんとともに、気になる2つのお店を訪問してきました。

  • Photo_Shinji Serizawa
  • Text_Yuho Nomura
  • Edit_Ryo Komuta
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秋山具義(あきやま ぐぎ)

1966年東京都生まれ。自身の会社「デイリーフレッシュ」の代表を務める傍ら、アートディレクターとして活躍。主に企業や広告のパッケージ、装丁、キャラクターデザインや写真集、著名なアーティストのCDジャケットなど幅広い分野でアートディレクションを行う。また中目黒でイタリアンバル「MARTE」のプロデュースも手掛けるなどマルチな才能も発揮。業界内では美食家として知られ、「食べログ」や自身のInstagramを通じてファンも多い。また多くの雑誌で連載やコラム記事などを担当している。

渋谷駅から程近い、明治通り沿いの神宮前6丁目の交差点付近にオープンした都市型商業施設の「GEMS神宮前」。目印となるのは、地下1階から地上2階までのフロアを占拠した「チャンピオン ブランドハウス シブヤ トウキョウ」。お馴染みのブランドロゴと、ガラス張りのスタイリッシュなファサードが目印です。

建物の1階部分には、「GEMS神宮前」の概要やリアルタイムでの空席状況などが一目で分かるインフォメーションパネルも。デザインも直感的で見やすく、便利です。

「GEMS神宮前」のフロア情報や神宮前エリアのヒップなスポットを紹介したガイドマップも配布中。どのお店に行こうか悩んでいる方にもオススメです。

今回の目的地は、3階から10階に鎮座するフードショップ。1フロアに1ショップという贅沢な構成で、ほとんどの店舗が神宮前エリアでは初出店、さらに新業態というフレッシュなラインナップになります。今回のナビゲーターとなる秋山さんも予備知識がほとんどないということもあり、期待に胸を膨らませながら、いざ入店!

SHOP 1

鮨処 虎秀

まず初めに訪れたのは、3Fフロアの「鮨処 虎秀」。直営の築地仲卸水音水産より、全国各地の新鮮な食材、また五島列島や小田原から直送で鮮魚を毎日仕入れ、熟練の職人の手による本格的な江戸前寿司が堪能できるお店です。ランチメニューも豊富で、比較的リーズナブルに楽しめるのも大きな魅力と言えます。

自身のInstagram食べログの公式ページなどで全国各地のグルメ情報を頻繁に発信している秋山具義さん。アートディレクターとして、これまでに数々の企業や広告のパッケージやキャラクターデザイン、著名なアーティストのCDジャケットや写真集などを手掛けながら、その一方で中目黒でイタリアンバル「MARTE」のプロデュースを行うなど、マルチな活躍ぶりで知られています。そんな秋山さんには “広告界きってのグルメ通”、 “ランチのスペシャリスト”などの異名がつけられており、様々なメディアで食にまつわる連載や執筆活動も行っています。

そんな食通の秋山さんの食指を動かしたこちらのお店。まずは、同店を選んだ理由について話を伺いました。

「昔から美味しいご飯を食べるのが好きで、色んなお店に足を運んでいるうちに気が付いたらグルメの人みたいになってしまったんですが、せっかくなら何かテーマ性を持って毎日の食生活を楽しもうと思いまして、今年は365日で鮨を100回食べに行くことを目標にしているんです(笑)。別のお店であれば一日に複数回鮨屋に行ってもアリとか、日にちを変えれば同じお店にも何度でも行って良いなどのマイルールはあるんですけど。だから最近は鮨屋に行きたい気分ということもあって、真っ先にここのお店を候補に挙げました」

特選にぎり

ランチ限定となる握り鮨のセットメニュー。同店の特徴でもある大ぶりのネタが楽しめる豪華な握りと巻物。時期やその日の仕入れによって若干ネタの種類は変動することもあるそう。¥2,900+TAX

こちらは特選にぎりとセットになっている穴子の一本鮨。肉厚な穴子と秘伝のタレが相まって旨味がギュッと凝縮されています。

当初はラーメンから始まったという秋山さんのグルメ行脚も、最近では年齢の影響もあってか、少しずつライトな方向へと移行しているそう。その中で知人に連れられて行った鮨屋で鮨本来の魅力を知ったことが今の“マイブーム”のきっかけだとか。そんな具義さんにとって特に好きなネタはなにか聞いてみました。

「基本はどれも好きなんですけど、マグロとウニは必ず食べますね。定番ですし、そのネタでお店の顔が分かるというか。お任せの場合は追加でとろたくもよく頼みますね。とろたくはまだそのネタ自体が珍しかった頃から好きだったので、ここでも置いてあって安心しました(笑)」

同店自慢の特選握りに、「うん、美味しいですね」と静かに頷きながら舌鼓を打つ秋山さん。自身が持つ、譲れないお鮨へのこだわりについても伺いました。

「まずネタとシャリのバランスが良いことは鉄則です。意外とみんな見落としがちなんですけど、シャリの固さだったり形だったりはけっこう重要で、そういった細かい部分は意識していますね。あとは鮨屋ということでお店の敷居や佇まい、あと店主の人柄みたいなものも大きいですね。そこも含めてパフォーマンスだと思うので」

サーモンいくら丼定食

こちらもランチ限定のメニュー。彩り豊かなサーモンといくらをちらし丼の上に乗せた豪勢な丼ぶり定食。セットで海老の味噌汁と沢庵漬けが添えられる。¥1,200+TAX

3万人以上のフォロワーがいる秋山さんのInstagramでは、毎日自身のグルメ情報がアップされる。アートディレクターという職業柄、食でもビジュアルを重要視する秋山さんは、写真のクオリティに関しても常に意識しているんだとか。

贅沢な各種握り寿司とサーモンいくら丼を堪能し、程よい満腹感に浸る秋山さん。今年はすでに30店舗以上を回っているという鮨屋のなかで、「鮨処 虎秀」は秋山さんにとってどんなお店だったか。一息つきながら率直な感想を聞いてみた。

「ネタがとにかく大きいのがいいですよね。僕自身はネタもそうですが、シャリで自分好みのお店を決めたりするんです。ここまで贅沢なネタだと得した気分にもなれますね。あとは建物の特徴上、カジュアルに入りやすいお店なのに、本格的な握り寿司を食べられるというのも惹かれますよね。若い人や女性にもオススメできるんじゃないでしょうか。例えばカウンターデビューとかにもいいでしょうし、若いカップルが気軽に立ち寄ったりできそうなお店だなと。僕個人としては今回がランチタイムだったので、次は夜の時間帯で一杯やりながら来たいですね」

鮨処 虎秀

電話:03-6427-1848
営業:11:00~17:00(L.O/15:30)、17:00~23:30(L.O/フード22:30・L.O/ドリンク23:00)
www.gems-portal.com/shop/detail.php?id=63

SHOP 2

串カツ&お好み焼 大阪バル Naniwa

続いてやってきたのは「鮨処 虎秀」のひとつ上のフロア、4階の「串カツ&お好み焼 大阪バル Naniwa」。こちらは本場である大阪の人気串カツ店と鉄板焼店が協業した初業態となるお店。特に春夏秋冬の季節食材を使った創作串カツとミニサイズのスキレットで食べるお好み焼が看板メニューなのだそう。

このお店を選んだポイントについては「たまにソース味が恋しくなるときがあるんですが、それがまさに今日だったんです(笑)」との回答が。普段はそこまで頻繁に食べるわけではないという大阪の味。やはり東京は秋葉原生まれという生粋のシティボーイである秋山さんにとって、大阪名物の串カツやお好み焼きはそこまで縁がないのでしょうか?

「いや、実は僕の母親が一時期秋葉原でお好み焼き屋をやっていた時期があったので、縁があるかといえばあるんですよね(笑)。なのでその頃はよくお好み焼きを食べていた記憶があります」

大阪出身で本場の味を知るスタッフが手作りで焼いてくれるお好み焼きは絶品。常に熱々の状態で賞味できるよう、ミニサイズのスキレットで提供される。

そば入りモダン焼き

こちらは秋山さんが一番気になっていたという一品。同店では鉄板焼きとして赤ワインとのペアリングを提案するなど、新しいスタイルで楽しめる。¥580+TAX

お店のオリジナルとして制作したというスキレットサイズのコテを使い、慣れた手つきで食べていく秋山さん。これまで様々な鉄板焼き屋さんに足を運んだ秋山さんも、このサイズ感と見た目のお好み焼きは初めて見たそうです。早速、その気になる味について聞いてみました。

「ふっくらとした口当たりで、味付けも濃すぎず薄すぎずちょうどいい塩梅。関西の人はもちろん関東の人にもハマりそうですね。関西だとお好み焼きをおかずにライスを食べる習慣がありますが、このサイズ感だったら僕もライスと一緒に食べたくなっちゃいますね」と懐かしい味に大満足。

大阪名物 串カツ盛り合わせ

カマンベールトマトや子持ち昆布と山芋など、通常の串カツ屋さんでは見かけない見目麗しいな串カツが堪能できる創作メニュー。10種類の串カツをお好みで選べる。¥2200+TAX

続いて、もう一つの看板メニューである串カツの盛り合わせを。同店では、2度漬け禁止など大阪独自のルールもある串カツを、3種類のソースを使っていただける仕様に。定番のソースのほかに、創作の名に相応しいフレンチテイストなソース、塩など様々な味付けで楽しめるのが嬉しい。

「食べる前につい写真を撮りたくなってしまうこのビジュアルが、これまでの串カツのイメージをガラッと変えてくれますね。女性や小さいお子さんも喜びそう。味も上品で、ほとんどが一口サイズで食べられるから、ペロッといけちゃいますね。特に大根のブイヨン煮は初めて食べたんですけど、新感覚でとても美味しかったです。普段は大好きなレモンサワーを飲みながら食べることが多いんですけど、たしかにこれならワインとも合いますね」

ソムリエの資格も持つ店長の勧めで頼んだ赤ワインは、スペインが原産のグルナッシュワインの銘品「ボルサオ カンポ・カスティージョ ティント」。グラス ¥600+TAX、ボトル ¥2,800+TAX

大阪名物であるお好み焼きと串カツをテーマに、いかにも東京らしいアプローチとミックス感を体現した「串カツ&お好み焼 大阪バル Naniwa」。同店への満足度はどうだったのか、食後の秋山さんに訊いてみました。

「空間も洗練されていて気持ちがいいし、店長さんをはじめスタッフのキャラクターもいいですよね。大阪らしい人情味を感じられるのはこういったお店に来るうえで大切だなと思います。肝心の味も申し分ない。加えてこのエリアにはぴったりなスタイリッシュさも感じられるので、人気が出そうだなって思います。僕自身も会社の人間やランチ仲間を連れて来たいなって思いました。今までお好み焼きとか串カツはどうも…なんて人がいたら是非一度来てもらいたいです。あとはワイン好きな人にも良いかもしれないですね」

串カツ&お好み焼 大阪バル Naniwa

電話:03-6450-6728
営業:11:00~15:00 (L.O/14:30) 、17:00~23:00 (L.O/22:30)
www.gems-portal.com/shop/detail.php?id=64

そのほかのお店は以下の通り。これまで神宮前にはなかったような、かゆいところに手が届いた、“使える”お店がずらり。ぜひご賞味あれ。

5F - 南インド料理と石釜スパイシーグリル

「エリックサウス マサラダイナー」
ミールス、ビリヤニ、ドーサ等の南インド伝統料理と、肉×スパイスの石窯グリル、そしてロンドンを中心に世界中で盛り上がりつつあるモダンインディアンが楽しめる新しいスタイルのインド料理ダイナーです。
電話:03-5962-7888

6F - タイ料理

「タイの食卓 クルン・サイアム」
神宮前で気軽にタイへトリップ!タイ人シェフによる本格的なタイ料理をトゥクトゥクが疾走する異国情緒あふれる店内で。タイ旅行の雰囲気と本格的なタイ料理をお楽しみください。
電話:03-6427-2508

7F - 餃子とクラフトビール

「餃子少年 GYOZA BOY」
餃子を主とした点心メニューとフレッシュな国産クラフト生ビールが自慢。珍しい日本酒や焼酎、自然派ワインも全て国産にこだわりました。店内は最先端の東京ストリートアートで飾られています。
電話:03-5962-7877

8F - 居酒屋

「おばんざい 鉢屋」
厳選した季節の素材を使い、手づくりにこだわった美味しい料理が味わえるお店です。旬の食材を使った京都のおばんざいを思う存分堪能してください。
電話:03-6805-1660

9F - うどん居酒屋

「饂飩ト酒 丸ジン」
ソムリエ&サケエキスパートの店主が厳選し取り寄せた和酒と洋酒。おいしいおつまみと〆に本場香川の饂飩でお楽しみください。新しくなる街、渋谷。新しい居酒屋を神宮前で。
電話:03-6427-7430

10F - 焼肉

「BUTCHER’S CAMP YAKINIKU ZENIBA」
天然溶岩プレートを使用した新しい焼肉スタイル。230℃の低温調理&遠赤外線効果で旨みと水分を逃さずジューシーで肉本来の味を堪能できます。お肉は和牛のメス牛に拘り生産者様が一生懸命育てた日本の宝を一頭買いし全部位をお楽しみ頂けます。
電話:03-3486-1029

GEMS神宮前

住所:東京都渋谷区神宮前6-19-17
www.gems-portal.com/gems-jingumae/

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