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自分だけのオリジナルカラーに挑戦! UNEEKBOTでクリエイトする三者三様のUNEEK。

UNEEK of three solved the problem.

自分だけのオリジナルカラーに挑戦! UNEEKBOTでクリエイトする三者三様のUNEEK。

昨年、セレクトショップの「ビームス(BEAMS)」に設置され、大好評を博したあのマシンが今年もやってきます! その名も「UNEEKBOT」。アウトドア・フットウェアブランド〈キーン(KEEN)〉の夏の定番モデル「UNEEK」を、自分の好きな配色にカスタマイズできるサービスです。そんなUNEEKBOTを使って、WONKの長塚健斗さん、モデルのリカ・ヴァネッサさん、スタイリストのTEPPEIさんに、オリジナルのUNEEKづくりにトライしてもらいました。おもしろかったのは、それぞれ異なるアプローチで完成への道のりを歩んだこと。彼らはどんな道筋を選んだのか? 三者三様のUNEEKづくりをご覧ください。

  • Photo_Shota Kikuchi(Kento Nagatsuka, TEPPEI)、Fumihiko Ikemoto(Rika Vanessa)
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Yosuke Ishii、Ryotaro Miyazaki
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Kento Nagatsuka(WONK)

ジャズやソウル、ヒップホップを織り交ぜた4人組バンド「WONK」のヴォーカル。2016年9月にリリースしたアルバム『Sphere』が第9回CDショップ大賞ジャズ賞を受賞。今年は念願の「FUJI ROCK FESTIVAL ’18」への出演も決定している。

リカ・ヴァネッサ(モデル)

様々な女性ファッション誌やWEB媒体のモデルやROXY GIRLのメンバーとして活躍中。InstagramなどのSNSでは、等身大のファッションセンスや洗練されたライフスタイルが話題となり、同世代の女性から圧倒的な支持を受けている。1児の母という一面も。

TEPPEI(スタイリスト)

原宿のヴィンテージショップ「DOG」の名物スタッフとして人気を博したのち、2006年に公開された映画『間宮兄弟』で俳優デビュー。その後、スタイリストとして本格的に活動を開始し、多くのミュージシャン、ブランドカタログやショーのディレクションなど多岐に渡り活動を行っている。

Case 01_Kento Nagatsuka(WONK)

重厚感とポップを融合させる絶妙なバランス感覚。

「ぼくの地元にはキャンプ場が結構あって、学生の頃から毎年のようにキャンプやBBQをしていたんです。なにも気にせずに川とか入っちゃうんで、シューズをいつもダメにしてたなぁ(笑)」

軽快な口調でそう話してくれたのは、今年、さまざまなフェスで引っ張りだこのバンド「WONK」のフロントマンである長塚健斗さん。キャンプなどのアウトドアシーンでは脱ぎ履きがラクなものがいいんだとか。

「ブーツとかはめんどくさいし、足にすぐ豆ができちゃうんです。だから、こういうUNEEKのようなシューズがあると便利ですよね。リラックスできて、使い勝手もいい。夏の足元は、デザインにパンチのあるものを選びがちですね。服装がシンプルになるぶん、シューズで主張をするのが好きです」

そんな話をしながらUNEEKBOTを操る長塚さん。ブラックとグレーの2色のベースカラーを軸に、アッパー部分には前述の2色に加えてネオンカラーのピンク、オレンジ、グリーンを選択できるのが今回のUNEEKBOTの特徴です。

「よく革靴を履くんですけど、買うときにいつもソールを気にするんですよ。レザーなのかラバーなのかで表情が変わるじゃないですか。だから今回もまずはソールの色から選んで、方向性を決めようと思います。でも、これ迷うなぁ…」

ボタンをタッチしながら試行錯誤を重ね、ソールの色をブラックに決めた様子。その後も頭を働かすよりも手を動かして「これ難しいなぁ…」とつぶやきながら、あれこれといろんな配色を試す姿が印象的でした。

「コンセプトが固まりました! ブーツによくあるデザインで、レザー部分はワンカラーなのにシューレースだけ配色を変えてアクセントにしているアイテムがあるじゃないですか。ああいう感じで、ブラックをベースにアッパーの部分だけオレンジにして、差し色を効かせようかな。なんか見えてきた気がします!」

そう言って長塚さんはUNEEKBOTを軽やかにいじりだします。

「これで完成です! 足元は重ためが好きなのでブラックをベースにしつつも、オレンジでちょっとした遊び心も表現しました。さっきも話したようにぼくは川遊びが好きだから、汚れが目立たない配色にしたのもポイントですね」

ブラックを土台にした重厚感のある佇まいに、軽妙さを主張するように発色するオレンジ。一見すると相反する色同士なのかもしれませんが、分量のバランスがしっかりと取れていて、見事な調和を見せています。

「黒が増えちゃうと重たすぎてオレンジが浮いてしまう。だからアジャスターをグレーにしたのがよかったのかもです。一番悩んだのはかかとの部分。ブラックかグレーの二択だったんですけど、近い色味のようで、変えると印象がガラッと変わるので悩みました。でも黒で統一感を出して正解だったな。引き締まりが出て、クールな印象になりました。今年はこれに短パンや柄のシャツを合わせて、アウトドアやフェスに行きたいですね」

Case 02_リカ・ヴァネッサ(モデル)

女性が持つ優しさ、美しさ、力強さを表現する3色のカラー。

ミュンヘン生まれ、湘南育ちのモデルとしてさまざまな媒体で活躍するリカ・ヴァネッサさん。いまも葉山で暮らしていて、そこから生まれるカルチャーやライフスタイルを発信しています。そんな彼女にとって〈キーン〉はどんなイメージのブランドなのでしょうか?

「私の周りのミュージシャンが〈キーン〉を履いていて、なんだかそのイメージが強いですね。Dachambo(ダチャンボ)っていうジャムバンドで、よくフェスなんかでもライブをしているんです。あとはその場所にいるお客さんもよく履いているイメージ。アウトドアが好きな人たちに愛されているんだなぁって思います」

ヴァネッサさん自身の夏の足元の傾向については、やはりラクなものが多くなるとのこと。

「夏はカカトのないシューズをよく履きますね。脱ぎ履きがラクなので(笑)。だから、このUNEEKはすごくいいですね。カカトのストラップをアッパーの方に寄せれば、スッと足を入れられて、足の出し入れがスムーズにできます」

その後、落ち着いた様子でUNEEKBOTを操りだします。

「ソールの色によって全体の表情がまるっきり変わりますね。難しいなぁ、これ。でも、グレーはこのイベントの限定カラーだし、せっかくだからどこかに入れたいですね」

ソールの色を決めた後は、アッパーの配色をデザイン。実際に使われるコードのサンプルを眺めながら、「どの色がいいかなぁ?」と悩ましげな表情を浮かべる彼女。それに反して、「好きな色は?」というこちらの問いかけには「赤と白が好きです」と素早く答えてくれました。

「持っているものも結構この2色が多いかもしれないです。これ、いろんな色を組み合わせるのもおもしろいかもしれない。実際にサンプルがあると、イメージがしやすくていいですね」

そんな話をしていると「これで完了です!」と、いきなり完成宣言をするヴァネッサさん。グレー、ピンク、ブラックを上手に配分し、女性的な優しさ、美しさ、そして力強さが巧みに表現された一足を生み出しました。

「グレーもそうですけど、ネオンカラーも今回の限定だって聞いたので、ピンクを入れようって思ったんです。他のオレンジやグリーンと比べると、ピンクがいちばん自分の服に合わせやすそうかなって(笑)。ポップすぎないし、甘くもなりすぎない。ピンクはどこか大人っぽい表情がある色だと思うんです。やっぱりキャンプかフェスで履きたいけど、この色なら街中でも履けるかも! ガーリーな感じのワンピースを合わせて、トップスと足元でコントラストの効いたスタイルに挑戦したいですね。せっかくこういうアイテムだし、しっかりと脚を出して足元を強調したいです」

Case 03_TEPPEI(スタイリスト)

ハイブランドに合わせたい上品カラーのUNEEK。

「去年原宿の『ビームス』でやってましたよね、これ。スニーカーで配色を決められるサービスがあるけど、あれよりも難しそうですね。UNEEKは編み込みだから、無闇にいじると、ヴィヴィッドな配色になって終わりそう。そうならないように、しっかり計算する必要がありますね」

クレバーかつスマートな語り口調で話すのは、著名なミュージシャンのスタイリングを多数手がけるスタイリスト、TEEPEIさん。スニーカーのカスタムサービスは何度もやったことあるそうですが、今回のUNEEKBOTは、それとは全然別物の印象を持っているとのこと。

「いま作ろうとしているものを、どんなスタイルに合わせるのか。自分のなかでコンセプトをしっかり決めてからやると、うまくいくような気がします」

誰よりも真剣な表情を見せ、タブレットの画面を見つめるTEPPEIさん。頭のなかでしっかりとイメージを重ねたあとに黙々とUNEEKBOTを操作して、一歩ずつ着実に前進しながら完成を目指している印象でした。

「スクリーンショットを保存したり、スマホで写真を撮りながら途中経過を記録しておくとやりやすいですね。試したカラーがダメだったときに後戻りしやすいし、前後で比較もできる。こうすることで自分の理想により一層近づける気がします」

じっくりと時間をかけながらUNEEKBOTと睨めっこを続け、最終的に2つの案に絞ったそう。グレーのソールを基調にグリーンとピンクを差し色として使用したパターンと、おなじくベースにはグレーを用いて、その中に効果的にブラックを取り入れてモノトーンにしたパターン。

「はじめにモノトーンのほうが完成していて、ここからまだ色を取り入れることができそうだなって思ったんです。それでネオンカラーを取り入れてみました。色を見てるとピンクとグリーンの相性がよさそうだったからその2色で。ベースカラーのグレーはどこかベージュっぽい雰囲気のある色だから、〈キーン〉らしいアウトドアムードが残りつつ、モダンで洗練された印象も出ますよね。仮にブラックを基調にしてネオンを合わせると、すごくストリート色が強調されるような気がしました。でも自分で履くって考えたら、やっぱりモノトーンのほうかな。ということで、こっちにします」

そう言って完成を宣言したTEPPEIさん。できあがったUNEEKは、どこか上品さが漂う大人のシューズに仕上がっています。

「ぼくはショーツとか穿かないし、足元が軽くなるのがイヤなんです。だからこういうUNEEKのようなシューズはいいですよね。適度なボリュームがあって、夏場の快適性が保たれているところも魅力的です。Tシャツとスラックスに、上はシャツジャケットのような薄くて軽い羽織を着て、足元にこれを合わせたいです。革靴だと重いし、スニーカーではイメージが離れる。サンダルだとかえって軽くなりすぎてしまうので、やっぱりこの配色のUNEEKが大人っぽいし品があっていい。ハイブランドの上質な服と合わせてもようさそうですね」

以上のサービスは、「ビームス 原宿」にて6月29日(金)~7月8日(日)の期間で実施されます。可動式のヒールパーツを用いた2WAY仕様のリミテッドモデルをベースに、「UNNEK」を形成するコード、〈キーン〉が独自開発したバンジーコードシステムのパーツやソールなど、計8箇所のカスタマイズが可能。5種類のネオンカラーを採用したBEAMSオリジナルカラーコードや各パーツで、約1600通りの組み合わせをつくることができます。オーダーしてから2日後に手元に届くスピード感も、このサービスならでは。各日先着10名までとなっているので、気になる方は早めのチェックをおすすめします。

UNEEK MADE IN BEAMS

The World’s Smallest Shoe Factory 2018
2018年6月29日(金)~7月8日(日)

ビームス 原宿

住所:東京都渋谷区神宮前3-24-7
電話:03-3470-3947
営業時間:11:00~20:00(最終日は19時までのオーダー受付)

KEEN JAPAN

電話:03-6416-4808
keenfootwear.com

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