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あの人がおすすめする今季買うべきアウター14選。

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あの人がおすすめする今季買うべきアウター14選。

昨年好評だったこちらの企画を覚えている方はいらっしゃるでしょうか? 引き続き、今年もファッション界隈で活躍する7名のクリエイターの方々におすすめのアウターを挙げてもらいました。今回はそれぞれが本気でレコメンドした14着をピックアップ。秋は短く、もうすぐ冬が到来します。つまるところ、アウターの欠かせない季節ということです。そろそろ冬支度をはじめるいい頃合いだと思いませんか?

  • Photo_Kazumasa Takeuchi(STUH)
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Ryo Muramatsu
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SELECTOR 01

管野寿哉 / YSTRDY'S TMRRW デザイナー

トップバッターは、昨年の秋冬シーズンにデビューを果たした〈YSTRDY’S TMRRW〉のデザイナー、管野寿哉さんが登場です。「ダウンジャケットや化繊素材のアウターが気になります。身幅にゆとりをもたせたボリューミーなアイテムが好きです」と、今季注目しているアウターについて語ってくれました。

〈YSTRDY’S TMRRW〉ダウンジャケット ¥54,000+TAX(ビューティ&ユース 渋谷公園通り店)

最初に挙げてくれたのは自身のブランドのダウンジャケット。このインパクトのあるボリューム感が特徴です。「着丈の長いコートタイプのダウンを展示会で披露したんですが、これは限定店舗用にアレンジしたものですね。大きめのサイズでガバッと羽織れます。B-BOYを意識しまくりました」とのこと。

〈PHIGVEL〉コート ¥92,000+TAX(プロッド)

続いて紹介してくれたのは〈フィグベル(PHIGVEL)〉の「GOODMAN’S COAT」。管野さんは「古くから知る先輩でもある東野さんがデザインする〈フィグベル〉。服づくりの軸がブレないでいるところに毎回脱帽します」と話します。20世紀初頭のサックコートをオーバーコートに再構築した一着は、ブリティッシュウールを使って織り上げた、オリジナルのガンクラブチェックのツイードでつくられています。「背筋が伸びるアイテムですね。たまにはこういうのを着ないとな、と思わせてくれます(笑)。計算された袖のつくりや機能を兼ね備えた内ポケットなど、見えない部分にもこだわりを感じました」

SELECTOR 02

河村康輔 / コラージュアーティスト

「シックな中にも、生地やシルエット、機能などで、どこかに遊びを感じるアイテムが気になっています」と語るのは、「ユナイテッドアローズ&サンズ」や〈アディダス〉などとのコラボレートも記憶に新しい、コラージュアーティストの河村康輔さん。

〈PHINGERIN〉コート ¥72,000+TAX(フィンガリン)

河村さんが「展示会で一目惚れしました」と話すのは〈フィンガリン(PHINGERIN)〉の「UNION WINTER COAT」。「肌触りのいいナイロン素材や、内側のレオパード柄のファーがアクセントになっていたり、取り外しができるクリアバイザーがついていたりと、随所に〈フィンガリン〉らしい遊び心が見えます」とのこと。ちなみに、一番気に入っているのは裾のディテールなんだとか。「裾部分には前後ともにスナップボタンで留められる仕様になっているので、脚の通り口がロンパース状になるんです。通常のロングコートでは難しいですが、これなら自転車に乗れるので嬉しいです」と教えてくれました。

〈STONE ISLAND SHADOW PROJECT〉ブルゾン ¥160,000+TAX(ストーンアイランド)

次に紹介してくれたのは「インラインのものとは違うカッコよさにやられました」と話す一着。〈ストーンアイランド(STONE ISLAND)〉がエロルソン・ヒュー率いる〈アクロニウム(ACRONYM®)〉とタッグを組んだ〈ストーンアイランド シャドウプロジェクト(STONE ISLAND SHADOW PROJECT)〉のボンバージャケットです。「軽いのに暖かく、生地もナイロンウールで耐久性があって汚れにも強い。ちょっとした雨なら水も弾くので傘もいらないところが気に入っています」

SELECTOR 03

坂田真彦 / ARCHIVE & STYLE 代表

続いておすすめを教えてくれたのは「アーカイブ&スタイル」の代表である坂田真彦さん。「似たものばかり家にあるので、服は直感を頼りに買わないようにしています。とはいえ、結果的に毎年同じようなアイテムを買い続けているんですが…」と語る坂田さんは、今年気になるものとして「ここ数年、冬でも暖かい日が多いので、あまりヘビーなアウターはいらないかな」と思っているそう。

〈TUBE〉×〈BEAMS PLUS〉ハンティングベスト ¥23,500+TAX(ビームス プラス 原宿)

まずはじめにおすすめしてくれたのは〈チューブ(TUBE)〉×〈ビームス プラス(BEAMS PLUS)〉のハンティングベストでした。「いま流行っているフィッシングベストだとちょっと子供っぽいと思うときがあるんですが、このベストはデザインのちょうどいいさじ加減が気に入っています」とのこと。「インナーにも使えるし、コーディネートの幅が広いところも嬉しいポイントですね」

〈TAKEO KIKUCHI〉ライダースジャケット ¥150,000+TAX(ワールド プレスインフォメーション)

続いてレコメンドしてくれたのがこのライダースジャケット。日本のメンズファッションの草分け的存在である〈タケオキクチ(TAKEO KIKUCHI)〉が、イギリスの老舗である〈ジェームス・グロース(JAMES GROSE)〉に別注したこだわりの一着です。「ムートンの襟が外せて便利なのと、レザーも柔らかくて軽いです。重厚なホースハイドのジャケットは肩が凝ってもうムリですね(笑)」

SELECTOR 04

谷 篤人 / IMA:ZINE ディレクター兼バイヤー

次のセレクターは、今年の9月でオープンから2年目を迎え、ますます勢いづく大阪のセレクトショップ「イマジン(IMA:ZINE)」のディレクター兼バイヤーである谷篤人さんが登場。レコメンドしてくれたのは本人曰く「ショート丈、ムートン、機能素材のアウトドアがいまの気分です」という言葉通りの二着。とはいえ、そこには谷さんらしい捻りのある視点がありました。

〈999919〉×〈IMA:ZINE〉ムートンフーディ 価格未定(イマジン)

「『イマジン』の1周年を記念した別注モデルです。アウトドアブランドが持つデザインの可能性をテーマに製作しました」と話す一着は、ムートンを使ってアウトドアライクにデザイン。圧倒的に贅沢なジャケットへと昇華させています。「某ブランドの絶版モデルを忠実かつゴージャスに再現しています。本来のフリース部分をムートンに、ナイロン部分はスムースレザーに変更しました」

〈Marmot〉×〈BEAMS〉コート ¥35,000+TAX(ビームス 原宿)

二着目は「ビームス(BEAMS)」とアウトドアブランド〈マーモット(Marmot)〉のコラボアイテム「シャワーモッズコート」をレコメンド。「『ビームス』から発信されるアウトドアアイテムのラインナップにはいつも驚きがあります」とのこと。確かに白いモッズコートはあまり見かけないような気が…。「ミリタリーウェアといえば “色” も身を守るための大事な要素になるはずなのに、ホワイトというのは斬新です。それに生地に『GORE-TEX® Pac-Lite』を使用しているところもさすがの一言。トレンド、機能性、そして色を一流アウトドアブランドにオファーしたところにパンクのスピリットを感じます」

SELECTOR 05

井野将之 / doublet デザイナー

今年、新進ブランドのファッションアワード「LVMHプライズ」でグランプリを受賞した〈ダブレット(doublet)〉。そのデザイナーである井野将之さんが続いてのセレクターです。「『似合う、似合わない』とか、『好き、嫌い』という基準ではなくて、自分が『着てみたい』と思う服を選びました」と、気合の入ったコメントをくれました。

〈doublet〉コート ¥68,000+TAX(スタジオ ファブワーク)

「あまりコートを着ない自分でも着たくなるコートをつくろうと思って、『シャツを大きくして、コートサイズにすればいいんじゃないか』と思ってデザインしました」という〈ダブレット(doublet)〉のコート。表地はフリース素材がボンディングされ、内側はキルティングの仕様。しっかりと防寒についても考えられています。「オーバーサイズのデザインに合わせてオリジナルでつくった大柄のバッファローチェックも気に入っています」

〈WILLY CHAVAWISM〉ブルゾン ¥60,000+TAX(ウィズム 渋谷店)

二着目に紹介してくれたのは〈ダブレット〉と良好な関係を築き上げるセレクトショップ「ウィズム(WISM)」と〈ウィリーチャバリア(WILLY CHAVARRIA)〉のコラボアイテム。「『ウィズム』のディレクターである堀家さんのインスタを見て、思わず『着たい!』という欲求が湧きました」とのこと。気に入っているポイントは「とんでもないオーバーサイズなのに背中にアクションプリーツが付いているところ。腕を動かしやすくするためのディテールですが、きつい部分がないサイズ感なのにリアルなディテール。必要あるのか? と思いましたが、リアリティのあるディテールに惹かれました」と語ってくれました。

SELECTOR 06

堀家 龍 / WISM ディレクター

「基本ブルゾン派ですが、今年はコートが気になります。あとは発色が良いモノ。赤、ボルドー、バーガンディとかが気分ですね」と気になる傾向について教えてくれたのは、マイペースながらいつも服好きを納得させるラインナップで魅了してくれるショップ「WISM」のディレクターである堀家龍さんです。

〈HED MAYNER〉ピーコート ¥165,000+TAX(ウィズム 渋谷店)

一見するとただのピーコートですが、驚くほどビッグサイズにアレンジされているのが〈ヘッド メイナー(HED MAYNER)〉のこのアイテム。展示会で見つけたとき、「誰が着るんだ?」と堀家さんは思ったそうです。「でも着てみると、計算されたデザインであることが分かります。とくに後ろに引っ張られるようなパターンなど、着ると良さが分かるんです。大き目の襟や、男らしいカーキなど、そのあたりのディテールも飽きないで着られるポイントですね」

〈FRESH JIVE〉ブルゾン ¥54,000+TAX(ウィズム 渋谷店)

続いては、思わず「懐かしい!」と声に出てしまいそうな〈フレッシュジャイブ(FRESH JIVE)〉のブルゾンがエントリー。「1989年にスタートした〈フレッシュジャイブ〉。創立者であるリック・クロッツがカムバックして最初のシーズンのアイテムです。懐かしさといまの空気が上手に共存しています」と堀家さん。気に入っているポイントは「アメリカ製のダック地、レトロな配色がいいですね。サーフやパンクといったカルチャーの匂いがするアイテムは、やっぱり他とはちがいます」と教えてくれました。

SELECTOR 07

檜垣健太郎 / スタイリスト

個性溢れるモデルを起用した、つい見入ってしまうユーモアのあるファッションビジュアルをつくる檜垣さん。そんな彼にアウター選びのこだわりを聞くと「内側にニットやスウェットが着れる余裕さ。肩まわりの動きやすさ。あとは、ノリと、こっぱずかしい感じにならないもの」との答え。ゆったりした服をいつも着こなす、檜垣さんらしいこだわりを感じさせます。

〈NAPA by Martine Rose〉ジャケット ¥58,000+TAX(マスマティクス)

「先日、リサイクルショップへ行きました。買おうと思ったものがあったけど、持って歩くのが面倒だから、最後にかごに入れようとしたら、もう無くなっていました。欲しいと思ったらすぐに抱えよう。このフリースも、そんな感じがするから勢いで買いたい」とこのジャケットについて語る檜垣さん。神奈川・厚木のセレクトショップ「マクマティクス」で見つけたというアイテムは、イタリアの〈ナパピリ〉といま注目のイギリス人デザイナー、マーティン・ローズが組んだ〈ナパ バイ マーティン ローズ(NAPA by Martine Rose)の一着。どこか迷彩柄を思わせるバラのデザインが印象的。

〈gourmet jeans〉ジップパーカ ¥65,000+TAX(参考価格)(フリッジ セタガヤ セントラル)

最後に紹介するのは、檜垣さんがシーズンビジュアルを手がける〈グルメジーンズ(gourmet jeans)〉。「いつも、おかしなものを真面目につくっているグルメ。他のブランドにはない角度で服をつくっているからよく着ています。この黄色も…なんだろう。なぜかちょっと、フルーチェの味を思い出しました。細かいこと気にせず、ガシガシ着てほしい」。どこか古着のような雰囲気のこのナイロンパーカは、なにも考えずパッと手に取って羽織るようなラフな着こなしが似合いそう。

ビューティ&ユース 渋谷公園通り店

住所:東京都渋谷区神南1-19-11 パークウェースクエア2 1・2F
営業:11:00〜21:00
電話:03-5428-1893(MENS)
ystrdys-tmrrw.com

プロッド

住所:東京都目黒区青葉台2-17-10
営業:12:00〜20:00(水定休)
電話:03-6427-8345
www.phigvelers.com

フィンガリン

電話:03-6434-5028
phingerin.com
info@phingerin.com

ストーンアイランド

電話:03-6271-4654
stoneisland.com

ビームス プラス 原宿

住所:東京都渋谷区神宮前3-25-12
営業:11:00〜20:00
電話:03-3746-5851
www.beams.co.jp

ワールド プレスインフォメーション

電話:03-6851-4604
takeokikuchi.com

イマジン

住所:大阪府大阪市北区中津3-30-4
営業:12:00〜21:00
電話:06-7506-9378
imazine.osaka

ビームス 原宿

住所:東京都渋谷区神宮前3-24-7 1F・2F
営業:11:00〜20:00
電話:03-3470-3947
www.beams.co.jp

スタジオファブワーク

電話:03-6438-9575
doublet-jp.com

ウィズム 渋谷店

住所:東京都渋谷区神宮前5-17-20
営業:11:30〜20:00(水、金、土、祝前日は〜20時半)
電話:03-6418-5034
wism-tyo.jp

マスマティクス

住所:神奈川県厚木市泉町8-8
営業:11:00〜20:00(土は12時〜、水定休)
電話:046-227-1935
mathematics.ocnk.net

フリッジ セタガヤ セントラル

住所:東京都世田谷区世田谷1-22-5 山一ビル 1F
営業:12:30〜20:30
電話:03-5799-4786
central.fridgesetagaya.com

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