福岡県内を中心に九州の個性的なショップが一堂に会した2日間限定の「ブレンドマーケット」。メンズ、レディスのアパレル、古着、雑貨などを購入できるマーケットイベントなのですが、特筆すべき点が二つあります。まず一つめは、こうした合同イベントにはおよそ出店しないだろうラインナップが一堂に介したところ。こちらが出店ショップ一覧です。
オフィシャルのテキストでは、“玄人好みのマーケット”という表現が使われていましたが、いやいやどうしてかなりポピュラーな並びなのではないでしょうか。
二つめは、会場がかの有名な太宰府天満宮内の文書館であること。
イベントにおける会場の重要性はあらためて語るまでもありません。交通の便がいいことや、雨天時にも対処できるスペースがあることなど大事なことはいくつかありますが、開催できるだけで出店者もお客さんも気持ちが高揚する、そんな会場はそうそうありません。ここ太宰府天満宮は間違いなくそうした力を持った場所です。もちろん簡単にこうしたイベントが開催できるような場所ではありません。
「合同展示会『ソート』を、ここ太宰府天満宮で開催させてもらっていたんです。そのときに、バイヤー、プレス、ショップの方、そして若者から家族連れまで本当に多くの方が来てくれて、その様子を見た宮司さんに気に入ってもらえたんです。その流れでまたなにかできない?とお話をいただきまして。すごくありがたいですよね」と実行委員の一人である、〈フジト(FUJITO)〉の藤戸剛さんは頬を緩めます。
会場となった太宰府天満宮の文書館は、普段は入場すらできないところで、基本的には皇族関連の催し物か、まれに音楽関係のイベントをやるくらいで、こうしたマーケットイベントが開催されることは本当に異例なのです。
あらためて実行委員のみなさまをご紹介。左から〈GOOD DAILY HUNT〉の林 博之さん、〈RunoLabo〉の田浦尚子さん、〈STOCK NO:〉の南 久仁さん、〈FUJITO〉の藤戸 剛さん。「PARQ」の植村浩二さんは残念ながら都合により欠席でした。
「福岡や九州には、こんなに面白い店がある」(藤戸)というのを表現するために声をかけて行ったというだけあって、キャラクターの立ったお店が揃いました。ここからはフイナムが気になったブースを駆け足で紹介していきます。