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G-SHOCK完売伝説!! G-SHOCKが35年に渡って愛され続けているワケ。

The Great History of G-SHOCK

G-SHOCK完売伝説!! G-SHOCKが35年に渡って愛され続けているワケ。

1983年に誕生して以来、FASHION・ART・SPORTS・MUSICと様々なカルチャーと共に歩み、唯一無二のタフネスウォッチとしてたゆまぬ進化を続けている「G-SHOCK」。そもそも精密機器である腕時計に対して、決して壊れないタフさを追い求めるというアンビバレントな思いから奇跡的に誕生した、日本が世界に誇る腕時計です。誰もが一度は手に取ったことがあると思いますが、ここで過去のプレミアモデルから近年の人気モデルまで、即完売の嵐となった名作の数々を振り返り、「G-SHOCK」生誕35年の軌跡を辿っていきます。

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通称“スティングモデル”。

左:DW-5700C-1V、右:DW-5700-1JF

83年の初代モデルから3年後の85年にリリースされた、丸い文字盤が特徴の「DW-5400C」。記録的なヒットモデルとなった同作は、国内のみならず海外での評価も獲得。さらに、その後継モデルとして海外限定でリリースされた「DW-5700C-1V」は、以前からステージ上などで「G-SHOCK」を愛用していたミュージシャン、スティングへの敬意を込め、通称“スティングモデル”として87年7月に発売。海外のみでの発売だったこともあり、日本では逆輸入でしか手に入らず、マニアたちからの評価は未だに高騰しています。そして、国内未発売だった「DW-5700C-1V」のリリースから15年の時を経て、01年8月には“スティングモデル”がELバックライトを搭載して待望の復刻を果たしました。

海外で爆発的な人気!? その起爆剤モデル。

左:DW-5900C-9、右:DW-5900-1JF

「G-SHOCK」にとって日本で初のヒット作となったのが、DW-5900シリーズであり、このシリーズもまた、海外からの逆輸入で日本にやって来ました。近未来的な液晶グラフィックを採用し、その後のタフさを感じさせる、ゴツゴツした「G-SHOCK」のデザインの原点ともいえるアイテムで、アメリカ西海岸のスケーターたちから、壊れないファッションアイテムとして人気を博し、その人気が日本にも飛び火。現在の「G-SHOCK」が持つ、様々なカルチャーと密接な関係を構築するに至った、最初の一歩と言えるでしょう。そして、海外で2年間実績を積んだ後に発売された国内販売モデルが、この「DW-5900C-9」で、今年の11月に復刻しています。(11月復刻モデルはDW-5900-1JF)

社会現象を巻き起こした記念モデル。

DW-8200K-8

正式名称は「イルカ・クジラ会議記念モデル(通称イルクジ」。このシリーズは、国際イルカ・クジラ教育リサーチセンター(I.C.E.R.C.)の呼びかけでスタートし、国際イルカ・クジラ会議の開催を記念して作られた人気シリーズです。90年代に青春時代を過ごした人にとっては馴染み深いシリーズではないでしょうか。初代イルクジは94年4月、そして、スケルトンを採用した2代目イルクジに当たる「DW-8200K-8」は96年3月にリリース。97年にリリースされた3代目イルクジが社会現象的なブームとなりましたが、今改めてこのイルクジシリーズを見直してみると、シリーズ唯一のフロッグマンや、DW-8200シリーズをベースとしたこの「DW-8200K-8」の独創性は、右向け右になりがちな今の時代だからこそ評価したい一本です。

初のセレクトショップ別注モデル。

AW-500UA-1E

イルクジの大ブレイクを経て、海外のみならず日本においてもファッションアイテムとしての地位を確立した「G-SHOCK」。96年10月に、今では当たり前となった、大手セレクトショップによる「G-SHOCK」の別注モデルが初めて誕生しました。それが「ユナイテッドアローズ」の別注によって誕生した「AW-500」がベースの「AW-500UA-1E」です。「G-SHOCK」らしいタフさや無骨さを残しながら、アナログ表示がメインとなったスマートさも併せ持つモデルなだけに、「ユナイテッドアローズ」の品の良いカジュアル感とも相性は抜群。また、インターネット普及以前の時代だったにもかかわらず、発売当日には口コミで聞きつけたであろうお客さんたちが行列を作っていたのだとか。

すべてが超実験的なカップルモデル。

左:LOV96-1_DW-6696-2A、右:LOV96-1_BG-350A-2T

数多くのヒット作がある「G-SHOCK」の歴史上、最も世間を騒がせたと言われているのが、96年に発売された初代“ラバーズコレクション”です。なにより、時計業界ではご法度とされるホワイトを初めてボディカラーに採用し、さらに「G-SHOCK」と「Baby-G」のセット売りという、これまでにない実験的な試みでしたが、結果は大成功。発売日当日には、全国の時計店に行列が出来、1週間後のフリーマーケットでは定価の数倍で取引されるような熱狂を巻き起こしました。ちなみに、女性における「G-SHOCK」の認知を広めた大きな要因ともなったモデルでもあります。

いまだに語り継がれるレジェンドモデル。

DW-8250WC-7BT

イルクジと同じく、基金支援を目的とした限定シリーズ、別名ファウンデーションモデルと呼ばれるシリーズのひとつとして、97年5月にリリースされたのが「世界サンゴ礁保護協会=W.C.C.S.モデル」です。「G-SHOCK」ブームが隆盛を極めた97年の登場だったこともあり、発売される前からプレミアがつくという異常事態が巻き起こったモデルとして、ファンの中で語り継がれています。なかでも、フロッグマンタイプである「DW-8250WC-7BT」は、一般の人の目にほとんど触れることなく市場から姿を消した激レアモデル。通常チタンが用いられる裏蓋面も、鏡面仕上げのステンレスが使われており、芸術的な仕上がりに。また、売上の一部は「W.C.C.S.」に寄付されるなど、このような形で環境保護を訴える「G-SHOCK」のアティチュードは、今一度見直されるべき姿勢ではないでしょうか。

通称“ジェイソンモデル”。

G-001-9JF

2010年9月に発売された「G-001-9JF」。これは94年11月にリリースされた、DW-001シリーズ待望の復刻アイテムで、いわゆるゴツゴツした「G-SHOCK」のデザインとは異なり、丸みを帯びたシルエットと、往年のホラー映画『13日の金曜日』シリーズの人気キャラクター、ジェイソンを彷彿とさせるようなフェイスカバーが付いたことから、後年になり“ジェイソン”モデルとして知られることになりました。このオリジナル版は発売当初はあまり目立った人気が出ることはありませんでしたが、時間の経過とともに中古市場で人気が急上昇。そして、待望の復刻として販売された「G-001-9JF」は、発売直後から多くのお店で完売が相次ぎました。

35周年を記念したフルメタルモデル。

GMW-B5000TFG-9JR

今年が「G-SHOCK」の35周年イヤーということもあり、数多くのモデルがリリースされ、どれも大きな話題となると同時に即完売が続出。その皮切りとなったモデルが、4月にリリースされた「GMW-B5000」の35周年モデル「GMW-B5000TFG-9JR」です。“フルメタルコレクション”と題され、スクエアフェイスでは初となるフルメタルモデルとして、ゴールドとシルバーの2色が販売されました。カジュアルな時計の代名詞ともなった「G-SHOCK」のベースである、タフさへのこだわりは一切妥協せず、洗練された大人な雰囲気も感じさせるアイテムとして生まれ変わりました。まだまだ「G-SHOCK」には大きなポテンシャルが秘められていることを証明した一本と言えます。

老舗バッグブランドとのコラボレーション。

GMW-B5000TFC-1AJR

先の“フルメタルコレクション”から2週間後にリリースされたのが、〈ポーター(PORTER)〉とのコラボレーションモデル「GMW-B5000TFC-1AJR」。“フルメタルコレクション”を発展させた、ブラックメタルを使用した燻し銀なアイテムです。〈ポーター〉とのコラボレーションというだけあって、〈ポーター〉らしい光沢のあるブラックのナイロンツイルを使用したオリジナルコレクションケース付き。腕時計を5本まで収納し、ケースごと容易に持ち運ぶことが出来ます。業種は違えど、何十年にも渡ってシーンの第一線を走り続けている両ブランドのコラボレーションだけに、モノとしての説得力は抜群です。

発売前から話題騒然だった35周年記念モデル。

左から、DW-5035E-7JR、DW-5735E-7JR、GA-735E-7AJR、GA-835E-7AJR

35周年記念モデルのひとつとして、9月にリリースされた“GLACIER GOLD”と銘打たれた4つのモデル。タフネスを追求する「G-SHOCK」を、極寒の地で存在を放つ氷河のイメージに重ね合わせ、クリアスケルトンのボディーを採用。さらに文字盤や美錠、ボタン、ビス、裏蓋にゴールドカラーを用いたことで、クリアとゴールドのコントラストを際立たせています。過去の名作を彷彿とさせるクリアスケルトンのボディーですが、これまで以上に透き通るようなクリアな仕上がりに、発売前からネット上で大きな話題となり、当然のようにいずれも即完売と相成りました。

その他、〈エンダースキーマ(Hender Scheme)〉やイラストレーターの長場雄さんとのコラボレーションなど、ざっと振り返るだけでも、数多くの印象的なモデルが存在する「G-SHOCK」。そしてなんと、その即完売モデルたちを、まだ僅かながらにゲットできるチャンスが近日中にやってくるらしいです。買い逃してしまったファンの方たちは、続報を待ちましょう!

G-SHOCK

g-shock.jp
instagram:@gshock_jp

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