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Licaxxxが語る“いま”の自分自身。

ENALLOID MEETS HIP CREATOR

Licaxxxが語る“いま”の自分自身。

時代の空気を巧みに含んだデザイン性、かけ心地のよさ、そして高い品質が三位一体となったアイウェアブランド〈エナロイド(ENALLOID)〉。その圧倒的な使い勝手のよさは多くの人から支持を得ています。このブランドのアイテムをDJとして活躍するLicaxxxさんが着用。アイウェアとの付き合い方を起点に、自身のファッション感について話を聞きました。「自分らしい表現が行えている」とは彼女の言葉。注目のクリエイターである彼女が感じる“いま”とは?

  • Photo_Asami Nobuoka
  • Edit_Yuichiro Tsuji
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Licaxxx / DJ

1991年生まれ。DJとして国内外のパーティーに出演するほか、ラジオパーソナリティーやライターとしての顔も持つマルチアーティスト。2016年に設立したウェブメディア「シグマファット」では編集長も務める。J-WAVE(81.3FM)「SONAR MUSIC」のミュージックレシーバーとしてレギュラー出演中。

バランスの取れたデザインが好き。

Licaxxxさんが普段ファッションを表現する上で大事にしているのはどんなことですか?

Licaxxx自分に合ったものを選ぶというのが基本ですね。自分の顔や体型に合わせてアイウェアや服を選んでます。あとは、変に派手にならないようにしてますね。悪目立ちはしたくないので。

オーバーサイズの服を着ていたり、ボーイッシュなファッションのイメージがあります。

Licaxxxそうかもしれません。メンズブランドも着るし、最近はユニセックスな服が多いです。メンズのウェアでも生地をたくさん使っていて動きのある服を着ることで、かえって女性らしく見えたりするんです。そういうのを意識してますね。

左:〈ENALLOID〉No.33 / col.001-2 ¥32,000
右:上から〈ENALLOID〉No.33 La(A) SG /126-2 ¥28,000、Carlito(A)45 / 002 ¥27,000、Norah(A)44 / 093 ¥27,000、EMMA(A) 44 / 116 ¥27,000、No.33 / 001-2 ¥32,000、EMMA 44 / 158 ¥32,000

〈エナロイド〉のことは知っていましたか?

Licaxxxもちろん。前にとあるショップの撮影でかけさせてもらったことがあって。そのときにすごく軽いなぁと思ったのを覚えています。

普段、アイウェアをかけることはありますか?

Licaxxx家でよくメガネをかけてますね。あとは近所を出歩くときとか。

サングラスもかけますか?

Licaxxx夏場はかけます。あとはフェスとか、みんながかけるようなシチュエーションで。普段街中でかけることはあまりしないです。逆に目立っちゃう感じがして。でも好きでいくつか持ってます。

どんなデザインのアイテムが好きですか?

Licaxxxサイズが大きめのが好きですね。私は顔立ちがはっきりしているほうなので、黒縁でフレームが太かったりすると、主張が強くなりすぎてしまうんです。だから、仮に黒縁のメガネをかけるときは、テンプルにメタルをつかってるものとか、素材とか色でバランスを取るようにしています。

今日選んでいただいた〈エナロイド〉のアイテムも、セルとメタルが組み合わさってますね。

Licaxxxそうですね。自分にしっくりくるのはだいたいこういうバランスの取れたデザインのものが多いんです。

かけてみた感想を教えてください。

Licaxxxかけてて違和感を感じないというか、ストレスがないです。それは着用感という意味でもそうですし、デザインもそう。さっきほかのアイテムも見させてもらったんですけど、全体的に日本人に馴染みやすいフレームの形だと思うんです。奇抜というよりも、ベーシックさを大事にしている感じがして、日常に馴染みやすいのかなって。

過去のインタビューでは「音楽が背景にあるブランドだと、より親近感を感じる」ということを仰っていました。それはいまも同じですか?

Licaxxxそうですね。もちろん、デザインだけを見ていいなって思うこともあるんですけど、そのブランドやデザイナーを好きになって深掘りしていくと、音楽との共通点が見つかることもありますし。好きなものが共通する人のデザインはやっぱり好きですね。いまはファッションブランドが音楽のイベントを主催したりとかもありますし、それがすごくコアなアーティストをサポートしていたりすると、すごくいいなって思います。

いまはブランドの背景にあるカルチャーを含めて服を選ぶ人が増えたように思います。

Licaxxx私が21歳とか22歳くらいの頃はファッションとカルチャーが分断されているような印象でした。ファッションが好きな人はそれを突き詰めて、音楽が好きな人はひたすら音楽に打ち込んでいるみたいな。いまは自分の周りにいる同世代の子はみんなポリシーを持って服を選んでいる気がします。いい意味でファッションとカルチャーのバランスが取れているというか。こういう音楽が好きだから、服もこういうのがいいってハッキリと言える人たちが増えていると思うんです。

自分にしかできないことをやる。その意識が明確になった。

現在はDJ活動のほかに、自身のウェブメディアで編集長も務められています。ファッションのページでは社会的なテーマをビジュアルに落とし込んでいますが、それらの作業がLicaxxxさん自身に影響を与えることはありますか?

Licaxxx私は純粋なファッションの人間ではないので、だからこそ別の角度から切り込む必要があるのかなと思っているんです。例えばスタイリストさんにビジュアルの制作をお願いするときは「コンサバティブに」とか「ストリートっぽく」などファッション的な用語を並べるのではなくて、なにか社会的なテーマを決めて、それをスタッフみんなで話し合いながら撮影内容を固めていってます。そういう意味では創作に近いかもしれないですね。

そういった作業を通して得られたものはありますか? 気づきであったり、自身の中での変化など。

Licaxxxいいと思うもの、これはあんまり好きじゃないと思うもの、その価値基準は人それぞれだと思うんですが、それをより強く感じるようになりました。音楽も服も流行があるんですけど、それを気にしなくなったというか、自分たちにしかできないことをやろうという意識がさらに明確になった感覚があります。

それはご自身の日常に関しても同じですか?

Licaxxxそうですね。「これはあんまり着ない方がいいな」っていうのはなくなりました。ファッションがより自由になったというか。私の場合、音楽のほうが自由になるのが先だったので。いまはいろんなスタイルがあっていいんだなと思えるようになりましたね。

じゃあいまは、音楽もファッションも編集も、より自分らしい表現が行えていると。

Licaxxxそうですね。周りを気にせず、自分のやりたいことができている感覚があります。

最後に今後の目標を教えてください。

Licaxxxもっと海外を意識した活動をしていきたいです。きっとやることは変わらないと思うんですが、もっとグローバルな目線でやっていきたいと思ってます。海外でDJをしたり、逆にアーティストを呼んだりとか、メディアももっと海外の人に見られるようにしていきたいんです。自分ひとりだけではなくて、いろんな人を巻き込みながら活動の規模を大きくしようと思ってます。

ENALLOID

サラディストリビューション東京

電話:03-6427-7239
info-td@marivision.jp

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