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荒木大輔が語る、サタデーズ ニューヨークシティの“絶妙な”都会派ダウン。

Just right for the urban people.

荒木大輔が語る、サタデーズ ニューヨークシティの“絶妙な”都会派ダウン。

アーバンかつカジュアルなスタイルを発信する〈サタデーズ ニューヨークシティ(Saturdays NYC)〉からブラックを纏った3種のダウンジャケットが登場。そのプロダクトは、本店を構えるニューヨークはもとより、東京・代官山の店舗に訪れる感度の高い人々からも声を揃えて“ちょうどいい”と絶賛されています。人気ダウンのその魅力を、ブランドを長く支持しているスタイリストの荒木大輔さんに伺いました。

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荒木大輔/スタイリスト

1976年生まれ。スタイリスト熊谷隆志氏に師事した後、2001年に独立。メンズファッション誌を中心に、広告、俳優、ブランドカタログなどのスタイリングを手掛ける。アクティブなライフスタイルにも造詣が深く、隙を見つけてはサーフィンに没頭。

カルチャーとファッションの本格派が集うブランド。

〈サタデーズ ニューヨークシティ〉に興味を持ったきっかけを教えてください。

興味を持ったのは、日本に店舗ができる一年前ぐらいかな。ニューヨークに行った際に、初めてその存在を知りました。センスの良い控えめなロゴに惹かれたことを覚えています。初めはお洒落なサーフブランドといった見方をしていたのですが、ブランドをディレクションしているモーガンやコリンがニューヨークの街に住み、デイオフにサーフィンを楽しんでいることを知って、すぐにサーフブランドではないことに気が付きました。

いまもその頃から変わらない価値観を持っていますか?

むしろファッションブランドとしての認識は更に高まっています。日本に店舗ができて約6年が経ちますが、都会的な印象はいまもなお変わらず、その上で展開されるアイテムの幅が大きく広がっています。日本人に合うサイズ感のものも増えていますし、ぼくたちでもお洒落に着こなせるアイテムが当時より確実に増えているので。

アイテムとブランド背景の両面を認めているということですね。

そうですね。今年の夏はほぼ毎日〈サタデーズ ニューヨークシティ〉のボードショーツでしたからね(笑)。サーフィンに行くときも仕事をするときも穿いていて、周りから「いつもそのショーツだね」って突っ込まれました(笑)

店舗にもよく足を運んでいますか?

代官山のお店にはしょっちゅうコーヒーを飲みに行っています。土地柄もあると思いますが、ファッションやサーフ業界の最前線をひた走る人が普通にくつろいでいて交流の場にもなるから、ちょっとしたパワースポットだと思っていますよ。アートショーもするし、サーフィン的なカルチャーもしっかり背景に持っているし、ブランドとしての立ち位置が絶妙ですね。

オーバースペックすぎないのがファッションブランドらしくて良い。

今回リリースされた3種のダウンジャケットを見てどう思いますか?

荒木どれもすごくいい塩梅です。今年は空前のダウンジャケットブームで、アウトドアブランドのハイスペックダウンがかなりの人気ですよね。ブランドによっては購入制限がかかったり。でも、これって裏を返して言えば、人とかぶりやすいってことなのかなと。ファッションブランドのものだと、そのあたりの懸念ポイントが解消できますから。

人とかぶりにくいのが魅力ということですか?

荒木いえいえ、それはあくまでもおまけです。電車に乗ったり、車に乗ったりするときって、ハイスペックなダウンだと暑すぎて大汗かいてしまったりしませんか? このダウンジャケットは適度なダウン量で、脱いでも嵩張らないし、街で着るのにすごく良いバランスです。しかも止水ジップで、各部位がシームレスだからダウンの天敵とされる雨の日でもお構いなく着られる。スペックも痒いところに手が届いている感じです。

タウンユースにちょうどいいスペックということですね。

荒木オーバースペックなものに目を奪われがちですけど、今年はこっちかなぁって思います。ダウンジャケットにおいては袖口と裾口の裏側にリブを施しているから、見た目はすっきりしていて、なおかつ保温性やフィット感も抜群。ダウンベストも脇の裏側にリブを施しているから、着たときのスマートさにやられます。一見デザイン重視に見えて細部まで気が利いているんです。

確かに、オールブラックのデザインも良いですね。

荒木それは言わずもがなですね。ダウンジャケットってどうしても、ひと昔前のアメカジ的な印象になりがちですが、これはプリントやジップもダークトーンで統一しているし、見た目が新鮮。生地はマットで、こうした都会的な質感こそアウトドアブランドにはない魅力だと思いますよ。

街向けのスペックとデザインが秀逸。

実際に3型のダウンを着こなしていただきました。〈サタデーズ ニューヨークシティ〉が持つブランドの特色を生かし、アクティブだけど都会的なコーディネートに仕上がっています。

ダウンジャケット: Minato Down Jacket ¥48,000+TAX、チャイナジャケット:m’s braque、パンツ:kolor、シューズ:Dr.Martens、アイウェア:ayame

まず、ダウンジャケットを使ったコーディネートはどんなことを意識されましたか?

荒木ジャストサイズではなく、少しだけオーバーサイズを選びました。ダウンジャケットに見られがちな古臭い印象をそぎ落としています。上が大きめなので、下はシャープに。ボトムスの丈を短くして、オーバーサイズの野暮ったさを軽減させました。

ダウンベスト:Meguro Down Vest ¥32,000+TAX、コート:CINI、インナー:UNITED ARROWS、パンツ:nonnative、シューズ:Vans

続いてダウンベストを使ったコーディネートも教えてください。

荒木オールブラックだとアメカジっぽさが軽減されていて、新鮮で良いですね。アイテム的に黒でまとめてストイックにしがちですが、ここはあえてローテクなスニーカーをチョイスすることでヌケ感を与え、こなれた雰囲気を演出しています。タートルネックと合わせても素敵かもしれませんね。

ダウンシャツ:Kobe Down Shirt ¥39,000+TAX、コート、TEATORA、フーディ:WIND AND SEA、パンツ:CABaN、シューズ:Nike

最後にダウンシャツを使ったコーディネートについても聞かせてください。

荒木ほどよいボリューム感なのでインナーダウンの感覚で着用しています。上に羽織るものは見た目の印象が重くならないようにできるだけ軽い素材感のものにしています。レイヤードはお洒落に見える反面、着膨れしがちなので、発色の良いパーカをインナーに差しこみコーディネートに立体感を与えています。

Saturdays NYC 代官山

住所:東京都目黒区青葉台1丁目5-2
電話:03-5459-5033
営業時間:カフェ 9:00〜19:00、ストア 11:00〜20:00
www.saturdaysnyc.co.jp

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