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エナジーウェーブを履きこなす5人の肖像。

CONVERSE ENERGY WAVE with 5 CREATORS.

エナジーウェーブを履きこなす5人の肖像。

「オールスター」や「ジャックパーセル」というモデル名を聞いて真っ先に思い浮かぶのは、そう、〈コンバース(CONVERSE)〉です。もともとこれらのモデルはスポーツ用に開発されたものでした。そんな〈コンバース〉が今季、80~90年代のスポーツミックスファッションに着目。「エナジーウェーブ」と呼ばれるミッドソールテクノロジーを搭載した3型のスニーカーをリリースします。前述したモデルのクラシックな姿とは対照的な“スポーツ然”とした姿はファッションとどうシンクロするのか? 5人のクリエイターたちにこのアイテムを着用してもらい、それぞれのスタイルを披露してもらいました。

  • Photo_Kazunobu Yamada
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Yosuke Ishii
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ACCELERATOR EW MID

YSTRDY’S TMRRW デザイナー

管野寿哉 さん

今年の春夏でデビュー3シーズン目を迎えるブランド〈YSTRDY’S TMRRW〉のデザイナーを務める。ベースにあるのは古着だが、それをそのまま表現するのではなく、今日的なアプローチでまさに“いま着たい”服をデザイン。管野さんはバスケットボール経験者でもあり、「アクセレレイター EW MID(ACCELERATOR EW MID)」は自身のカルチャーとの親和性も高い。

「アクセレレイター EW MID」を履いた感想を教えてください。

管野最近バスケをやりたいなと思ってて、これならできそうだなと思いました。ちょっと懐かしさがこみ上げてきましたね。90年代当時は中学生だったから、その頃を思い出しました。

バスケットボールシューズをファッションアイテムとして履くことはありますか?

管野「オールスター」はもともとバッシュとしてつくられたものなので、そういう意味では履きます。ただ、いわゆる現代のハイテクなバッシュは履かないですね。ただしこのアイテムは、デザインがレトロというかアナログな感じがするし、そういうシューズはファッションとして使いやすい。だから、ぼくの中では“ローテク”な感覚に近いかもしれません。この懐かしい見た目と、90年代のNBAを彷彿とさせるカラーリングもいいですね。

ミッドソールには高い弾力性を持った「エナジーウェーブ」のテクノロジーが駆使されていて、機能は当時のアイテムよりも格段に向上しています。クオリティーの面で感じることはありますか?

管野アップデートされているなぁというのは感じますね。例えば生地の丈夫さであったりとか、加水分解しないソールを使っていたりとか。見た目は当時のままだけど、中身や機能性は現代的になっている。仮にクルマで同じことをやろうとしても、できないですよね。だから、こういったアプローチの方法はシューズならではと言えると思うし、素直にいいなって思います。

今日のコーディネートのポイントを教えてください。

管野全部〈イエスタデイズトゥモロー〉の新作で合わせました。インナーにスエットのセットアップを合わせて、スポーツとB-BOYを意識しています。そこにナイロンの薄手のコートを羽織って、スタイルを印象付けていますね。あと、同素材のバッグをアクセントにしているのもポイントです。

ACCELERATOR EW MID(White) ¥12,000+TAX
 
高弾性とクッション性を合わせもったミッドソールテクノロジー「エナジーウェーブ」を搭載し、快適な履き心地を実現した一足。アッパーのデザインは1992年にリリースされた「ACCELERATOR lll」をベースにしています。ハイカットで適度なボリュームがあるフォルムですが、はき口はシュッと引き締まりがあるので、細身でもワイドでも、ジャストレングスでも短めでも、さまざまなボトムと相性がいいところも魅力のひとつです。

MXWAVE EW

I&ME デザイナー / イラストレーター

小田原愛美 さん

イラストレーターとして活躍する一方で、自身のブランドである〈アイアンドミー(I&ME)〉のデザイナーも務める。クールかつシニカルな姿勢を持ちながらも、ユーモアや遊び心も忘れない表現のスタイルは小田原さんならでは。落ち着きのある姿とは対照的に、ゲーム好きという一面もあり。「MXウェーブ(MXWAVE EW)」が、レザージャケットを羽織ったハードな着こなしにも合わせやすいということを証明してくれた。

「MXウェーブ EW」を履いた感想を教えてください。

小田原〈コンバース〉といえば「オールスター」の印象が強いので、こういったスポーティなアイテムはブランドの違う側面を見ているようで新鮮な気持ちになります。私自身も普段はローテクなスニーカーばかり履くので、いつもと違った気分が味わえるいい機会になりました。

白いスニーカーは普段よく履くんですか?

小田原実は黒い靴ばかり履くんですが、このアイテムは配色が可愛くて、ブラックではなくてホワイトを選びました。あと、普段履くスニーカーよりもボリュームがあるので、バランスを取る意味でもこっちの色の方が合わせやすいかなと思ったのもホワイトを選んだ理由です。パッと見たときに白なら主張が強くなりすぎることがないような気がしたので。

履き心地はいかがですか?

小田原すごくいいですね。クッション性があって歩きやすいです。

普段はどんな基準で靴を選んでいますか?

小田原靴に合わせて服を選ぶことが多いです。たとえばハイテク系のスニーカーを履くときは、服もそれに合わせた雰囲気にしたいと思うんですけど、普段からシンプルな服装をすることが多いので、基本的にはローテクなシューズを選びますね。

コーディネートはどんなことを意識したか教えてください。

小田原普段とは違う雰囲気で合わせようかなと思ったんですけど、やっぱりそれはやめていつも通りの格好できました。この靴はスポーティなアイテムだし、機能的な部分ではハイテクなのかもしれないけど、デザインはどこか懐かしい感じがするので、シンプルなコーディネートにも自然にマッチしますね。

MXWAVE EW(White) ¥14,000+TAX
 
イエローやブルーなどの効果的なカラーアクセントが目を引きます。〈コンバース〉がかつてリリースしたバスケットボールシューズの要素をミックスしたデザインは、懐かしくもあり、同時に新鮮さも感じさせます。肉厚でボリュームのあるソールに対して、アッパーはすっきりとしたシルエットになっているところも特徴です。高い弾力性を誇るミッドソールテクノロジー「エナジーウェーブ」を搭載しているので、気持ちのいいクッショニング性能と、快適な履き心地を楽しめます。

ERX-400 EW HI

offshore マネージングディレクター

的場良平 さん

カルチャーやヒストリーのある服を大切にしたセレクトショップ「オフショア(offshore)」のディレクター。もともと原宿のヴィンテージショップに長年勤め、現在も同じ街で東京のファッションの最前線を発信し続けている。さまざまなカルチャーを吸収してから放たれる独自のスタイルに定評あり。

「ERX-400 EW HI」を履いた感想を教えてください。

的場ここまでボリューミーなシューズってなかなかないですよね。コーディネート欲を刺激されるというか、どうすればかっこよく履きこなせるんだろうっていろいろ考えさせられるアイテムだなと思います。実際、今日履いてみて「あ、いいな」って素直に思えましたしね。

どんなところがよかったですか?

的場現代的なハイテクスニーカーとは違って、デザインにアナログな感覚があるというか、懐かしい感じがしますよね。古着好きとして、やっぱりそういった部分に惹かれるんです。

的場さんはどんな基準で靴を選んでいますか?

的場まずはデザインを重視します。結局自分のテンションが上がるものでないと、ファッションは楽しくならないですからね。そういう意味でこのアイテムを眺めると、先ほども話した通り、すごく感性を刺激されるし、かっこよく履けたときはめちゃくちゃ気分が上がるシューズだと思います。実際にいまぼくがそうなので(笑)。これからどんどんこういったバッシュを取り入れていきたいと思いましたね。

コーディネートのポイントはどんなところにありますか?

的場足元がスポーティなのに対して、ラグジュアリーブランドのヴィンテージのシャツを合わせたり、インナーはバンドTを着ていたり、いろんな要素を取り入れたところですね。一本筋の通った着こなしももちろんかっこいいのですが、最近はあえて違和感をつくることを意識しています。その中で、コーディネートとしてどう整合性をもたせるかというところに興味があるんです。たとえば今日なら、全体を淡色で統一して春らしくしているところにそれが当てはまります。それによって靴が自然になじむようにしました。

ERX-400 EW HI(White/Navy/Red) ¥13,000+TAX
 
1988年にリリースされたバスケットボールシューズ「CONS ERX 400 HI」をベースに、ソールには独自のミッドソールテクノロジー「エナジーウェーブ」を搭載。過去のモデルを現代の技術でよりクッション性能を高くし、快適な履き心地へとアップグレードしました。当時のスポーツシューズによく見られた縫製の多いデザイン、そしてハイカットでボリューミーなシルエットがレトロなムードを醸し出しています。

ACCELERATOR EW MID

VOILLD ディレクター

伊勢春日 さん

中目黒にあるギャラリー「VOILLD」にてディレクターを務める。フイナムでもおなじみの現代美術アーティストである加賀美健さんをはじめ、多くのアーティストの展示を行い、日々アートに囲まれながら磨かれたセンスは、ファッションにおいても独自の個性を光らせている。難易度の高い柄と柄の組み合わせを自然になじませる着こなしのテクニックに注目。

「アクセレレイター EW MID」を履いてみた感想を教えてください。

伊勢見た目のボリュームに反して、思ったよりも軽いというのが第一印象です。すごく履きやすいし、歩いてて動きやすさも感じますね。

見た目の印象は如何でしょう?

伊勢デザインに関しては、ハイテクというよりも“レトロ”という言葉が合いますね。フォルムやパーツの使い方、あとはブラックとパープルの配色がかわいいです。あんまりない組み合わせだから新鮮さも感じます。

普段靴を選ぶときに気にするのはどんなことですか?

伊勢デザインよりもまずは使い勝手を優先するかもしれません。丈夫さとか動きやすさがあった上で、なおかつデザインにも魅力を感じるものがいいです。作品の搬入や設営などで普段から足を動かすことが多いので、やっぱりスニーカーを履くことが多いですね。このアイテムはミッドカットでホールド感があるし、クッション性もいいのでしっくりきます。

コーディネートはどんなことを意識しましたか?

伊勢パーツの使い方が贅沢で、私はそこに派手さを感じました。だから服も派手にしようと思って、柄と柄を組み合わせました(笑)。さっきも話したようにシューズのパープルがすごく印象的だったので、パーカのバックプリントでも同じ色を表現して色合わせしています。

ACCELERATOR EW MID(Black) ¥12,000+TAX
 
1992年にリリースされたバスケットシューズ「アクセレレイター lll」をベースにリモデル。当時の機能をベースに新たに開発したミッドソールテクノロジー「エナジーウェーブ」を搭載し、高いクッショニングと快適な履き心地を実現しました。適度なボリュームのあるアッパーと、肉厚なソールは現在のトレンドと通じるものを感じます。ブラック×パープルというレトロな配色が、80~90年代のスポーツを彷彿とさせるところもポイントです。

MXWAVE EW

スタイリスト

末廣昂大さん

リアリティとモードを行き交うような、ハイエンドなストリートスタイルを得意とする若手スタイリスト。ラグジュアリーブランドからストリートブランド、そして古着に関する知識も豊富で、末廣さん自身も普段からそれらのアイテムを巧みにミックスしてファッションを楽しんでいる。一見するとスマートながら、どこかクセがあり主張を感じる着こなしが参考になる。

「MXウェーブ EW」を履いてみていかがでしたか?

末廣足を入れたときに最初に感じたのが履き心地のよさでした。クッション性があるのはもちろんなんですが、インソールが足にフィットする感じも気持ちいいです。

デザインはいかがでしょうか?

末廣ストリート感を感じつつも、どこか品のあるデザインに惹かれます。レザーやスエードといった素材の使い方に高級感があるし、配色も落ち着いていて、大人でも履きやすいスニーカーになってますよね。毎朝コーディネートを考えるときも、ぼくはストリート感と品のバランスを心がけているので、自分のスタイルとの相性もすごくいいです。今日はチノを合わせたんですけど、スラックスとかドレス寄りのアイテムとも上手に合わせられると思います。

今日のコーディネートのポイントを教えてください。

末廣インナーのニットとボトムはホワイトで統一しつつ、黒いシャツを羽織ってモノトーンにしています。ストリートの要素が強いニットなので、シルクタッチの高級感のあるシャツを合わせて大人っぽくしているところもポイントです。

トップスのオーバーサイズのシルエットと、ボリュームのあるシューズとのバランスが絶妙です。

末廣そうですね、このシューズはボリュームが出すぎないところが魅力だと思います。最近だとダッドスニーカーがトレンドになっていて、このアイテムにもその要素を感じるんですが、程よいボリューム感で品よくまとまっていると思うんです。

MXWAVE EW(Black) ¥14,000+TAX
 
かつてリリースしたバスケットボールシューズのデザインをミックスしてつくられたローカットモデル。高弾性のミッドソールは、快適な履き心地と抜群のクッショニング性能で、足を軽快に前へ進めてくれます。シンセティックレザーやスエードを使用したルックスに加え、モノトーンの配色によって、どこか落ち着きを感じさせる一足に仕上がっています。

コンバースインフォメーションセンター

電話:0120-819-217
converse.co.jp

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