Style01_with EASY RIB PANTS BLACK
前職の「ビームス」時代に〈B印 ヨシダ〉の名物ディレクターとして名を馳せ、様々な商品企画や人気コンテンツを手掛けてきたファッション業界きってのキーマン。現在はフリープランナーとして数多くの企業やブランドのディレクションに関わりながら、パーソナルスタイリストとしての活動や自身のブランドも運営。プライベートではサーフィンや旅行など自由気ままなライフスタイルを送り、理想的なアラフィフ世代のアイコンに。日々の日課は愛犬トウフくんとの毎朝の早朝散歩。
種市さんにとって〈ワイルドシングス〉はどんな存在ですか?
前職時代から所縁のあるブランドで、アメリカらしいタフなイメージ。一方でオーバースペックのアイテムをあえて街で着る楽しさを教えてくれたブランドでもあります。アウトドアブランドをファッションとミックスさせるうえで欠かせない存在ですね。
当時はデナリジャケットを好んでよく着ていました。独特な野暮ったさが魅力的で、〈オールデン〉の革靴や〈ヘルムート ラング〉のパンツなどテイストの異なるアイテムとミックスさせたりしていましたね。
その頃の着こなしと比べて種市さん自身、日々のスタイリングで変化した部分などはありますか?
昔からその日の気分というのを重視していたので、日々変化しているのですが、最近は着飾るのではなく、年相応の色気を意識しています。ニット一枚とっても薄手の素材で上質なものをさらっと合わせたり、機能性のあるパンツにはあえてレザーシューズを合わせたり。カジュアルになり過ぎたり、トラッドになり過ぎないように気をつけています。
実際に〈ワイルドシングス〉のパンツを穿いてみていかがでしたか?
思っていた以上にシルエットが細いなという印象を受けました。ただストレッチも効いていて、機能性のある素材を使っているので、タイトなパンツにありがちなストレスはなかったですね。どちらかというと快適な着用感のまま、スタイルをよく見せてくれるアイテムって感じでしょうか。
素材特有の光沢が品良く見せられるので、街だけでなく旅行や出張先の移動中などでもカジュアル過ぎず、程よく大人の風格を守りつつ穿けそうじゃないですか。あとは最近主流になりつつあるスポーツテイストを取り入れるときにはアクセントにもなりそうですね。ぼくらのような世代の人間には使い勝手の良い一本だと思います。
Style02_MOTION EASY PANTS SMOKY LEAF
人気ヘアサロンの「SHIMA」や「WAVY’S」を経て、今年2月に自身がオーナースタイリストを務める美容室を三軒茶屋にオープン。巷でも話題の同ショップは、生粋のスケーターでもある彼のライフスタイルに欠かせないアメリカ産の古着や雑貨が並ぶ空間を併設するなど、カルチャースポットとしての側面も。念願でもあった20代での独立を叶え、今後の活躍が期待されている。最近新調したばかりだと言うスケートデッキは〈NUMBERS EDITION〉のもの。
中川さんにとって〈ワイルドシングス〉はどんな存在ですか?
学生時代からアメリカのカルチャーが好きで、いまも自分のお店のバイイングや個人的な買い物をするのにアメリカへ行くことがあるのですが、現地でも〈ワイルドシングス〉のアイテムはよくチェックします。それに〈ワイルドシングス〉のようなアウトドアブランドは結構スケーターも好きだったりするので、そういった意味でも思い入れは深いですね。
機能的なパンツはスケートをするときにも合いそうですよね。
そうですね。激しい動きをすることも多いので、ストレッチが効いているのは助かります。それに防風性に優れた素材なら肌寒い時期のスケートでも心強い。カーキカラーなら見た目もチノパンのようで、普段から穿いているパンツに近い感覚で合わせられるのも嬉しいですね。
光沢のある素材が個人的には新鮮でした。それにぼくがイメージしていた昔の〈ワイルドシングス〉に比べてシルエットやディテールが洗練されていて、どことなくいまの時代っぽいというか。そうした違いを楽しめるのも面白いですね。
普段通りのスタイルを意識しました。パンツのシルエットが細過ぎず、太過ぎないのでトップスがオーバーサイズでもルーズに見えないのが良いですよね。スウェットだけじゃなくチェックシャツやパーカなどとも相性が良さそうですし、普段穿きしたい一着です。
中川さん自身、パンツ選びで意識していることなどはありますか?
自分のスタイルに合っているかどうかが一番重要ですが、サイジングも気にします。窮屈なパンツはあまり好きではないので、ワイドパンツかゆったりとしたシルエットのものを選ぶことが多いですね。あとは仕事柄、服が汚れることも多いので、汚れても様になるというのも大事なポイントです。
Style03_MOTION EASY PANTS BLACK
大学在学中に1年間のアメリカ留学を経験した後、メンズファッション誌『Boon』でライターとしてのキャリアをスタート。現在は様々な媒体での連載企画やブランドのカタログ制作、広告案件も手掛け、2016年に東京のスニーカーカルチャーの歴史を辿った著書『東京スニーカー史 (立東舎)』を出版。2017年に『SNEAKERS(スペースシャワーネットワーク)』の日本語監修を手がけた。その一方で『MEN’S NON-NO』や『UOMO』といったメンズファッション誌の編集・執筆を行う。モデル顔負けの長身とメガネがトレードマーク。
今回、〈ワイルドシングス〉のパンツを穿いてみていかがでしたか?
ストレッチがきいているせいか、身体を動かすことに対してストレスを感じないのが嬉しいですね。ランニングをするときにもちょうど良さそうですし、子供と遊ぶ休日にも穿きたくなる一本かと。それと個人的にも普段あまり細身のパンツは穿かないので新鮮でした。
普段はワイドパンツ派の小澤さんが、こうした機能パンツを穿く際に気をつけていることなどはありますか?
ワイドシルエットのパンツを穿くときは丈の短いブルゾンなどを羽織ることが多いのですが、逆にこうした細身のシルエットのパンツには丈の長いコートでバランスをとるようにしています。縦のラインを意識することで、よりスタイルも良く見せられるんですよね。
これまでに定番といわれるものは一通り手に取ってきました。それを踏まえたうえで、40代になったいまは自分のライフスタイルにあったモノ選びを意識しています。あとは比較的身長が高いので、丈感やシルエットは気にするようにしています。
そんな小澤さんにとって〈ワイルドシングス〉はどんな存在でしょうか。
ファッションの人はもちろん、アウトドアやミリタリーを好む人たちからも愛されているブランドですよね。個人的には90年代の「ビームス」や「バンブーシュート」のイメージも強いです。クレイジーパターンのジャケットといった別注アイテムも新鮮でした。
当時から〈ワイルドシングス〉のアイテムはよく愛用されていたんですね。
そうですね。それこそ昔はよくタクティカルラインやデナリジャケットなどを好んでよく着ていました。そのほかにも印象的なアイテムがいくつもありましたね。〈ワイルドシングス〉は上質でタイムレスな魅力があるので、ときが経っても変わらず着られるのが良いですよね。
Style04_with EASY RIB PANTS SMOKY LEAF
大学生時代からHIPHOPカルチャーに傾倒し、学生ながら様々な音楽イベントをオーガナイズしてきた川副さん。卒業後は所縁のあるアーティストのマネージメントやライブ制作を行いながら、数年前に現在のレコード会社に入社。主にKOHHやAwich、マキタスポーツなどの人気アーティストのマネージメントを軸に、若手の才能を発掘・育成するなど、音楽業界の裏方で日々奮闘中。またツアーやライブで全国を駆け回ることも多く、行く先々で訪れる美食スポットにも明るく、グルメな一面も。
今回着用いただいた〈ワイルドシングス〉のパンツの穿き心地はいかがでしたか?
穿いてみてまず予想以上に軽いなと感じました。それでいて風を通しにくい素材が使われているということで、これからの時期でも気兼ねなく穿けそうだなと。シルエットも普段から穿いているパンツに近かったので、違和感はないですね。
普段からこうした機能パンツを穿く機会は多いですか?
多いですね。服を買うときには割と機能性は意識します。特に機能素材を使ったイージーパンツは普段からよく穿いていますね。一度穿いちゃうとなかなか離れられなくなるんです。
ベージュやオリーブなどのアースカラーは元々好きで、普段からよく取り入れています。音楽はもちろんHIPHOPが好きなんですが、着こなしはどちらかというとファッションの人たちを参考にすることが多いんです。
トップスの丈感をレイヤードさせたことでボトムスが多少細くても好バランスで見せられるように意識しました。あとは足元にボリュームのあるスニーカーをチョイスしているのですが、裾がリブ仕様のボトムスなので、程よくすっきりと見せられているのもポイントです。
この機能パンツを穿いて、どんな場所に行きたいですか?
夏はフェスの仕事が多く、天候が読めなかったり、長時間移動をしたりすることも多いので、こうした機能性のあるパンツが一本あると重宝しますね。アウトドアシーンでも活躍してくれそうです。
Style05_with MOTION EASY PANTS BLACK
文化服装学院を卒業後、スタイリストの長瀬哲朗氏に師事し、2003年に独立。雑誌『MEN’S NON-NO』や『SMART』などのメンズファッション誌を中心に活躍し、当時のスタイリストブーム全盛の一役を担う。現在は広告やカタログ制作などのクライアントワークに加え、人気ミュージシャンや俳優の衣装を手掛けるなど第一線で活躍。また内装のデザインやブランド、学校制服のコンサルティングにも携わるなど、その活動は多岐に渡る。
歳を重ねて趣向も変わってきたなかで、最近はシックなカラーリングの着こなしに差し色を1つ投入するくらいの気分です。特にブルーはぼくにとって特別思い入れのある色なので、そのカラーを引き立てるためにも全身をブラックで統一しています。若くなり過ぎず、トレンドも強く意識しすぎず、自分らしい着こなしというのがテーマですね。
実際にこちらの機能パンツを穿いてみた感想はいかがでしたか?
軽量で光沢のある素材感が気に入りました。最近主流になっているスポーツテイストの印象も与えてくれるし、なによりプロダクトとしてスマートですよね。あとは股下から裾にかけての絶妙なテーパード感が綺麗なシルエットを生み出してくれるので、なかなか似合うパンツと出会えていない人にもオススメできますよね。
スタイリストの目線から、ほかにどんなスタイリングに合いそうですか?
ぼくら世代ならリラックスした着こなしに合わせり、若い子ならストリートなスタイルにも合いそう。汎用性も高いと思います。ただトップスのアイテムと違って、サイジングは一度試して穿いて見極めた方が良いかなと。サイズを上げてルーズに穿くのか、ジャストサイズで合わせるのかによって印象はだいぶ変わると思うので。
なるほど。色々なスタイルに合わせやすいのは嬉しいですよね。
万能性があるパンツってなかなか出会えなかったりしますからね。これにもし共生地のジャケットがあったら、セットアップで合わせてドレススタイルなんかも面白いですよね。これまでに抱いていた〈ワイルドシングス〉とはまた違ったイメージで、時代にあったスタイルとして楽しめそうですよね。
90年代からファッションに精通する袴田さんにとって、〈ワイルドシングス〉はどんなブランドですか?
アクティブシーンでは欠かせないアメリカブランドの代表格って感じです。昔から武骨なプロダクトをつくり続けていて、ファッション業界に身を置く人なら一度は袖を通したことがあるくらいのブランドだと思います。そんな長い歴史を持ちながら、最近は新たな顔も見せ始めていて、今後の展開もますます楽しみですね。
Style06_with EASY RIB PANTS SMOKY LEAF
大学時代の友人と結成したスリーピースロックバンド、The Manrayのボーカル。2014年の本格始動後、都内を中心に様々なライブハウスで精力的なライブ活動を行い、一躍インディロックシーンを代表する存在に。今年8月には満を持して待望のメジャーデビュー。現在はフルアルバムの制作に追われる日々を過ごす。学生時代にロンドンへの留学経験もあり、音楽やファッションのスタイルはイギリスカルチャーからの影響が大きいという。
安里さんのこの日の着こなしのポイントを教えてください。
ぼく自身のスタイルにもなっているロンドンテイストを軸に、アースカラーで統一した着こなしで。一見浮浪者にも見えてしまいそうな、いなたいスタイルもジャケットやボトムスの素材で品の良さを演出しているのがポイントですね。
実際にこちらの機能パンツを穿いてみていかがでしたか?
シャリ感のある素材で、綺麗目なスタイルにも合わせやすそうだなって感じました。ブラックよりはオリーブカラーの方が個人的には好みで、ワントーンで合わせたり、ベーシックなカラーとも相性が良さそうですし、使い勝手の良いパンツですよね。
やっぱり快適ですよね。普段はデザイン性を気にすることが多くて、あまり機能性を実感できるパンツに出会えていなかったのですが、軽くて動きやすく、寒さも感じにくいので、これからの時期は活躍してくれろうです。
このパンツを穿いて、どんなところに出かけたいですか?
海外とか良さそうですよね。飛行機や電車ではストレスなく穿けるし、デザインもシーンを選ばなそうです。快適な穿き心地なので常にリラックスしていられるのが嬉しいですね。
音楽を本業としながら、ファッションへの関心などはいかがですか?
僕らバンドメンバーは皆スタイルこそ違うんですが、ルーディなテイストという共通点はあって、それぞれファッションは好きなんですよね。だからファッションの話もよくしますし、買い物に一緒に行ったりもしますよ。
左:EASY RIB PANTS ¥14,000+TAX、右:MOTION EASY PANTS ¥14,000+TAX
伸縮性と防風性を兼備した機能素材「Pliantex」を採用した〈ワイルドシングス〉の新作パンツ。細身のシルエットながらストレッチが効いているため穿き心地は快適。それゆえアクティブユースから日々のビジネスユースまでと幅広いシーンで活躍してくれます。程よく光沢を持った素材感が上質な印象を与え、合わせるアイテムを選ばない万能なデザインは一本あれば重宝するはず。裾がリブになったモデルとスタンダートなモデルの2種類を用意し、それぞれブラック、スモーキーリーフの2色でラインナップ。