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FEATURE|monessay ─キャッシュレス

monessay ─キャッシュレス

monessay ─キャッシュレス

フイナム発行人、フイナム・アンプラグド編集長である蔡 俊行による連載企画「モネッセイ(monessay)」。モノを通したエッセイだから「モネッセイ」、ひねりもなんにもないですが、ウンチクでもないのです。某誌でずいぶん長いこと連載していたコラムが休載し、フイナムにて装いも新たにスタートです。今回は〈グレンロイヤル(GLENROYAL)〉のカードホルダー。

  • Text_Toshiyuki Sai
  • Photo_Kengo Shimizu
  • Edit_Ryo Komuta
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第二十五回 キャッシュレス

年の正月に上海と成都に行った。知人の招待で訪れたのだが、そこは中国人。向こうではすべて向こうが持つ。レストランでもカフェでもなんでも。事前に中国の通貨に両替は不要と聞いていたし、まあクレジットカードもあるのでその通りにしていた。

れでもちょっとした別行動中にお金はかかるわけだ。例えば朝食。

テルの近くにマクドナルドがあったので滞在中のある日行ってみた。驚いたことにここではクレジットカードが使えないことが後でわかった。もう何度もトライするのだけど、機械がまったく受け付けてくれない。店員さんも困っていた。もう無理ということで隣のケンタッキーにいったところ、こちらも使用できない。うーむ。困った。それならと、さらにその隣にあるスターバックスにいったところやっと使えた。いわゆる銀聯カードなどは使えるのだが、国際的に流通しているVISAやマスターが使えないというのにはちょっと驚いた。恐るべき中国。

方でローカルの方々は、ウィチャットペイやアリペイといういわゆるQRコードで支払いしている。こっちが圧倒的マジョリティでもはやクレジットカードはおろか、現金なんかまったく流通してない。

々外国人がそれらのQRで決済できるかというとなかなか難しい。現地の銀行に口座を持たないとならないからだ。そこんとこきっちり整備してくれないと気軽に中国へ旅行にも行けない。

あこうしたキャッシュレス化は世界の趨勢だ。我が国もこの秋の消費税増税を契機に一気にキャッシュレス社会への扉を開こうと政府は画策している。

でにアメリカなどでは低所得者層がキャッシュレス支払いができないと社会問題化しているのにもかかわらず。そういう人たちは銀行口座やクレジットカードが持てないからね。

むと好まざるとにかかわらず、まあ我が国はキャッシュレス方向に向かっているのは間違いない。そうなると我々のライフスタイルにも少なくない影響はある。

銭はいうに及ばず、お金を持ち歩かなくてもいいということになる。つまりクレジットカードと携帯だけで事足りるようになるわけだ。そうなるとお財布はどうなる? という話である。

つ折りのウォレットタイプの財布の活躍の場は少なくなり、いわゆる名刺入れタイプのミニマムなモデルが主流になるんではないかと。

んなわけで探してきたのがこんなタイプの財布である。

人的に持ち物は最小限にして出歩きたいので、こういう社会は大歓迎。なんならもうカードもすべて携帯に入れて、携帯だけですべての支払いができる世の中になってほしいくらい。

蔡 俊行

フイナム発行人/フイナム・アンプラグド編集長。マガジンハウス・ポパイのフリー編集者を経て、スタイリストらのマネージメントを行う傍ら、編集/制作を行うプロダクション会社を立ち上げる。2006年、株式会社ライノに社名変更。

ブリティッシュメイド 銀座店

電話:03-6263-9955

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