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NIKE ACGの真髄はオレゴン・ポートランドの大自然にあり。

NEW FORM of ALL CONDITIONS GEAR

NIKE ACGの真髄はオレゴン・ポートランドの大自然にあり。

〈ナイキ(NIKE)〉とオレゴン州・ポートランドの関係はよく知られています。それはブランド創立の1968年以前から続いていて、今現在に至るまで〈ナイキ〉の本社はポートランドにあります。ポートランドは70年代のヒッピー運動の地としても知られ、今もなおDIY精神が根強く生きている場所。近年ではサードウェーブコーヒー、「ACE HOTEL」と言った独創的なクリエイティヴでも、その名を世界中に知らしめることとなりました。ダウンタウンから15分ほど車を走らせれば驚くほど豊かな自然が広がるこの地では、住む人たちの生活にアウトドアが当たり前のように組み込まれています。そう、ここは街から大自然、オール・コンディション(様々な状況)を行き来する人のために作られた〈NIKE ACG〉にぴったりな場所とも言えるのです。ということで、今回は最新の〈NIKE ACG〉を体験するために、〈ナイキ〉の聖地であるポートランドへと向かいました。

  • Photo_Satomi Yamauchi
  • Text_Mayumi Yamase
  • Edit_Ryo Komuta
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NIKE ACGとともに体感した、オレゴンの圧倒的な大自然。

今回のツアーの主目的は〈NIKE ACG〉の新作発表会。なんだけど、せっかくオレゴンはポートランドまで来てるわけなので、どこかの室内でアイテムを見て触って、はいおしまい、ってわけはなく。それでもまさかこんなにいろいろなところに連れて行ってもらえるとは、とうれしい誤算の旅でした。

まずは“滝”です。ポートランドの中心地から車で約40分。コロンビア川渓谷を通るヒストリック・コロンビア・リバー・ハイウェイ沿いには100以上の滝があると言われています。その間を繋ぐようにハイキングの道が整備されていて、実際に滝壺のすぐ近くまで行けるポイントもあり、今回ハイキングしたラトゥーレル滝もそのひとつです。

全長は約75mで、周囲は3キロほどループしたトレッキングコースに。11月から3月までは基本雨季と言われているポートランド。取材したのは4月だけど、滝の近くはまだジメッとした印象。滝壺の飛沫がすごくてちょっとしたシャワーみたいで、ハイキングの途中には最高のリフレッシュになりました。

ランニングのような軽さをアウトドアに。

肝心のシューズはこちらです。今回のツアーで我々が体験した「ナイキ ACG リアクト テラ ゴービー」。Nike React テクノロジーによるクッショニングを搭載し、伸縮性のある素材を配したアッパーは、悪天候にも対応。すなわちアウトドアでもインドアでも活躍するシューズなのです。

踵とつま先には、突起したラバーと前足のパッドにはトレイルでのパフォーマンスを高めるための、鋸の歯のような形のスティッキーラバーが付属しています。スポッとそのまま履けるスリッポンのようなタイプになっていて、長めのつまみが付いているため着脱がとても楽なのも嬉しい。〈NIKE ACG〉のコンセプトにもある“オール・コンディションズ・ギア”の名の通り、どんな状況下でも履き心地の良い最高のパフォーマンスを発揮してくれました。

プロダクトディレクターを務めるジェフ・アティンザによる、滝をバックに行われた「ナイキ ACG リアクト テラ ゴービー」のプレゼンテーション。現物を履きながら聞くプレゼンはとにかく説得力があり、深く頷いてしまいます。

トレイルの最後にたどり着いたのは、ピクニックスポットで有名な「ガイ W.タルボット州 立公園」でした。

4月20日に発売されたカラーは先ほどのイエローとこのブルー。軽量でグリップの効いたソールは、湿気の多い天候の地面、例えばツルッとした石や少し湿った土の上でも、快適に歩行が可能でした。さすがは〈NIKE ACG〉、そうでなくちゃ。

ポートランドのアウトドアは川ありき。

次に向かったのは、コロンビア川との支流であるフッド・リバー。その長さは約40km。川には波がないのでカイトライディングなどのウォータースポーツがオススメだそう。街中を流れるウィラメット川でも、カヤックをやっている人がいるほどポートランドでは川でのスポーツがメジャーなのです。

短いトレッキングからの腹ごしらえのために用意されていたのは、キャンプファイアーで焼く、串に刺さったフレッシュサーモン。生でも食べられるほど新鮮なサーモンは、少し炙るだけで一層ジューシーに。

〈NIKE ACG〉の19サマーコレクションについて、キャンプファイアーの前でプレゼンをしてくれたのはシニア・デザイナーのレベッカ・アルマン。

「今回のコレクションは、〈NIKE ACG〉の原点に立ち返るところから始まりました。アーカイブを見直して、見た目はもちろん、〈NIKE ACG〉が始まった理由を改めて考えるというものでした。『アウトドアに行って、街に帰ってきて、また楽しむ』。この“楽しむ”という精神こそが〈NIKE ACG〉のコアになっていて、今もそのスピリットはブランドに大きく残っています」 

お披露目されたウェア類は、やや大きめなシルエットで、多くのポケットが配されており、メッシュ素材を起用した通気性の良さ、そしてポップなカラーリングが特徴でした。レベッカが手に持っているショーツは、濡れてもすぐに乾く速乾性を備えているので、トレイルランニングなんかでも使えるのでは。ポケットはアウトドアとインドア、双方の環境下で機能するために、大きさや位置などが細やかに考えられているそう。ちなみに使用されている柄は〈NIKE ACG〉のアーカイブで使われていたものを採用しているとか。

小さなバックに収納できるというパッカブルジャケットは、急な気温の変化にもスマートに適応するためには必需品。三方面から成る立体形を実現したフードと、耐水性の強い生地により、雨によるストレスを軽減することができます。

ポケットがたくさん付いたベストは、街でもアウトドアでも大活躍のアイテム。メッシュ素材で軽く、羽織るだけでアクセントに。

〈NIKELAB〉というコラボレーションを中心に開発する部門でもデザインを担当するレベッカに、今後の〈NIKE ACG〉、そしてポートランドという街について聞いてみました。

「パフォーマンス(機能性)とスタイルのバランスが重要だと思っています。〈NIKE ACG〉の持つ独特のスタイルに、常日頃から〈ナイキ〉が研鑽、研究を続けることで生み出される新たな発明をいかに掛け合わせるか。そこが大事ですね。また、今後はレディースの展開が増えていくので、とてもエキサイトしています。私はポートランド出身ではないんですが、ポートランドを説明する際に誰かが “とても大きな庭”という表現をしていて、それがとても印象的でした。確かに15〜20分くらい車でドライブするだけで、こんな大自然と触れ合うことができる場所って、そうそうないですからね。

同じ州が見せる2つの顔。

フッド・リバーよりまた車に乗り込んでどこかに運ばれる一行。ハイキングで少し疲れて、美味しいサーモンでお腹が満たされたものだから、車内で少しウトウト。起きたときに窓を覗いたら、さっきまでの景色はもうそこにはなく、広がっているのは真っ白な雪の世界でした! 同じオレゴン州を約一時間南下しただけなのに、こんなにも違うなんて。気づくと車内で吐く息も白くなっていました。

雪の中でもその機能性は損なわれないのは当然のこと。“オール・コンディションズ・ギア”は伊達ではありません。とはいえ、寒い。。

吹雪の中を歩いてたどり着いたのは、映画『シャイニング』が撮影されたという、「ティンバーラインロッジ」でした。アメリカの重要歴史建造物にも指定されているというアイコニックな建物で、標高3429m、“オレゴンの富士山”として日本人にも親しまれてきたマウントフッドの麓にあります。冬場は目の前のリフトからすぐに滑りに行けるという絶好のロケーションで、スノーラバーたちにはたまらない環境なのではないでしょうか。一日目はここでお泊まり。長い一日がようやく終わったのでした。

自然を感じるにはトレッキングが一番。

翌日は、ロッジを約40分南下すると到着するという、初心者にもオススメのサーモン・リバーへと向かいました。昨日の滝に比べると比較的フラットな斜面で、川沿いを森の中へとグイグイ進んでいきます。

オーバーサイズのジャケットには、背中にバックポケットがついているので、ハイキングの際には水なども入れられます。この機能、もちろん街中でも大活躍。

途中で、アメリカのUMAを代表するビックフットを発見!? こういうエンターテインな一面は、日本人にはなかなかないので、思ったよりはしゃいでしまいました。

ちなみに、ヒール部分はライトで反射するリフレクターになっているので、暗い夜道でも安心。

全ての樹木が藻に包まれていて、神秘的な深緑を作り出しています。吸う空気もどこか瑞々しくて気持ちがいい。こんななかで深呼吸ができるって幸せ。というわけで、歩きに歩いて、自然という自然を堪能したツアーもこの辺で終了。

最後に、〈NIKE ACG〉のステートメントとなっているティンカー・ハットフィールドの文章を紹介しましょう。

「大事なこと、それはスピード、耐久性、そしてパフォーマンス。アーバンな生活とワイルドなアウトドアを持ち合わせるということ。ただ一番大切なのは楽しむこと。とにかくそれなんだ。エベレストで1ヶ月どうやって生き延びるかではなくて、気の知れた仲間と峡谷をドライブして、トレイルを駆け上がり、ちょっとハメを外して、車に戻って夜のビールに間に合うように帰ることなんだ」

アウトドアに行きたくなるようなギアが開発できるのも、“楽しむ”精神があるからこそ。ポートランドは〈ナイキ〉の本社がある街というイメージは、旅の終わりには自然と街が共存する場所という印象に変わっていました。今回の2日間を通した様々なコンディション(4月に雪山を経験するとは思ってもいなかった)からしっかりと身体を守ってくれた〈NIKE ACG〉の最高のギアにも感謝です。

NIKE カスタマーサービス

電話:0120-6453-77
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