デニムをメインにしながら、トレンドに左右されることのない骨太でタイムレスなアイテムセレクトを50年に渡って続けているショップ『マツヤ』。発祥の地である富山をはじめとした北陸エリアに加え、岐阜や愛知にも進出し、世代や性別、地域を超えて幅広い層に愛されています。「なかでもここ長久手店は比較的若いお客様の多い」、そう語るのはスタッフの及川さん。近隣にいくつか大学ができたことにより、アメカジに馴染みの薄い世代が多く来店するそう。
「もともと服が好きだったこともありますし、人と接する仕事をしたいなと思っていたので、それまでアパレルで働いた経験はなかったんですけど、『マツヤ』で働こうと決めました。長久手のお店に来て、もう8年になりますね」
“本物のアメリカ”にこだわりながらも、店舗毎にディスプレイから商品構成まで独自のスタイルを自由に追求している『マツヤ』。この長久手店では、アメカジ初心者でも抵抗なく手に取りやすいカジュアルな雰囲気を、ディスプレイの端々から感じとることができます。もちろん〈ヘインズ〉も、そんな店頭に馴染みながらも、きっちりと主張するように陳列されています。
「こういう環境で働いていると、自然と影響は受けますよね。私自身、もとはキレイ目のスタイルだったんですけど、デニムを穿いて、足もとはスニーカーを履くようになって、みたいにカジュアルなスタイルにチャレンジするようになりました(笑)。そういう風にスタイルが変わっていくなかで、〈ヘインズ〉というブランドへの理解は深まって当然ですよね」
「キレイ目のときはジャストサイズ、カジュアルなときにオーバーサイズ、サイズ感を変えながらスタイルに変化をつけるようにしています。オーセンティックなブランドを多く揃えているので、シンプルだけどサイズ感と全体のバランスにはこだわるようにしています。これからの季節はTシャツ1枚で着ることも多いので、透けにくくなったのは1人のユーザーとして嬉しいですね。ジャパンフィットは文字通り日本人の体型に合わせたシルエットなので、着ていて安心感があります」