セレクトショップでありながら、あらゆるフィールドを縦横無尽に駆け回る『ビームス』。ファッションだけでなくライフスタイル全般を演出するという、枕詞だけでは決して伝わらない幅広さと一貫性を両立させるその手腕で、常に世界中から熱い眼差しが注がれています。カジュアルからモードにストリートまで、全てを同列にファッションとして楽しむスタンスには、すべてのスタッフに根付いているように感じさせます。
「普段も今日と同じような感じで、割とシンプルなコーディネートをすることが多いです。シンプルな服に対して、大振りのアクセを着けてみたり、バッグに色物を持ったりとか、小物をポイントにするようなコーディネートが好きなんです。今日のコーディネートはモノトーンで統一してみました。〈ヘインズ〉のTシャツはちょっとカジュアルでボーイズライクなところがあるので、それをあえてワイドパンツに合わせて、ちょっとモードな感じに仕上げました」
1年半ほど前に〈ビームス〉の店舗からプレスチームへと異動となった桑原さん。元々はスタイリストアシスタントをしていたが、服の基礎を学ぶ為にアルバイトで入社。当初はスタイリストの道へと戻るつもりだったものの、接客の面白味や社風の良さも相まって、『ビームス』に留まることを決意したそう。
「初めて〈ヘインズ〉を手にとったのは20歳くらいだと思います。ジャパンフィットより薄手のものを、よくインナーとして使っていましたね。Tシャツをメインにコーディネートを考えるとなると、やっぱり気になるのがサイズ感と生地の厚み。サイズ感はスタイルに合わせて選べばいいんですけど、白いTシャツって透けるじゃないですか。その点、今回のジャパンフィットは透けにくい。女性でも安心して着られる厚みに調整されていますね。あと、リブが細いのも見逃せません。腕周りがすっきり見えるので、今日のようなモードなスタイルにも相性がいいんです」
「タイトスカートやハイウェストのパンツ、キレイ目のバッグやシューズなど、どれにでも合うのが〈ヘインズ〉のジャパンフィットの良いところですよね。日本人の体型に合わせたシルエットで、着心地も良くて、コスパもいい。だからこそ、Tシャツにデニムみたいな王道だけではなく、いろんなスタイルにチャレンジすることができる。そのなかで、いつも上品さとのバランスを考えるようにしています」
Tシャツ:ヘインズ「ジャパンフィットfor HERスリーブレスTシャツ」 ¥2,700+TAX
ジャケット:レイ ビームス
パンツ:ビューティフル ピープル
シューズ:ユナイテッド ヌード
バッグ:ヤーキ