
STAN SMITH ¥16,000+TAX
アメリカの国民的テニスプレイヤーであったスタン・スミス氏の名を冠した「スタンスミス」は、1970年代初頭のデビュー以来、シンプルを追求したデザインで長きにわたって愛され続けている。おなじみの薄型のカップソールやパンチングのスリーストライプスはオリジナルを踏襲しつつ、今回の別注モデルはアッパーを上質なレザーにアップデート。さらにシューレースの先端にゴールドの弾丸チップを採用。ボディの側面にはモデルネームを刺繍し、タンやヒールパッチ、インソールなど、いずれもさり気ないゴールドの配色が気品を与えている。また今回のモデルとも相性のよい別注のセットアップもリリース予定。
フォトグラファー 山本雄生さん(36歳)
Shoes:STAN SMITH RECON ¥16,000+TAX、Knit:COMME des GARÇONS HOMME PLUS 、Pants:CINOH
PROFILE
フォトグラファーとして熊谷隆史氏に師事し、2014年に独立。メンズ、レディース問わずファッションを中心に、雑誌やブランドカタログなどの撮影を数多く手掛ける。自他共に認めるバイク好きとして知られ、最近憧れだったスーパースポーツのバイクを購入。
ー 「スタンスミス」の思い出はありますか?
「23歳くらいの頃に、スタンスミスの第一次復刻ブームがあって、そのときにはじめて買いました。スニーカーの中で確固たるポジションを確率していたモデルでしたし、テニスシューズらしいプレーンな面構えで正統派ローテクというか、誰にとってもベーシックなんですよね。赤や緑のヒールタブで印象がガラッと変わるので、その頃は頻繁に履いていました」
ー 「スタンスミス」に、どんな印象を持っていますか?
「個人的には〈ディオール〉のデザイナーだったクリス・ヴァン・アッシュが愛用していた印象が強いですね。ジャストサイズのトップスにバギーパンツのような太いボトムスと合わせていて、それがとても洒落ていたんですよ。洗練された着こなしに合わせると、こんなにも上品に見えるのかって。あとは綺麗に履くことがセオリーではあると思いますが、あえて履き潰すような履き方もパンクなマインドが感じられて良いですよね」
ー 今回着用いただいた別注の「スタンスミス」を実際に履いてみて、いかがでしたか?
「最初は真っ白なスニーカーって履くこと自体に少し気恥ずかしさがあって。というのも白いスニーカーって良くも悪くもスタイリングの中で目立ってしまうので、どう馴染ませるかがいつも悩みどころだったんです。ただこのモデルの場合、ゴールドのあしらいもさり気ないアクセントになっていて、落ち着きのあるオフホワイトだったので、他のアイテムの素材感などを上品にまとめることで、意外と合わせやすかったです」
「muroffice」ディレクター 中室太輔さん(39歳)
Shoes:STAN SMITH RECON ¥16,000+TAX、Knit:John Smedley、Pants:BERNARD ZINS、Watch:Cartier
PROFILE
2000年に大手セレクトショップに入社後、3年間の販売経験を経て、異例の早さで同社のカジュアルプレスに就任。2007年の退社後、フリーランスプレスを経て2008年よりプランニングオフィス「muroffice」の代表兼ディレクターを務める。最近ではアウトドアブランドを中心にさまざまな企業の広告案件も手がける。逞しいヒゲがトレードマーク。
ー 「スタンスミス」をはじめて履いたのはいつ頃ですか?
「おしゃれな先輩の真似で、中学生のときに背伸びして購入したのを覚えていますね。ファッションに目覚めた学生時代は、〈アディダス〉の「ガッツレー」や「タバコ」といった名作モデルを次々に手を出していったんですが、そのきっかけになったのが「スタンスミス」だったんですよね」
ー 別注の「スタンスミス」を履いてみていかがですか?
「ひと目見たときに、潔い真っ白なカラーリングが目を引いて、普段の服装を考えたときにスラックスやジャケットスタイルにも馴染みそうだなと思いました。ラストは細すぎず、それでいてボリュームがありすぎるわけでもない。そんな絶妙の塩梅です。これならどんなシルエットのパンツでもマッチしますね」
ー 今日の着こなしのポイントを教えてください。
「普段スタンスミスを履くときは、カジュアルなパンツではなく、スラックスなどのトラッドやドレステイストのパンツと合わせることが多いので、今回も大人っぽいものを選ぶようにしました。コーディネートするアイテムは中間色を使ったシンプルなスタイリングを意識していて、今回のホワイトの『スタンスミス』ともすんなり馴染んで品よく見せられたかなと思っています」
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