街並み+ヒト+モノ。溢れんばかりの京カルチャー。

嵐山の麓を流れる桂川。味わい深い風景に、京都を感じます。
第2弾の会場に選ばれたのは京都にある法輪寺。近くにある渡月橋からは、嵐山をバックにあちこちに屋形船が進み、まさに京都の風情を感じます。
”京の着倒れ”と称されるほど、昔からファッション文化が根付いている街、京都。そんな地元の運営者たちが、“ファッション”をテーマに掲げたフェスで教えてくれたのは、先のことわざの意味通り、“衣服にお金を惜しまない”ということではない、新しい着道楽の在り方でした。



「BAYCREW’S FESTIVAL」の大きな提灯が来場者をお出迎え。
法輪寺にはベイクルーズフェスのテーマでもある「Not Smart, But Creative」の看板が飾られました。
この日は雨予報だったにも関わらず晴天に恵まれ、嵐山の景色を一望できる高台の会場は、空気が澄んでいて最高のロケーション。オープンの11時前にはすでに来場者が列をつくり、その後も多くのお客さんが訪れ、大いに賑わいをみせていました。


ベイクルーズブランドのほか、関西圏のショップが軒を連ねる出店ブース。多くの来場者で賑わっていました。
まず気になったのは、出店ブース。「京提灯・小嶋商店」による提灯づくりのワークショップや、京都のブックストア「ユイブックス」から厳選したアート本やZINEが並ぶなど、関西にしかないローカルショップが軒を連ねています。



フードやワークショップも充実していました。写真の射的は、ご購入者に向けたサービス。
こういったお祭りならではのレクレーションは楽しいし、気分も盛り上がる!
その他にも、会場限定の家具のオークションや、ベイクルーズならではのマーケットやフードなども目白押し。
“カラダ以外は縛られたくない”がモットーのシュールなキャラ「きっこうちゃん」の京都限定デザインを自分でTシャツにプリントできたり、お買い上げのレシートで射的に挑戦して最大20万円相当のアイテムがもらえる「ファッション射的」があったりと、体験型且つこの土地限定のブースもたくさん見られました。

沖野修也(Kyoto Jazz Massive)

Licaxxx
フェスを盛り上げるDJ陣も実に豪華。
上記のほかにもtofubeatsやKENNY & AKUN from SPiCYSOL、DJ HASEBEなどなど、彼らのプレイに会場が沸きます。
会場に設置されたステージでのトップバッターは、MANZAI SHOWと題し、ラフ次元、きみどり、エンペラーの関西を中心に次世代を担う若手漫才師3組がオープニングアクトを飾った。その後のステージでは、オシャレな音楽が会場を盛り上げます。
数々のフェスやイベントに引っ張りだこのtofubeatsやLicaxxxを始め、兄弟DJユニット・Kyoto Jazz Massiveとしても知られる沖野修也や、テラスハウスで注目を集めたSPiCYSOLのKENNYなど、多くのアーティストが参加。彼らの音楽に包まれながら、日が沈んでゆく京都の情景を眺め、ビール片手に揺れる来場者たち。まさにフェスならではのひと時です。
夜の寺社が醸す、神秘的なファッションショー。



日が落ちると、今回のフェスの目玉とも言えるファッションショーに合わせて、境内の中心に人々が集まってきました。そこには大人子供に限らず、お年寄りや外国人もちらほら。
いよいよショーがスタートすると、真っ暗な境内を幻想的にライトアップした石段のランウェイに、光根恭平、比留川游、紗羅マリーをはじめとする総勢30名のモデルが続々と登壇。ベイクルーズブランドの新作コレクションに身を包み、お寺の本堂に向かって歩く様は、普段ではなかなか見ることのできない神秘的な光景。



フェス全体の大きなテーマである「Not Smart, But Creative」のネオンがライトアップされた本堂にモデルが勢ぞろいすると、来場者はますます釘付けに。木々に囲まれ、独特の静けさを感じる中で行われたファッションショーは、京都の品性も感じる新鮮なステージでした。
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