PROFILE

2010年よりセレクトショップ「エディフィス」にて販売をスタート。2013年にバイヤーに就任し、国内外を飛び回る日々を送る。スタンスミスの別注を担当し、トリプルコラボ企画の立案者でもある。
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セレクトショップ「エディフィス」にてバイヤーを務めた後に独立。自身の活動を経て、15年4月に「レショップ」を立ち上げる。物語性を重視したバイイングは唯一無二。
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「alpha.co.ltd」代表。〈グラフペーパー〉、〈フレッシュサービス〉、「ヒビヤ セントラル マーケット」など、様々なブランド、ショップを手がけ、ファッション、カルチャーにまつわるあらゆる領域を手がける。
スタンダードなスニーカーに合わせたくなる服を。
ー 「エディフィス」、「レショップ」、そして〈グラフペーパー〉という今回の顔合わせは、ありそうでなかった組み合わせだと思います。そもそもどうしてこの3者でコラボレートすることになったのか教えてください。
山本:もともと「エディフィス」でずっと〈アディダス〉と取り組みをさせてもらっていて、今季も「スタンスミス」を別注したんです。長年お取り扱いをさせていただくなかで、もっと盛り上げたいという気持ちがぼくのなかにあって。どうしようかなと考えているときに金子さんに相談したんです。
南:ふたりって仲よかったんだね。
金子:社内でよく話をするんですよ。
山本:そんな関係性もあり、今回別注したスニーカーを軸に面白いことがしたいっていう話をしたら、南さんのお名前が挙がって。これに合う服を〈グラフペーパー〉につくってもらうのはどう? と。
南:そんな話だったんだ(笑)。

ー 〈グラフペーパー〉というブランドはすぐに頭に浮かんできたんですか?
金子:今回の別注「スタンスミス」って、いい革を使ったりしていてグレード感を上げた仕様になってるんです。それをぼくの周りで扱える人は南くんしかいないな、と。「スタンスミス」っていわゆる定番アイテムじゃないですか。そうしたオーセンティックなものをいまの気分に編集しなおすのが上手なんですよ、南くんは。この別注アイテムの良さを理解しつつ、それに合う服をつくるのに適任だと思ったんです。
山本:話を聞いて、これは間違いなさそうだなと思いました。イメージがしやすかったというか、スタンスミスと〈グラフペーパー〉ってすごく相性がよさそうだなと。
ー そんな話が来て、南さんはどんなことを思われましたか?

南:そもそも「エディフィス」さんとうちって取引がないんですけど、金子さんのお願いだし断れないなっていう(笑)。
一同:笑
南:それと本当に「スタンスミス」が好きっていうのもあります。自分も15足くらい持ってて、大体がホワイトで普通のやつなんですけど。〈グラフペーパー〉のお店をオープンしたときもスタンスミスを置いてたんです。うちの服に合わせるのにいいなと思って。だから金子さんが仰ったことはすんなり理解できました。
ー 改めて、今回の「スタンスミス」はどんなところを別注したのか教えてください。



〈ÉDIFICE×adidas〉スタンスミス ¥16,000+TAX
山本:アッパーの革に上質なものを使っています。それとサイドに“STAN SMITH”というゴールドの刺繍を入れて、その色に合わせるようにヒールパッチも配色を変えています。あと、ちょっと細かいんですがシューレースの先にゴールドの弾丸チップを、そしてライニングにはゴートレザーを使っています。
南:素材が本当にいいですよね。それだけですごくアップグレードされた感じがする。