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FEATURE
ノンネイティブが目指す、社会に機能する洋服づくり。
Talking about the creation

ノンネイティブが目指す、社会に機能する洋服づくり。

常に新しいシルエットのプロダクトや、洋服と高機能素材の融合によって、孤高のファッションブランドとして君臨し続けている〈ノンネイティブ〉。最近ではクリエイションに欠かせなかった旅をやめて、コレクションの世界観を物語るシーズンテーマも掲げずに、デザイナーの藤井隆行は自分の内にある経験と感覚とひたすら向き合っている。そんなモチーフや言葉に依存しない今の〈ノンネイティブ〉から、藤井が憧れ続けてきた〈グイディ〉との別注ブーツが先日リリースされた。念願成就と相成ったプロダクトと藤井の最新シューズコレクションから、現在進行形の〈ノンネイティブ〉と藤井隆行に迫る。

  • Photo_Masayuki Nakaya
  • Text_Shota Kato
  • Edit_Ryo Komuta

藤井隆行の
最新シューズコレクション。

「ものづくりの思想は必ず買い物にも表れてくる」とは藤井さんの持論。それは普段愛用している靴が物語っています。自慢のベージュコレクションから、葉山に移住してから “歩く”という感覚を変えた最新モデルまで、今の藤井隆行がわかる愛用靴を紹介します。

「〈アーツ&サイエンス〉のサイドゴアブーツです。ベージュのサイドゴアって、なかなか見つからないんです。この木型の感じと履き口の細さはすごく好み。色もディテールも、さすがだなと。新しいベージュコレクションの一足です」

「〈クラークス〉はスポーティーなスタイリングに合わせます。僕にとって、短パンとスポーティーなパンツに合う靴は〈クラークス〉のデザートブーツなんですよね。しかもこの色だけ。スニーカー感覚で履けるし、パンツの太さに合わせて靴の高さを選んでいます」

「わりと上品目なシチュエーションに合わせつつ、コンバースっぽい感覚でカジュアルに履ける2足です。左の〈セリーヌ〉のハラコ素材のスリッポンは、鎌倉に行くときとかに履いていますね」

「この3足は散歩用ですね。特に(左の)〈ナイキ〉の『ズームフライ3』はNIKEiDで作りました。最近、トムという保護犬の里親になって、彼の散歩用の靴として名前と誕生日を刻印しました。色もトムに似せてつくりました(笑)」

「このトレランシューズは〈アシックス〉と、〈ノンネイティブ〉が〈イノベイト〉に別注を依頼したものです。色々履きましたが、この2足はグリップがとくにいい。裏山を歩くときに履いています」

INFORMATION

nonnative

nonnative.com

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