PROFILE

高円寺の古着屋「ナウオアネバー」でキャリアをスタート。その後アメリカへ古着留学、帰国後に「オキドキ」で働きながらizmt氏にシルクスクリーンプリント学び、手刷りのTシャツブランドを始める。2015年に代々木上原に古着屋「ドゥージョー」をオープン。
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実店舗やウェブショップを持たず、イベント出店のみで運営を行う神出鬼没のノマドな古着屋「ウェーバー」参謀役。これまでフイナムの15周年フェス「HNF」や「ヒビヤセントラルマーケット」、「ポップバイジュン」などに出店し毎回長蛇の列をつくるなど話題に事欠かない。
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2014年に古着のオンラインストア「アノラック」をオープン。自身は新潟に移住し、オンラインストアを運営する傍ら目下子育てに奮闘中。
良いもの=高いものとは限らない。レギュラーTシャツは掘り甲斐があるんです。
ー まずはじめに、今回の「ドレギュラーTシャツ展」はどういったイベントなのかを教えてください。
中野:なんてことのない、ドレギュラーのTシャツを集めたイベントです。例えば、ローカルの企業やレストランといったスーベニアのTシャツは、古いものでなくとも、それぞれに個性があっておもしろいものが多いんですよね。年代などの価値観にとらわれず、普通にデザインやグラフィックの格好良さに向き合って楽しんでいただければと思い、このイベントを企画しました。
ー レギュラー古着のTシャツにフォーカスしたイベントって他にあまり見ないですし、おもしろい試みだと思います。
中野:正直、今回出品するTシャツは古着としてまったく価値が定まっていないものばかりです。ウンチクなどの商品説明はありませんが、有名なデザイナーがデザインしたものでなくても格好良いTシャツはいっぱいあるんだよというのを伝えたいですね。
izmt:レギュラー古着なので上代も5,000円以下に設定しています。これ以上の価格になると、個人的にはレギュラーの範疇を超えてきますから。駄菓子感覚で楽しんでもらいたいですね。
畠中:そうですね。価値のあるヴィンテージTシャツももちろん魅力的ではありますが、良いもの=高いものとは限りません。少し視点を変えてレギュラーTシャツを見ると、奥が深くて掘り甲斐あるんですよね。
ー なるほど、レギュラーTシャツにはレギュラーTシャツなりの楽しみ方があると。百聞は一見にしかず。それではさっそく、みなさんが持ち寄ったTシャツを介して、その奥深さについて語っていただきましょう。