〈ホワイトマウンテニアリング〉の期中コレクションにおいて、「リポーズウェア(Repose Wear)」と名付けられたスモールコレクションが、5月末に発売になります。リポーズとは休息という意味。つまり「リポーズウェア」とは平たくいうと、リラックスウェアのことです。このタイミングでこうしたコンセプトのアイテムを生み出した真意について相澤さんに聞いてみました。
「なぜこうしたものを作ったかというと、第一には、家で過ごすことも多いだろういまのご時世に、リラックスできるウェアにニーズがあるだろうと考えたからです。その上で、ただ単にくつろげる服というのではなく、〈ホワイトマウンテニアリング〉らしくて、リラックスできるウェアという考えのもと、シルエットなどを詰めていったのが『リポーズウェア』です」

SARROUEL PANTS ¥23,000+TAX
これまでにリリースしてきたアイテムで、人気の高かったものを「リポーズウェア」としてアレンジしたパンツ。ベルト仕様だったものを、ウエスト部分をシャーリングにして、紐で縛る仕様に変更しています。

CROPPED TAPERED SARROUEL PANTS ¥27,000+TAX
これまた以前のコレクションで人気の高かった袴のようなフォルムのパンツを「リポーズウェア」としてアップデート。ポイントは、あくまでもファッションとして成り立っていることだそうです。つまりは、着ていて楽なのは最低条件として、その上でいまのファッションをきちんと感じられるものを作るということ。この発想は意外とあるようでないのではないでしょうか。
〈ホワイトマウンテニアリング〉では、「ワードローブ(wardrobe)」というベーシックコレクションがありますが、それとはどこが違うのか。
「『ワードローブ』は、とにかくそぎ落として、いわゆる“普通の服”として作っているものですが、『リポーズウェア』は例えばシャツ一枚で着ても、様になる、深みが出る様なアイテムにしたかったという意味で、出発点がまったく異なります」

STRETCHED TAPERED SARROUEL PANTS ¥28,000+TAX
「リポーズウェア』のアイテムには、レイヤードをしているように見えるアイテムがいくつかラインナップされています。このパンツもそう。単純なアレンジながら、大きな効果が得られるデザインポイント。

WIDE SHORT PANTS ¥18,000+TAX

WIDE SILHOUETTE T-SHIRT ¥11,000+TAX
見た目はあくまでもシンプルに。最小限のアクセントで、どこまで服を、ファッションを楽しむという意味合いを込められるか。STAY HOME期間で実感したひとも多いかと思いますが、いわゆる家着のままで仕事をすると、どうもエンジンがかからない。かといって、キンキンにおしゃれをするのも、なんだかマヌケな気がする。そういうときに、軽快でリラックスできるんだけど、ほどよいファッション感があるアイテムというのは、確かにニーズがあるだろうと思います。
「今回の『リポーズウェア』では全体的に少しオーバーサイズ気味なフォルムを提案しています。これまでにもコレクションラインのなかで、ワイドシルエットのパンツなどは作ってきましたが、それとは考え方、コンセプトが違います」
そもそも〈ホワイトマウンテニアリング〉というブランドはここ最近のオーバーサイズ流行りに際しても、そちらに寄せていくようなことはしていません。リラックスできるウェアに求められるフォルムは?という問いに対しての解が、このシルエットだということなのです。

WIDE SILHOUETTE BAND COLLAR SHIRT ¥19,000+TAX
ゆるやかに熱帯化していくこれからの日本の夏に必需品となるだろうリネンシャツも。身体にまとわりつかないず、さらっとした肌触りが特徴。長袖はマオカラー、半袖はオープンカラーで、生真面目になりすぎないように。

OPEN COLLAR HALF SLEEVES SHIRT ¥17,000+TAX
- 1
- 2