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スタイリストが証言するニューエラの知られざる魅力。<br>vol.02 船橋翔大

Why do you like New Era®?

スタイリストが証言するニューエラの知られざる魅力。
vol.02 船橋翔大

ヘッドウェアの定番として、いつの時代もストリートを賑わせている〈ニューエラ(New Era®)〉。フラットなツバが印象的な「59FIFTY®」はブランドの代名詞ともいえるアイコニックなアイテムだが、ツバがラウンドしたモデルの「9TWENTY™」や「9FORTY™」も同ブランドの隠れた名品といえるだろう。日々ファッションの最前線で活躍するスタイリストは、この〈ニューエラ〉の秘密兵器にどんな視線を投げかけるのか。4週に渡って、その魅力を紐解いていく。

  • Photo_Kazumasa Takeuchi(STUH)
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Jun Nakada
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船橋翔大 / スタイリスト

1985年生まれ。10代の頃よりスタイリストのアシスタントに就き、ファッション業界の扉を叩く。2010年の独立とともに事務所「DRAGON FRUIT」を仲間と設立。メンズ、ウィメンズ問わず、ファッション誌のほか、広告、タレントのスタイリングを手がけるなど、幅広いフィールドで活躍中。

基本的にラクな格好が好きだから、ほぼ毎日帽子。

ー〈ニューエラ〉との出会いについて教えてください。

船橋:僕には4つ上の姉がいるんですが、彼女は学生の頃からニューヨークでダンスをやっていて、当時からストリートカルチャーに精通していたんです。もともと裏原界隈の人たちとも繋がりがあったので、姉が東京に戻ってきてからはその人たちと一緒にぼくも原宿で遊んでもらっていて。当時は裏原ブームに火がつきはじめた頃で、その先輩たちがみんな〈ニューエラ〉のキャップをかぶっていたんですよ。その姿を見て「かっこいいなぁ」と思いながら憧れの念を抱いていたのをいまでも覚えています。

ー出会いはまさにストリートだったんですね。

船橋:そうですね。それで僕自身もダンスをはじめるようになって、先輩たちと同じように〈ニューエラ〉をかぶるようになりました。

ー当時はどんなスタイルで〈ニューエラ〉を?

船橋:トラックジャージをセットアップで着て、その上にキャップをかぶっていました。スケーターのようなスタイルではなく、あくまでダンサーのスタイルです。思えば当時から帽子キャラでしたね。

ー普段から帽子をかぶる機会が多いと。

船橋:そうなんです。ほぼ毎日かぶっているかもしれないですね。髪をセットするとなんだか窮屈に感じるし、そもそも面倒じゃないですか(笑)。帽子があれば髪型を気にしなくて済みますし、服もそうなんですけど、基本的に楽なスタイルが好きなので。

ー帽子はいくつくらいお持ちで?

船橋:100個以上は余裕でありますね(笑)。〈ニューエラ〉もたくさんあって、それこそいまかぶっている「9TWENTY™」のようにツバが曲がったタイプもたくさん持っています。

ーいつもどういう基準で選んでいるんですか?

船橋:昔、銀座にある老舗の帽子屋さんへ行ったときに「船橋さんは耳の位置が低いので、高さのある帽子がよく似合います」と店員の方から言われたことがあるんです。だから手に取るのは高さのあるアイテムが多いかもしれないですね。とはいえそれに縛られるのもイヤなので、気分によって色んなものをかぶるようにしています。

無地のアイテムはロゴの背景を考える必要がない。

ーいまかぶっている「9TWENTY™」はいかがですか?

船橋:スッキリとしたシルエットが好きです。こうゆうツバが曲がっているタイプのキャップはいまの気分に合うので、すごく調子がいいですね。

ーいまの気分というのは?

船橋:この「9TWENTY™」のようにツバが曲がったタイプのキャップは、もはやスタンダードなアイテムですよね。でも、いまのトレンドと照らし合わせると、すごく“いまっぽい”アイテムなんじゃないかなと思うんです。いかにもなスケータースタイルというよりは、さり気なくストリートっぽさを演出できるというか。かぶるだけでトレンド感が出る。最近では女の子がかぶっているのもよく目にしますし。

ーなるほど。

船橋:それに、僕がいまかぶっている「9TWENTY™」は、フロントにロゴが無い、無地っていうところもポイントが高いです。男はうんちくが好きなので、キャップにロゴが入っていると、そのロゴの背景を踏まえたコーディネートを組みたくなるじゃないですか。そうなるとコーディネートの幅が狭まってしまうけど、この「9TWENTY™」ならその煩わしさがなくなる。いろんなスタイルにハマるので、コーディネートの幅が広がるのが嬉しいですね。

ーたしかに、無地のアイテムにはそういったメリットもありますよね。

船橋:〈ニューエラ〉といえばヒップホップとの繋がりが強いイメージでしたが、いまでは小さな子供から若い女の子に至るまで幅広く愛されているブランドじゃないですか。だからこそ男女関係なく、〈ニューエラ〉のアイテムを試してみたいなと思っている人に、この「9TWENTY™」を勧めたいですね。

ーでは最後に、この「9TWENTY™」を使用したコーディネート方法を教えてください。

船橋:コーディネート方法とかないですよ(笑)。無地だし、どんなスタイルにも合わせやすいと思うので。ツバを正面に向けて真っすぐかぶるのもいいですし、ちょっと横にズラしたり、後ろかぶりをしてもいいと思います。

ーなにも意識せずにかぶるのがいいと。

船橋:そうですね。それで気に入ったら、色違いを買って遊んでみるのが良いと思います。値段も手頃なので、買い足しが気軽にできる点も嬉しいですよね。2個目はビビッドカラーのモデルを取り入れて、着こなしのアクセントとして使うのもアリだと思います。

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