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黄田駿
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脇山修平
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須藤結理
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竹田崇真
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柴山英樹






CCU
シーシーユーのレザーシャツ

レザーも七五三。
「10年後の表情が楽しみな一着」なんてことを当たり前のように口にしますが、10年って途方もなく長い。引っ込み思案なあのコがアイドルになるかもしれないし、純朴だった少年が非行に走るかもしれない。10年という歳月は、それくらい劇的な変化をもたらすものです。今季生まれたばかりの〈シーシーユー〉のレザーシャツは、10年のロングスパンと言わず七五三くらいのペースで成長を見届けたい一着です。タフさもありながら、みずみずしく繊細。奥行きのあるブラックは、どこか刺激的でヤンチャな一面を覗かせます。ナイーブだからこそ、手塩にかけて育てたい。手がかかる子ほど、可愛いってもんです。サラッと羽織れるレザーはショップクルーズやパーティに行ったって、「スタジオアリス」で記念撮影したって問題ないのです。
¥63,000+TAX
シーシーユー
instagram:@ccu_leathers

STYLEMIXER
スタイルミキサーの
スラブバックプリーツロングコート

いつかはコロンボみたく。
コートを着なければ秋は始まらない。しかし、秋の始めは毎年お金がない。夏の暑さを言い訳に重ねた暴飲暴食は、身体はおろか懐事情も蝕みます。そんな荒み憔悴しきった心に太平をもたらしてくれたのが、〈スタイルミキサー〉のこのコート。コスパが異常すぎました。単純なオーバーサイズというわけではなく、生地と身体の隙間にできる空白が美しい。トゥーマッチにならない絶妙な塩梅。ゆえに、どんなアイテムともすぐに打ち解け、アウフヘーベンを起こすのだと思います。それに夏に蓄えきったワガママボディもすっぽりと隠してくれる。あとは『刑事コロンボ』みたく、クタッと煮っ転がしたような表情に育てていくだけ。ぼくにそんな器量があるかどうかは別として。
各¥12,800+TAX
スタイルミキサー
style-mixer.com

bon born
ボンボーンのマスクボックスケース

使い捨て(ない)マスクケース。
真っ青な宇宙空間に白い光を放つマスク。50枚入りくらいの使い捨てマスクのパッケージって、なんであんなSFチックなんすかね。ドラッグストアで目立つ分にはいいですが、インテリアには決してハマらない異世界デザイン。だけど、使い捨てマスクも好き好んで、判を押したようなアウターを着ているわけじゃないでしょう。彼らだって衣替えが必要です。そこで純白のプリーツドレスを際立たせる、ツヤのある四角いレザージャケットを。マテリアルは、クロムとベジタブルタンニンのコンビなめしで仕上げた牛革。見れば見るほどに引き込まれる、シンプルなデザインと冴え渡るセンス。それもそのはず、デザイナーはイギリスの名門服飾学校セントラル・セントマーチンとLCF(ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション)の卒業生だそうです。合点がいきました。それにしても洒落たティッシュケースってありましたが、マスクケースってのが斬新。玄関先やオフィス、車に載せておいてよさそうです。
各¥3,700+TAX
ボンボーン
bonborn.stores.jp

WALKCAR
ココアモーターズのウォーカー

モビールのシンギュラリティ。
1800年のはじめに蒸気機関車が誕生し、それから100年後にライト兄弟が翼を獲得し滑空した。移動ツールの発展とともにライフスタイルは目まぐるしく変化してきたわけですが、こいつも世界をガラッと変えちゃいそうな予感がします。リュックやバッグに収納できる13インチのノートPCサイズで、たったの2.9kg!それでいて積載重量80kgまで耐えるタフなやつなのです。その超軽量&タフネスを支えているのは、本体フレームに使われたカーボン素材と、ゼロ戦の主翼にも採用された後輪フレームの超超ジュラルミン合金。なんというか、男心をくすぐりまくるパワーワードの猛ラッシュ…。それだけでなく、重心移動で右へ左へと操作できたり、滑らかな走りはかなり気持ち良さそう。アラサーからのスケーターデビューなんて遅すぎますが、これなら誰も文句は言えまい!
¥198,000+TAX
ココアモーターズ
www.cocoamotors.com

ルンバと散歩したい。
テレビを買い換えました。あまりテレビは観ないんですが、今回はアンドロイド TVをチョイス。ネットフリックスやアマゾンプライムが見れるということで、これは引きこもりそうな予感がプンプンします。その前に掃除して居心地をよくしないとですね。ルンバも欲しい。





CRST
クレストのマウンテンパーカ

長い方がいい。
キャンプも山登りも行かない自分ですが、マウンテンパーカにはなぜか惹かれてしまいます。いままで定番色のベージュやブルーあたりを買ってきたのですが、いつしか着なくなっていました。それでもつい手が伸びるのは、好きなんでしょうね、マンパ。コートぐらい着丈の長いこちらは、〈ディガウェル〉と〈ジェイプレス オリジナルス〉が今季から共同で始めたレーベル〈クレスト〉のもの。どちらのブランドもマウンテンパーカをつくって来ただけあり、マップポケットなどのディテールや定番カラーをしっかりと押さえているのですが、素材の60/40クロスにはコーデュラナイロンを使用していたり、インナーにファスナーで開閉できるスタンドカラーが付いていたりと、どこか一筋縄ではいかないところがツボです。と言っておいてなんですが、実際はこの丈感に惚れました。多分ですが、このぐらい目立つ色をガバっと羽織るのが、自分にとっての正解なんだと思います。
¥89,000+TAX
ディガウェル 1
03-5722-3392
digawel.com

BAO BAO ISSEY MIYAKE
バオ バオ イッセイ ミヤケのサコッシュ

男もバオ バオ。
休日のバッグは小さめ派です。以前は休日もリュックを背負っていたのですが、一度慣れてしまうとなかなか後戻りする気にはなれないものですね…。そこで迷うのがデザイン。小さなバッグはナイロンのスポーティなデザインが多く、ちょっと気分じゃないときがあります。そんなときに丁度いいと思えたのが〈バオ バオ イッセイ ミヤケ〉のサコッシュです。光沢のあるバッグが女性に人気があり、レディースオンリーに間違えられますが、メンズでも使えるマットなカラーを展開するシリーズもあるんです。シーズンにより登場するカラーは異なるのですが、9月に発売したばかりのこの3色は、日本らしい色合いと相まり独特な魅力を放っています。余談ですが、小ぶりな三角形をグニグニとさわっていると、落ち着くような気がして、そんなところも含めて隠れた名作なのではと勝手に思っています。サコッシュ型ですが正式な品名はサッシュらしいのでお間違いなく。
各¥25,000+TAX
イッセイ ミヤケ
03-5454-1705
baobaoisseymiyake.com


LIVE HAUS
リヴハウスのTシャツ


食欲の秋よ来い。
今年4月にオープンを予定していた、下北沢のライブハウス兼クラブ「リヴハウス」。下北沢「スリー」で店長を務めたユウ君と、渋谷「オルガンバー」の店長だった大仏さん達が組みつくった空間は、クラブでもライブハウスでもない“新たな居場所”になると楽しみにしていました。が、コロナ禍によりオープンが伸び、正式オープンできたのは8月。それまでは配信ライブやとんだ林蘭さんのイラストが映え〜♡なホットサンド屋「ハウスタンド」をお昼に営業するなどの動きはチェックしていました。そんなある日、入り口にギャラリーを設けてTシャツの販売を始めていて、たまたま見つけたのがこのTシャツ。見つけたときは展示品しか無かったのですが、諦めきれずXLでつくってもらいました。胸元にロゴの刺繍、バックにはドーンとホットサンドをプリントしたTシャツは、とてもチャーミングで食欲と元気が湧いてきます。これを着て食欲の秋を楽しみたいですね。
¥4,500 in TAX
リヴハウス
liveishaus.thebase.in

ARTIFACT BY SUPERGA
アーティファクト バイ スペルガのスニーカー

ラブローテク。
ローテクスニーカー好きにはお馴染みの〈スペルガ〉ですが、今季新たにメンズ初のプレミアムライン〈アーティファクト バイ スペルガ〉が誕生しました。このラインには3つのカテゴリーがあり、どれも気になったのですが、特にビビビッ!と来たのがこのワークスというカテゴリーです。カテゴリーにより使用する素材や製法が異なっているんですが、これはイギリスの名門ファブリックミル「ブリスベンモス」社のモールスキンをアッパーに採用し、1970年代のアーカイブを参考にカップソールをセット。モールスキンって服の素材では使われるのに、シューズに使用されることがほぼないので、ついグッと来ちゃいました。ユーロワークといえばなワークジャケットと合わせてコテコテに着るのもいいと思いますが、個人的にはナイロンジャケットなんかと合わせて、素材感の差異を出すのががいまの気分です。新品もいいですが、ヨレたときに一層愛着が沸きそうな予感がします。
左:¥15,000+TAX、右:¥13,000+TAX
カメイ・プロアクト(スペルガ)
03-6450-1515
superga.jp/

渋谷のウグイス嬢たち。
渋谷駅構内にあった「本家しぶそば」が閉店。オール飲み後のぐちゃぐちゃの胃を一掃してくれたり、朝早くの撮影前に気合を入れさせてくれたりと、かなりお世話になっていました。何が良いかって蕎麦のコシでもつゆの旨みでもなく、店員さんのオーダー声。まるで歌うかのように厨房へ放たれるそれは、BGMをも凌駕する聴き心地。録音しときゃよかった…。





Comfortable Reason
コンフォータブル リーズンのドック スラックス

結局、”微”。
フレアパンツって出ちゃいませんか、往年のスター感。わたしはいまっぽくない顔立ちも相まって、どうしたっても昭和臭がぷんぷん香ってしまうんですよね。半ばそういう運命なのだろうと諦めていたら、これまた見つけちゃいました。〈コンフォータブル リーズン〉が作ったのは、“微”フレアのスラックス。気持ち程度の広がり方は、ふしぎと現代の空気感とも馴染みます。実はイメージソースがあるみたいで。それが、トマス・ピンチョン原作の映画『インヒアレント・ヴァイス』に登場するヒッピー探偵”ドック”。未見であくまで憶測なんですが、暑苦しくて泥臭いけど、なんだかかっこいいし憎めない。そういうタイプだと思うんです。まあでもむしろそっちの方が万々歳。派手に主役をはらないけれど存在感があるって、パンツも俳優もちょうどよくないですか?
各¥16,000+TAX
コンフォータブル リーズン
03-6310-7209
fictionalstore@gmail.com
fictional-store.com//

Baserange
ベースレンジのオレシャツドレス

飾らない、飾り。
ファッションにおける“飾り気”という文脈を私が語るとしたら、〈ベースレンジ〉は外せません。フランス人とデンマーク人の女性ふたりが2012年に始めたブランドで、環境への負担を最小限に抑えながらも、品質を諦めない。素材に極力手を加えず、生産過程を絞って、かつミニマルなデザインに仕上げる。かと言って、味気がないわけではない。着るひとの個性を引き出す、ふしぎな魅力があるんです。今回は定番のBasic Collectionのなかからシャツを紹介します。100% オーガニックコットンを使用していて、さらっとした着心地は言わずもがな。端正に伸びるストライプ柄と、謙虚な襟は、気負わずに着られて、シーンを選ばびません。加工をしすぎないのはプロダクトだけではなく、ルック写真も。レタッチ作業を挟まないと言うんだから驚きです。いやはや、お化粧やYouTubeなど、加工合戦が繰り広げられる現代において、〈ベースレンジ〉だけは長い目で付き合えそうです。
¥25,000+TAX
ベースレンジ ジャパン
03-3406-3993

nuterm × ORPHIC
ニューターム × オルフィックのウインドコート

オレンジ求めて三千里。
以前まで自転車のハンドルが蛍光オレンジだったのですが、最近ブラックに貼り替えました。トータルコーデをすると必然的に服の色みが暗くなってしまうという悩みは解決したのですが、ないとないで、発散されないオレンジ欲だけが宙に浮いています。そんな満たされないわたしの心に一直線に飛び込んできたのが、この〈ニューターム〉×〈オルフィック〉のウインドコート、オレンジカラー。着込んでも安心なゆったり仕様に、ハンティングジャケットさながらのアクティブ感、さらにコーデュロイ素材の襟元はボタンがアシンメトリーに付属されています。細かなひねりが、コートの格をぐっとあげてくれていますね。そして幼すぎず成熟しすぎず、巧みな色出しは秋冬の景色とも馴染みそう。実は渋めのオリーブグリーンも控えていて、こっちもこっちで惚れ惚れしちゃうんですよね。イメチェンした我が子との相性で決めたいと思います。
株式会社ホワイト ロッジ
nuterm.jp
contact@nuterm.jp
03-6421-8084

POSTALCO
ポスタルコのワンイヤーウォールカレンダー2021

先一年もグリーンライト。
飲みのブッキング、すっぽかし、気づいたらもう一年経ってる現象。わたし、時間を管理するのが苦手です。手帳とウェブのカレンダーをごっちゃに使っているせいもあり、いまスケジュール周りがてんてこ舞い状態。うまいことひとつにまとめたいなと探していたらこんなのがありました。〈ポスタルコ〉の、一年を一覧できる仕様の壁掛けカレンダーです。忙しない毎日も穏やかになりそうなグリーンカラーは、テニスコートと芝生をイメージしたそう。ゴーサインを意味する“green light”とも掛かっていて、明るい未来を予感しているみたいです。背筋を伸ばしたようなフォントと文字並びが気持ちよく、ただ貼っているだけでも成立しちゃいそうですが、ここはガシガシ書き込んで己仕様に汚していきたいと思います。
¥1,200+TAX
ポスタルコショップ
03-6262-6338
postalco.com

早起きは三文の徳。
最近、平日休日問わず、朝は6時ごろに起きています。理由は単純、一日を少しでも長く感じたいから。それで、ひと気のない家の近所を散歩するのがこれまたよくて。完全におじいちゃんみたいなライフスタイルになっています。





LABOUR AND WAIT
レイバー・アンド・ウェイトのワークジャケット

用の美。
ここ最近、ワークウェアというものに目がありません。ワーカーが快適に作業できるために考え抜かれたディテールが、遂にはファッションとなる。その機能先行のデザイン、いわゆる“用の美”というものに心惹かれるわけです。国や職業ごとで、様々な種類があるワークウェアですが、とりわけ、なんとも言い難い上品さがあるフレンチワークが好み。そして、2000年にロンドンにオープンした生活雑貨店「レイバー・アンド・ウェイト」のジャケットは、そんなフレンチワークを想起させる面構え。深みのあるネイビーを使用した絶妙なカラーリング、フロントに配される3つのパッチポケット、上品なラウンドカラーといったお馴染みのデザインを備え、完成度は申し分なし。なのに、値段はなんと15,800円。秋冬のアウター戦線の第一候補に颯爽と躍り出ました。
¥15,800+TAX
レイバー・アンド・ウェイト・トウキョウ
03-6804-6448
labourandwait-tokyo.com/

DAVE’S NEW YORK
デイヴス ニューヨークのスエットシャツ

ワーク界の注目株。
ニューヨークはマンハッタンに店舗を構える「デイヴス ニューヨーク」。〈カーハート〉〈ディッキーズ〉などのワークウェアを取り揃え、現地の作業員たち御用達のショップとしてその名を馳せています。そんな「デイヴス ニューヨーク」ですが、なかでもオリジナルアイテムがアツいんです。例えば、スーベニア感あるTシャツは、現地のローカルスケーターの間でブームになり、2018年にはカルチャーマガジン『032c』ともコラボレーションを果たすなど、ファッションシーンから熱視線が注がれています。こちらのハーフジップのスエットシャツも、そんなオリジナルアイテムのひとつ。胸元にロゴを配しただけの潔いデザインで、ロゴものを敬遠される方でも、これならサラりと着れるはず。なんだかんだで、これぐらいの気取らないラフな感じが日常使いには一番良いんです。
¥8,250 in TAX
グロウアラウンド
www.growaround.co.jp/

outil
ウティのバスクシャツ

フレンチスタイルに憧れて。
ボーダー柄、広く開いたボートネック、少し短めの9分袖、を特徴とするアイテムといえば、バスクシャツ。諸説あるみたいですが、フランスとスペインにまたがるバスク地方で、漁師が着ていた作業着が由来だそうです。ただ、これに関しては、魅了された所以はそのワークテイストではなく、ピカソや、ジーン・セバーグなどの著名人が着用する姿を見て、真似したくなったミーハー心にあります。しかし、彼ら彼女らみたくタイトフィットで着るのはあまり気分ではないのが正直なところ。であれば、〈ウティ〉のモノが最適解だと思ったわけです。オーセンティックなデザインと、ドロップショルダーにワイドスリーブといった今日的なオーバーなサイズが融合したこちらは、まさに現代の視点を取り入れたバスクシャツ。ジーンズとローファーを合わせて、フレンチスタイルを謳歌したいものですね。
¥18,000+TAX

Hender Scheme
エンダースキーマのシューズ

折衷靴。
普段、専ら足元はスニーカー。楽が故に、毎日履いてしまうわけですが、大人にもなるとスニーカーでは場違いなシチュエーションにも遭遇することが稀にあります。そういう時は、やはりお洒落というのはTPOが前提にあってのことだと思い知らされるのです。ただ欲を言えば、そうしたフォーマルな場所でも活躍してくれるスニーカーが欲しい。そんなわがままを解決してくれる万能選手を〈エンダースキーマー〉で見つけました。“plover brogue”と名付けられたこちらは、ウイングチップとスニーカーのハイブリッド的存在。ゴムコーティングされたカウレザーをはじめ、バケッタシュリンクレザー、ネオプレーンなどの異なる素材をクロスステッチで縫合、つま先部分にはウイングチップの最大の特徴であるW型の切り替えが施されています。そして、デザイン性の高いアッパーに対して、ゴツ目のビブラムソールを採用することでスニーカー的要素もプラス。クラシックでありながら、アヴァンギャルドな香りをほんのり漂わせる、〈エンダースキーマー〉のバランス感覚はさすがの一言です。
¥52,000+TAX
スキマ 恵比寿
03-6447-7448

いま立川がアツい!
先日の連休で立川に行ってきました。目的はおでん居酒屋、のはずだったのですがふらっと立ち寄った新街区「グリーンスプリングス」に圧倒されてしまいました。緑豊かで開放的、飲食店もかなり充実。最近よく耳にする“ウェルビーイングな空間”ってこういう施設のことなんですね。





MAGIC STICK
マジックスティックのジャケット

ミスマッチ感が新鮮。
知れば知るほど好きになる〈マジックスティック〉。以前から気になるブランドのひとつだったのですが、最近彼らのニュースを書いていると、思わず食指が動いてしまいます。音楽というバックボーンのもとに生み出されるウェアは、ミニマルでありながらもどこかエッジが効いていて、いまのストリートにぴったりハマるんですよね。今回ピックしたジャケットは、傘を差さないニューヨーカーからインスピレーションを得た「WATER RESISTANTシリーズ」の一枚。米軍のM-65をベースに、本来裏面の縫い目を補強するはずのシームテープをあえて表面に持ってくるデザインが新鮮じゃないですか? テクニカル素材が採用された完全防水仕様で、街中はもちろん、ウィンタースポーツのアウターシェルとしても応用が効くスグレモノです。
¥59,000+TAX
マジックスティック トーキョー
03-6434-5504

stein
シュタインのニット

ニット男子デビュー。
個人的な秋冬トップスの大定番といえば、スエットとフーディ。ニットはというと窮屈な印象が強く、なかなか手の出しづらいアイテムでした。とはいえ、ウールならではの温もりと肌触りが気になり、今年こそは! ということで購入したのが、〈シュタイン〉のモックネックニット。これがまた調子いいんです。メリノ種のなかでも、トップクラスの品質を誇るエクストラファインラムが贅沢に使用されているため、ソフトな着心地を実現。特有の“チクチク”が軽減されている点もポイント高めです。また、着丈はスッキリで身幅はゆったりとしたシルエットなので、これ一枚着るだけでトレンド感も演出できます。肌寒くなってきた今の時期から春先まで、ガシガシお世話になりそうです。
¥38,500 in TAX
エンケル
03-6812-9897

F/CE
エフシーイーのパンツ

やっぱり機能美が大事。
先日、〈エフシーイー〉の2021年春夏の展示会にお邪魔してきました。どれもこれもモダンなシルエット。それでいて、素材やディテールからは、スペックへの強いこだわりが感じられるものばかりでした。改めて今シーズンのルックもチェックしてみたところ、傑作が目白押しじゃないですか。とりわけ心を奪われたのが、こちらのトラックイージーパンツ。どうしたってスポーティになりがちなアイテムですが、アクセントになっているサイドラインにはベロアを配しているので、どこか上品さも漂っているんですよね。また、メインの素材にはシワになりづらいポリエステル、ゴム付きのウエストには軽量のバックルを採用しているため、お手入れも履き心地も楽チン。リラックスパンツは数あれど、ここまで快適な一本はなかなか見つからないのではないでしょうか。
¥22,000+TAX
ルート
03-6452-5867

GRAMICCI PERFORMANCE
グラミチ パフォーマンスのバッグ

軽くて小さくてもタフなんです。
ますます注目を集めている、アウトドアブランドのシティユースライン。過酷なフィールドで培われた機能に、街にもハマるファッション性も兼ね備えたとあれば、ワードローブに取り入れない手はないですよね。昨年始動した〈グラミチ パフォーマンス〉もそのひとつ。クライミング由来だけあって、真っ先にアクティブウェアにピントを合わせてしまいますが、実は小物もかなりのクオリティなんです。例えば、岩を登る際の滑り止めを収納するチョークバックをデザインソースしたこちらのサコッシュ。素材には、高強度・高耐摩耗・高耐久を備えた「DYNATE ROBIC」を採用しているため、デザインだけでなく実用性もかなり高め。コンパクトなボディに秘められた、ハイスペックなギャップにやられました。
¥6,800+TAX
インス
0120-900-736