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ミズノの伝説のスケートシューズ「スリーフィート・ハイ」から紡ぎ出されるコラボレーションの系譜。
Mizuno Sports Style

ミズノの伝説のスケートシューズ「スリーフィート・ハイ」から紡ぎ出されるコラボレーションの系譜。

かつて〈ミズノ〉がリリースした伝説のスケートシューズ「スリーフィート・ハイ」をご存知だろうか? 〈オンブレ・ニーニョ〉のディレクター兼〈XLARGE〉のデザイナーを務める江川芳文氏(YOPPI)の初のシグネチャーモデルとして開発され、〈.....リサーチ〉の小林節正がプロデュース、デザインはスケートシングが担当。東京発の感性が結集した幻のモデルが生まれた背景には何があったのか? 当時のストリートカルチャーへの造詣が深く、〈ミズノ〉のコラボレーションパートナーでもある〈セイハロー〉の山本直樹氏(NAOKI)を対談相手に迎え、張本人である江川氏に直撃。「スリーフィート・ハイ」の点はいかにして線となり、いまに受け継がれているのか。伝説のプロジェクトから、先日発売された〈XLARGE〉×〈ミズノ〉などの現在進行中のコラボレーションについて触れながら、〈ミズノ〉というスポーツメーカーの魅力に迫ります。

コラボレーションではなく、
あくまでもシグネチャー。

ー 「スリーフィート・ハイ」のデザインはスケートシングさんが担当したんですよね?

YOPPI:構造的な部分は〈ミズノ〉と一緒につくっていって、アッパーやインソールはスケシンさんにお願いしました。そしたらグラフィティをシューズで再現するという、今考えても斬新過ぎるアイディアを上げてきて。

NAOKI:凄いっすよね。

YOPPI:凄い分かりにくいんですけどね(笑)。江川のイニシャルで「E」って文字を崩して、爆発させたみたいな感じで、グラフィティっぽい要素を入れていて。「E」てのも分かる人が少なかっただろうし。元々は、ぼくは〈ミズノ〉のこのランバードのマークが大好きだったので、当時もそのマークを入れたスケシューをつくりたかったんですよ。

その方が分かりやすいし。今さら言っても仕方ないんですけど。パッと見て〈ミズノ〉と分かりにくかったら、独りよがりに見られても嫌だなと思ったり。

ー モデル名は由来はなんなんですか?

YOPPI:デ・ラ・ソウルのアルバム名からだったと思います。そこは小林さんが考えたんですよね。10フィートが3メートルくらいでしょ? だから90センチくらいかな? そういうニュアンスでしょうね。

NAOKI:でも、本当にこの 「スリーフィート・ハイ」のシリーズって、今の時代にもフィットするデザインですよね。当時俺はこのデザインを読めなかったですけど、グラフィティがまた少しムーブメントになっていて。不思議な感じですよね。逆に今っぽいというも。

ー 当時のYOPPIさんにとって〈ミズノ〉はどんなイメージだったんですか?

YOPPI:ニューヨークに行ったときに、STASHが〈ミズノ〉のジョギングシューズを履いてたんですよ。「ウエーブライダー」というモデル。それを見て、速攻スポーツ用品店に駆け込んで、同じモデルを買ったりしていましたね。日本には無かった配色で。

ー 「スリーフィート・ハイ」は、YOPPIさんのシグネチャーモデルということになるんですよね?

YOPPI:ね。コラボレーションというよりも、共同開発というか、いそうですわゆるシグネチャーモデルになりますね。

NAOKI:アメリカのスケーターが自分のシグネチャーを〈バンズ〉から出すってことの、日本版って感じですよね。しかも、それを〈ミズノ〉をパートナーにやるっていうのは、YOPPIさんらしいんですよね。

ー こちらは2作目ですね。

NAOKI:ぼくが持ってたのはこの緑ですね。

YOPPI:ソールの形状はそのままで、カラーコンビネーションはぼくが決めた憶えがあります。

ー めちゃくちゃ今っぽいデザインですよね。

YOPPI:復刻版として、〈ミズノ〉さんやってくれないですかね〜(笑)。ソールだけ現代のものにアップデートさせて、デザインは据え置きにして。

NAOKI:YOPPIさん、デッドストックで持ってたりしないんですか?

YOPPI:家に帰ればありますよ。今でも加水分解してないで残っています。開発しているとき、とにかく頑丈につくることは意識していたんですよ。それを持ち込めば、もしかして…?

ー 復刻したらめちゃくちゃ人気出そうですね。ちなみにNAOKIさんが購入されたのは、リアルタイムだったんですか?

INFORMATION

Mizuno Sports Style

www.mizuno.jp/mizuno1906

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