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カルフが色付ける3人のスタイル。
Color in Everyday Life

カルフが色付ける3人のスタイル。

フィンランド生まれのスニーカーブランド〈カルフ(KARHU)〉。豊富なカラーパレットやディテールワーク、レトロスポーツな佇まいなど、北欧ブランドならではのデザインセンスは、ぼくたち日本人の目には新鮮に映ります。そんな〈カルフ〉が誕生したのは、いまから100年も前の話って知ってましたか? 1920年前後のオリンピックでは、フィンランドに多くのメダルをもたらしたという歴史に裏打ちされた機能的な一面を持ち合わせています。今回は、スニーカーシーンにおいてもひときわ異彩を放つその存在について、3つの視点から迫ります。スタイリスト、ミュージシャン、モデル、そこに映し出される、知られざる一面とは。

  • Photo_Wataru Kakuta
  • Hair&Make_Tomohiro kogure(Reiji Okamoto), Narumi Tsukuba(Serena Motola)
  • Text_Masahiro Kosaka(CORNELL)
  • Edit_Shun Koda

愛嬌と無機質が同居したスニーカー。

PROFILE

モトーラ世理奈
女優・モデル

1998年生まれ。2015年1月号「装苑」にてモデルデビュー、さらに18年には映画「少女邂逅」で女優デビュー。2020年『風の電話』『タイトル、拒絶』など、多くの映画に出演し、第94回キネマ旬報ベスト・テン 新人女優賞を受賞した。
Instagram:@sereeeenam

ー 今日は私服に〈カルフ〉のスニーカーを合わせていただきました。普段からカラフルな服をよく着られますか?

はい、昔から色とりどりの服が好きで、黒とかはあまり着ないです。とくに赤が好き。明るい色は着てるだけで自然と気分を上げてくれます。

ー スニーカーもよく履きますか?

ほぼ毎日スニーカーですね。プラベートではヒールとかはほとんど履かないんです。

ー そうなんですね。スニーカーを選ぶときのポイントは?

軽さと動きやすさを大切にしています。デザインだと厚めのソールだったり、すこしボリュームのある靴が好きです。メンズライクな感じですね。

ー このスニーカーの履き心地はいかがでしたか?

すごく軽くて、走り回れるし、なんか高く跳べそうです(笑)。足なじみもいいですね。あとヒールを履かないのは、ピンチのときに走れないからなんですよね。

ー ピンチ……ですか?(笑)

よく遅刻しそうになるんです(笑)。だから、そういういざってときに備えてスニーカーを履いてるのもあります。

ー かわいらしいピンチでよかったです。今回選んでいただいたスニーカーは、洋服と反してシンプルな白がベースですね。

カラフルな服をよく着るので、スニーカーはシンプルな方が合わせやすくて好きです。履いても差し色が入ってるくらいのもの。最近、白やシルバー系のスニーカーが欲しかったので、これはイメージ通りでした。

ー それはよかったです! そしてソックスとネイルのカラーをリンクさせる色使いも素敵ですね。普段からメイクとファッションを合わせることは多いんですか?

普段あまりメイクはしないんですが、ネイルはすごく好きで。見るたびにテンションを上げてくれます。こうやって組み合わせてみるのも楽しいです。

ー ファッションにおいてのマイルールはありますか?

ひとつのスタイルにこだわらず、着たいものを着るようにしています。色の組み合わせもその時々の気分で、いろいろ試していくなかで「この色とこの色って意外と合うんだ」みたいな新しい発見があるとうれしくなるんですよね。

ー ちなみに〈カルフ〉はご存知でしたか?

前に撮影のときに見たことがあって、たしかスタイリストさんに「それ、どこのですか?」って聞いたことがあるような気がします。ほかにない配色のものが多くて、素敵ですね。色鮮やかだけど、北欧の寒い地域で生まれたからか無機質な一面もあるような、そのバランスが絶妙。お母さんの誕生日が近いので、プレゼントしようかなあ。

グラデーションのように存在するモデルと女優の一面。

ー 最近では、映画『風の電話』にご出演されるなど、モデルのほかに女優としても活躍されています。それぞれで“色分け”みたいなものはされていますか?

うーん、くっきりと線引きしてるような感覚はないですね。でも、お芝居をやってるなかで新しい表情を見つけることができたり、それがモデルとしてのお仕事で活かせているのかなと思います。あまり意識してるわけじゃないんですが、ふとしたときにそんなことに気づける瞬間がある。つくり込まれた世界のなかで自分を表現するところはどちらにも共通している気がしていて、そこが楽しさでもあります。

ー モデルと女優、二つの色が混ざり合ってモトーラさんを彩っているんですね。今後、どちらかに比重を傾けようとも思ってないですか?

どちらかひとつは選べないですね。それぞれの現場で同じ人に会うこともあれば、まったく違った方もいるのでどっちも刺激になります。お芝居の仕事が多くとなると、モデルの現場が恋しくなったり、その逆もあって。両方ともに大切だと思いながら、続けてたいなって思ってます。

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