
左から ‘47 CLEAN UP ¥3,850、‘47 CLEAN UP ¥3,520、’47 MVP ¥3,850、‘47 CLEAN UP ¥3,850

PROFILE
ファッション業界の3人からなる週末フリマユニット。メンバーは左から〈ヘリル〉デザイナーの大島裕幸さん、「レショップ」コンセプター&バイヤーの金子恵治さん、「ニシノヤ」ディレクター、〈ニート〉、〈ドレス〉デザイナーの西野大士さん。
ウィークエンドのキャップはフォーティーセブン。

ー 改めて、「ウィークエンド」結成のいきさつを教えてください。
金子:ここ最近は話していない、懐かしい話になります。岐阜の「エウレカ ファクトリー ハイツ」というショップで〈ニート〉がポップアップをやることになり、僕も一緒に来れないかとお話をいただいたんです。西野さんとは〈ニート USA〉で一緒にアメリカへ行ったり、そこで買い付けみたいなこともしていました。それが楽しくて、一緒にフリマでもやろうと屋号まで決めていたんですが、帰国後にバタバタして話がストップしていて…。そんなときに、大島さんがフリマをしたいらしいというのを耳にして、3人でやってみます?と始めたのが、「ウィークエンド」ですね。
ー オリジナルアイテムも色々と出していますが、最初はどんなアイテムをつくったんですか?
西野:せっかくなのでユニフォームをつくりたいという話から始まり、メキパ(メキシカンパーカ)を最初につくりました。いま着ているシャツのバックもそうですが、「WEEKEND」と入っているものと入ってないものがあります。

ー お三方で役割のすみ分けはあるんですか?
金子:大島さんがデザイナー、僕がバイヤー、西野さんがPR兼デザイナーという本業があるので、アイデアを出して、ものをつくって、発信もできるなと。
ー いままでにつくったキャップのベースになったのは〈フォーティーセブン〉だけなんですよね。
西野:ですね。僕が〈フォーティーセブン〉のことを好きで、金子さんと一緒に行ったアメリカ旅行でもお土産屋で〈フォーティーセブン〉が売られているのを見て、やっぱりこれでしょうと。
ー いまや西野さんは〈フォーティーセブン〉のPRに近いくらい、好きというのを表明されていますよね(笑)
西野:金子さんもお持ちなんですよ。それがかっこよくて、欲しくて、でも買えなくて…。レイカーズのロゴなんですが、通常のLAの形ではなくて、Lの中にAがあるみたいなデザインなんです。
金子:金色の刺繍がゴツくて、すごいモコっとしているんです。たまに愛用してます。
ー 大島さんはいかがですか?
大島:カラバリが徐々に増えていっていて、この「ウィークエンド」のキャップをかぶってますね。

ー 金子さんは、「レショップ」でもオリジナルのキャップをつくられましたよね。そういった経験も踏まえて、〈フォーティーセブン〉の良さはどこにあるのでしょう。
金子:安くて、丈夫で、被りやすい。やはり、この三つですね。雑に洗ってもつばが変にはならないし、硬すぎない。色々な意味でバランスがいい。ベースボールキャップは深いか浅いか、だいたい2つに絞られると思いますが、浅い〈フォーティーセブン〉が似合わないひとって聞かないし、誰にでもオススメできます。やはり安定感が抜群ですね。
ー 大島さんは、〈ヘリル〉でキャップはつくられたことはありますか?
大島:アメリカ製でつくったことはあるんです。けど、なぜか「HERILL」とロゴがあるのがちょっといやになって、製品化せずにいまだにサンプルをかぶってますね(笑)。