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今も昔もクライドが好き。

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今も昔もクライドが好き。

「プーマ スウェード」というモデルに端を発し、後にファッション、スポーツ、音楽など、様々なカルチャーやシーンを巻き込み、歴史的アイコンとしての地位を確立したスニーカー「プーマ クライド」。誕生から43年。今もなお幅広い層から愛され続ける「プーマ クライド」歴史を、もう一度ここで再確認するべく、伝説として語り継がれるクイズ番組「カルトQ」で圧倒的大差をつけて優勝を飾ったスニーカー博士、南井正弘氏が解説する。

  • Text_Masahiro Minai
  • Edit_Jun Nakada
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たった一人の男が〈プーマ〉の歴史を変えた。

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「プーマで最も有名なシューズは何?」と聞かれた場合、数々のヒット曲を誇るアーティストのリアーナがクリエイティブディレクターに就任することで高い注目度を誇る「プーマ バイ リアーナ」、あるいは現在ストリートシーンで高い人気を誇るディスクシステム搭載モデルの「ディスクブレイズ」や、ペレ、クライフ、ディエゴ・マラドーナといったサッカーの歴史にその名を刻んだ伝説のサッカープレーヤーたちが着用したサッカーシューズなど、いくつかの候補を挙げることができる。

 しかし、それら著名なモデルを抑えて、最も多くの票を集めるのは、スウェードアッパーにフォームストライプを組み合わせた、コートシューズタイプで間違いないだろう。時代や地域によって「プーマ スウェード」や「ステイツ」など、様々な呼び方で愛されたこのスタイルは、‘60年代末期に各種トレーニングなど、マルチパーパスに使用できるスポーツシューズとしてリリースされて以来、基本デザインはそのままに、現在までにカラーアップデートやマテリアルミックスを繰り返し、そのバリエーションは数えきれないほどとなった。そしてこのブルーチャー(外羽根)デザインのスウェードアッパーモデルは、スポーツシーンのみならず様々な檜舞台に登場し、注目されてきたのである。

 1968年のメキシコ五輪の表彰台において、陸上競技男子200mで金メダルを獲得したトミー ・スミスは、このシューズを履いて黒人差別に反対するパフォーマンスを行ったし、「ファイト フォー ユア ライト」など数々のヒット曲で知られ、ストリートファッションにも大きな影響を与えたミュージシャンのビースティボーイズのメンバーは「プーマ スウェード」を履いてステージやプロモーションビデオに登場した。

ウォルト”クライド”フレージャー:伝説のNBAバスケットボールプレーヤー。ニューヨーク・ニックスとクリーブランド・キャバリアーズに在籍し、1970年から7年連続でオールスターに選出。1975年のオールスターではMVPを受賞。

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そして、「プーマ スウェード」を最も有名にしたのが一人のバスケットボールプレーヤーである。それがウォルト・フレージャー。”クライド”の愛称を持つ、主にNBAのニューヨーク・ニックスで活躍したプレーヤーで、ポイントガードとしてチームをリードした彼は、二度のNBAチャンピオンリングを獲得。その功績が讃えられて1996年にはNBA50周年を記念して発表された「50人の偉大な選手」にも選ばれ、そのファッションセンスの高さからメンズファッション誌の『GQ』の表紙を飾った彼は、「プーマスウェード」のスタイルと機能性の高さを気に入り、ゲームで着用。より履き心地や機能性を向上すべく、自分にピッタリのラスト(木型)に変更したり、細部のスペックチェンジを施した。こうして1973年に誕生したのが彼のシグネチャーモデルとなる「プーマ クライド」である。ウォルト・フレージャーはこのシューズをとても気に入り、バスケットボールの試合だけでなくコート外でも着用。プライベートでも派手な暮らしぶりで知られた彼がプーマ クライドを着用することでNBAファンだけでなく、ストリートシーンにおいても「プーマ クライド」は人気を獲得することとなった。

 これまでに〈アンディフィーテッド(UNDEFEATED)〉とのコラボレーションモデルのようにアッパーにスウェードでなくバリスティックナイロンを使用したり、厳選されたスウェードマテリアルを使用し、日本のクラフトマンシップ(職人技)を最大限に活用したMADE IN JAPANのバリエーションをリリースさせるなど高い人気をキープしてきた「プーマ クライド」は、ベースとなった「プーマ スウェード」とともに、〈プーマ〉を代表するプロダクトのひとつとなり、現在も世界中のスニーカーフリークに愛される1足となっている。

2016年の「プーマ クライド」。

PUMA CLYDE 各¥13,000+tax

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シャープな印象を与える直線的なフォームストライプやアッパーに対して重心の低いソール、そしてパンチングで表記されたシュータンのサイズ表記(ちなみにUKサイズ)など、誕生から変わらないディテールがそのまま残る「プーマ クライド」。歴史を知った上で履く「クライド」もまた一興ではないだろうか。すべて7月2日より発売開始。

プーマ お客様サービス

電話:0120-125-150

www.puma.com

オフィシャルサイトにて新商品情報がすぐに分かるローンチカレンダーが公開中。今すぐ最新情報をチェックしよう!

http://www.pumajapan.jp/pumaclydecalendar/

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