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6人のクリエーターが着る新時代のエッセンシャルウェア。後編
Heron Preston for Calvin Klein

6人のクリエーターが着る新時代のエッセンシャルウェア。後編

誰もが知るアメリカのブランド〈カルバン・クライン(Calvin Klein)〉。この半世紀以上の歴史のなかで生まれたアンダーウェアやジーンズは、近代ファッションの象徴として若者たちを虜にしてきました。そんなブランドがヘロン・プレストンと交わり、リミテッドコレクションをリリース。プレストンというと、カニエ・ウエストやヴァージル・アブローらを慕う、ストリートシーンの申し子であり、デザイナーとして着実にその名を広めています。彼が母国のブランドのためにつくる服は、フーディ、Tシャツ、タンクトップにジーンズなど、まさにエッセンシャルウェアと呼びたくなるアイテム群。オーガニックコットンやリサイクル素材を積極的に使った、見た目だけではない、未来を見据えたデイリーウェアになっています。このコレクションをいまの時代に名を残す、6人のクリエーターが着用。後編ではラッパーのKEN THE 390、ミュージシャンのAAAMYYY、そしてスケーターの小魚が登場します。

  • Photo_Takuroh Toyama
  • Styling_Yasuka Lee
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Ryo Muramatsu

カルバン・クラインは大人っぽいイメージがある。

PROFILE

笹本海都 aka 小魚

八丈島出身。上京後、スケートショップのスタッフとして日々を過ごす。釣り好きが高じて友人と共にアパレルブランド〈メトロポリス フィッシング〉をスタート。Tシャツやスエットのほか、グッズ類も展開している。 Instagram:@_kozakana_

ー 普段はスケートしやすい服を着ることが多いですか?

小魚:自然とそうなっちゃいますね。スケーターファッションって定義がないからなんとも言えないですけど、いわゆる “ザ・スケーター” な服になっちゃいます。トップスがダボダボで、パンツも太いです。

ー 「Heron Preston for Calvin Klein」の服はどうでしたか?

 

小魚:スケボーしやすそう。普段着ている服よりもシルエットはスタンダードだけど、ゆとりがあるので全然スケボーできますね。スエットもダボっとしててよかった。ストンと落ちるシルエットというよりは、ふわっとした感じで、ぼくの好きな形です。

 

ー 〈カルバン・クライン〉の服は持ってますか?

小魚:服は持ってないですけど、下着は穿いてます。スケボーしてると、チラ見えするじゃないですか(笑)。スケートのビデオを見ていても、パンツとか靴下とか、帽子を気にしちゃうんです。技だけじゃなくて、プッシュのタイミングとか、戻し方とかも。そういう細かいところも気にするひとは気にするんで。

 

ー そうして下着が見えたときに、〈カルバン・クライン〉だと恥ずかしくない。

小魚:そうですね、恥ずかしくないです。ぼくの同世代の友達はスケートブランドのパンツをみんな穿いていて、〈カルバン・クライン〉はもうちょっと上の世代のひとたちが穿いているイメージなんです。だからちょっと大人っぽい感覚がありますね。

ー 先程、スケートしやすいと話していましたが、デザインに関してはどうですか?

小魚:シンプルでいい感じです。デニムはストレートというよりも、裾がちょっとフレアになってるのかな? ストレッチも効いている感じがします。スエットも派手さがなくて、ぼくにはこれくらいがちょうどいいです。

 

ー サステナブルを意識して、オーガニックコットンやリサイクル素材を使っているんですが、そうした取り組みに関してどんなことを思いますか?

小魚:いいことだと思います。ゴミをちゃんと捨てるっていうのは当たり前ですけど、ぼくも普段から水筒を持ち歩いたりしてます。釣りをするから、海や川を汚したくないっていう気持ちが強くて、ここで前に釣りをしていたときも、タバコをポイ捨てしてたひとがいたから注意しました。釣りはいまゴミ問題が持ち上がっていて、それで閉鎖になる場所とかもあるので残念です。

ー 釣りはいまブームになっていますが、はじめるひとが多い一方で、マナーもきちんと守らないといけないですね。

小魚:そうですね。釣りが流行るのはすごくいいことなんですけど、マナーとかそういうマインドも自分たちがちゃんと伝えていきたいと思ってます。スケートも同じで、自分たちの遊び場を守るためにやっていかなきゃいけないことがあると感じています。

 

ー そもそも釣りをはじめたのはどうしてなんですか?

小魚:ぼくは出身が八丈島で、お父さんとかおじいちゃんに連れられて小さい頃からずっとやってたんです。生活の一環で、自然が豊かだったし、釣った魚を食べて暮らしてました。こっちに来てからスケボーをはじめて釣りをやらない時期もあったんですけど、2、3年くらい前からまたはじめて。仕事終わりに毎晩チャリでポイントに行ってたんですけど、最初は全然釣れなかったんですよ(笑)。でも、ある日そこで釣りをしているおじさんと喋ってたらアドバイスをくれて、その通りにやってみたら見事に釣れて。そこからどっぷりですね。

ー やっぱり気持ちいいですか?

小魚:スケボーと似てますね。できなかった技ができるようになるみたいな。だからやっぱり共通点は多いかもしれません。誰もやってないスポットを探したりとかするんで。スケボー好きなひとはきっと釣りも好きになると思う。

 

ー 楽しさや気持ちよさ以外に釣りから得られることはありますか?

小魚:自然と一体になれることですかね。ウェーディングといって、海のなかに入って水に浸かりながら釣りをしているときはそれを感じます。痛みを感じるくらい水圧があったりして、自然とセッションしてるような気持ちになれるから(笑)。自然大好きだから、そういうのがぼくにとっては気持ちいいんです。

ー ちなみに小魚という愛称は、どうしてついたんですか?

小魚:中学のときにはじめてケータイを買ってもらって。それでアドレスをつくるときに、親から「小魚でいいじゃん」みたいな感じで。さかなクンは既にいるから(笑)。

肩が落ちたクルーネックスエットに、ガーメントダイを施したオーガニックコットンのジーンズを合わせた、リラックス感のあるスタイリング。インナーにはオリーブカラーのロングスリーブTを着て、落ち着いた雰囲気を加えている。スエットシャツ ¥21,780、ロングスリーブTシャツ ¥11,880、パンツ ¥23,980、キャップ ¥6,380、その他 本人私物

ー 魚が好きなんですね。

小魚:見る、触る、食べる、全部好きですね。育った環境がやっぱり影響しているのかも。釣って楽しいし、食べておいしいし、きれいでかっこいいし。なんで好きかって、もう言葉でにできないですよ。幼稚園の頃の写真を見ていても、粘土で魚の形をしたオブジェみたいなものをつくったりしてたんです。

この年齢になっても変わらず魚が好きなんですよ。家にも図鑑がたくさんあって、書いてあることはほぼ同じなのに、ずっと眺めちゃいます(笑)。それで詳しくなって、魚屋で珍しい魚が売られていると、「若いのによく知ってるな!」っておっちゃんに褒められたりして。それが楽しいですね(笑)。

ー これからやってみたいことはありますか?

小魚:目標は船舶免許を取ることです。あとは “ととけん” っていう「日本さかな検定」の2級を取りたいと思ってます。将来は魚に関わる仕事をしたいですね。もう一生好きだと思うから(笑)。魚屋さんもいいし、漁師もいいな。島に帰って民宿をやるのもいいし。いま釣りの服をつくっているので、それも充実させたいですね。

INFORMATION

“Heron Preston for Calvin Klein”
Shop List

原宿ポップアップ
期間:~6月13日(日)
住所:東京都渋谷区神宮前6-27-8 1F
来店予約の受け付けはこちら

カルバン・クライン 渋谷スクランブルスクエア店
住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12 2F
電話:03-6712-5188

カルバン・クライン アンダーウェア 原宿店
住所:東京都渋谷区神宮前6-27-8 1F
電話:03-6452-6450
※アンダーウェアのみ取り扱い

カルバン・クライン 心斎橋店
住所:大阪府中央区心斎橋筋1-6-4
電話:06-4708-7402

ヌビアン 原宿店

住所:東京都渋谷区神宮前1-20-2
電話:03-6447-0207

カルバン・クライン カスタマーサービス
電話:0120-657-889
※緊急事態宣言中の各店の営業情報は「カルバン・クライン ジャパン」の公式SNSと各商業施設のウェブサイトをご覧下さい。
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