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3人のスタイリストが紐解く プーマ「ワイルドライダー ヴィンテージ」のスタイリング術。
PUMA Future & Retro

3人のスタイリストが紐解く
プーマ「ワイルドライダー ヴィンテージ」のスタイリング術。

レトロとフューチャーが交差する新感覚のデザインで、スニーカー界隈をザワつかせた〈プーマ〉の「ワイルドライダー ヴィンテージ」。先日発売されたばかりのこちらのスニーカーを、TEPPEI、井田正明、出口大輔の人気スタイリスト3人が個性豊かに履きこなしてくれました。それぞれのカラーの取り入れ方やそのコツ、スタイリング時の思考回路まで、今から真似したくなる三者三様のスタイリング術を聞いてきました。

STYLE 02.井田正明

PROFILE

1986年生まれ。雑誌やカタログ、大手企業の広告から数多くの著名人などを手がける敏腕スタイリスト。モードからベーシックまでファッションの歴史やカルチャーなどにも精通しており、その知識と直感を活かしたストイックなビジュアルに定評がある。

日常にあるヒントから得たナードな履きこなし。

ー 井田さんといえば、ハイブランドをさらりとミックスしたモードなスタイリングがイメージですが、普段スニーカーをどのようにコーディネートされているんですか?

井田:僕のファッションやスタイリングは、割と変化していくということを大切にしています。スニーカーを履く時って結構その人のマインドが出てくるじゃないですか。定番のものを履く時は変わらない自分を表現していたり。でも僕は、自分がこれじゃなきゃやだってのは、実はあんまりないんですよ。大きい会社の仕事も多いので、クライアントさんの求めるものであったり、雑誌だと自分発信のファッションを提案するときもあるし。そういったいろんな制限のある中で、何か自分が新鮮さを感じることができるようなスタイリングを心がけています。

ー その時々のご自身の直感で決めているんですね。

井田:直感というか…。例えば僕がもしパールのネックレスを使うんだとしたら、今っぽいフェミニンなモードなスタイルにはせずに、アメリカのカーゴパンツにラルフローレンのシャツにパールを合わせたいんですよ。それが僕の中で新鮮に見えるってこと。ファッションにもカルチャーにもリスペクトがあるからこそ、そのままのスタイルでコスプレになってしまうっていうよりは、少しずらしたくて。

ー なるほど。井田さんのスタイリングのポイントが少し見えてきました。今回のスタイリングもそういった新鮮さを取り入れているんですか?

井田:今回のインスピレーションは漫画のタッチからきています。あだち充さんが好きで最近ずっと『タッチ』を読んでいたんですよ。『タッチ』の中にでてくる家って、すごく一般的な家なんですけど、その中にある家具とか、かかってる音楽とかすごい洒落てるんですよ。そしたら出てくる洋服が結構気になっちゃって。南ちゃんの白いパンツかわいくて新鮮だなと。さらに今回、このスニーカーが70年代のランニングシューズからアップデートされたものだってことで、スポーツの審判を彷彿とさせるネイビーのポロシャツを加えてマルジェラの白パンツに合わせました。スニーカーを含めて、レトロ感と今の気分を自分的に解釈したコーディネートになっています。

ー まさかの『タッチ』というキーワードが出てきて驚きました! 日常の至るところでスタイリングのインスピレーションが生まれるんですね。そんな井田さんから今回履いていただいたスニーカーのスタイリングのコツを教えてください。

井田:今回このレトロ感とボリューム感の合わさった「ワイルドライダー ヴィンテージ」を見た時、モードな感じだと、あえて〈ナマチェコ〉のニットや、〈ミドリカワ〉の構築的なシルエットの服とかを自由な発想で合わせても面白いのではと思いました。往年のハイブランドだと、どうしてもラグジュアリー感というかきっちりした雰囲気になってしまうので、こういったブランドを合わせて履きこなすのもありだと思います。

井田:自分の今の気分とも被るのですが、このスニーカーはレトロな方に楽しむのが個人的にはいいと思います。アッパーのスウェード部分やカラーリングの醸し出すレトロ感にホワイトデニムにホワイトTシャツを合わせて、カジュアルなんだけど少しナードな雰囲気に仕上げたいですね。ここでのナードって、ダサさだけじゃなくて紳士さという部分も含んでのナード。少し品があるような、でも古臭さもある。そんな雰囲気がこのスニーカーには合うと思いました。あとやはり世の中のパンツも太くなっているので、足元にはこれくらいのボリューム感がある方がいいですね。

WILD RIDER VINTAGE BLUE

INFORMATION

プーマ お客様サービス

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