CLOSE
FEATURE | TIE UP
3人のスタイリストが紐解く プーマ「ワイルドライダー ヴィンテージ」のスタイリング術。
PUMA Future & Retro

3人のスタイリストが紐解く
プーマ「ワイルドライダー ヴィンテージ」のスタイリング術。

レトロとフューチャーが交差する新感覚のデザインで、スニーカー界隈をザワつかせた〈プーマ〉の「ワイルドライダー ヴィンテージ」。先日発売されたばかりのこちらのスニーカーを、TEPPEI、井田正明、出口大輔の人気スタイリスト3人が個性豊かに履きこなしてくれました。それぞれのカラーの取り入れ方やそのコツ、スタイリング時の思考回路まで、今から真似したくなる三者三様のスタイリング術を聞いてきました。

プーマ ワイルドライダー ヴィンテージ 各¥14,300
※グレーのみ7月17日(土)以降に発売

1970年代のオーセンティックなランニングシューズをベースに、都会的なデザインを掛け合わせ、ミッドソール部分に最先端のスポーツテクノロジーをミックスした〈プーマ〉の「ワイルドライダー ヴィンテージ」。スタイリッシュで、ポップで、なおかつ快適。まさにいま求められる要素が詰まった注目モデルです。

STYLE 01.TEPPEI

PROFILE

1983年生まれ。2004年よりファッションスタイリストとしてのキャリアをスタートする。以後、数多くのアーティスト、ファッション広告のヴィジュアル、 ショーのディレクションなどその活躍は多岐に渡る。2020年に書籍「#Dayssnap #デイズスナップ」を自主製作し、応募総数がわずか数十秒で上限に達して話題に。

意図を持って履きこなす。

ー シューレースを赤に変えたんですね。

TEPPEI:そう、今回この「ワイルドライダー ヴィンテージ」のグレーというお題をもらって、自分のキャラクターとしてはそのまま履いて様になるっていうキャラクターじゃないし、意図を持って履くにはどうしようかと考えました。そこでちょっと唐突な感じにしたいなと思って、コーディネートを組んでいたのですが、差し色に赤が入ると面白いなと。赤紐のファットレースがたまたま家にあったので、靴紐を変えてソックスの赤と合わせてみました。

ー 足元の赤の差し色が映えますね。

TEPPEI:トップスとボトムをスニーカーのグレーと同色で合わせて、赤を入れる。今回のコーディネートは色合わせがポイントです。もうちょっとハイパーな匂いのあるボリュームシューズだったら、割と既視感はあるんだけど、この靴単体の個性としてソール部分に対して、アッパー部分のクラシックな雰囲気が伝わってくる。それに新鮮さを感じたし、その部分も楽しんでいいのかなと思いました。

ー 普段からシューレースはよく変えるんですか?

TEPPEI:いえ、手当たり次第変えるということはなく、意図を持って変えたいときだけです。

ー 意図を持って変えるというのは?

TEPPEI:意図を持ってというのは、仕事の現場、会う人、行く場所のことを考えるということ。例えば履き物でいうと、僕は職業柄、仕事中は着脱が多いから、スパッと履けてスパッと出られる靴というのが多くて、履く時に時間のかかるハイカットが履けなかったりとか、よく車に乗るのでどうしてもかかとの部分が汚れてきたりするのが気になるから白ソールは避けて黒ソールが多くなる。その選択肢が日常のベースにある中で、普段と違うことをするということは、いつもと違う誰かに会うとか、それがきっかけでいつもと違う気構えになるということが、”意図がある”という意味だと思っています。

TEPPEI:”今日はこういう風にしたい”と、選ぶ意図が明確にないと、ニュートラルな気持ちでスイッチを入れられる黒がベースカラーの靴選びをしていますので、今回のように黒ではない色合いのスニーカーや、そもそもスニーカーではなく革靴を履く時って、自分の選択肢の中では、大きな意図が生じています。みなさんシチュエーションでジャケットをご着用されることがあると思うのですが、そのような位置付けと近いのかなと思います。なので、その日のフィーリングと多少の理由付けがあり、その日適切な足元を選ぶようにしています。

ー TEPPEIさんのスタイリングのときに考えていることが垣間見えました。その他にも、ものを選ぶ時に心掛けていることなどありますか?

TEPPEI:親しみやメンタルを感じる部分があるもの。以前、とあるブランドのお仕事のスタイリングで〈プーマ〉のスニーカーを合わせたときに、クリエイティブチームから称賛の声があがったんです。〈プーマ〉というブランドには普遍性があるし、単純なユーティリティーに陥らない緻密さが〈プーマ〉のスニーカーを選択する価値に含まれていると思います。ただ楽だから履いているなどではないというところに、カルチャーの部分も含めて、確固たるバックボーンがしっかりあるんだと思います。「ありふれた定番はいらない」というようなスローガンも以前お見かけしてて、そういうメンタリティを押し出してるところが〈プーマ〉の存在価値なんだなと感じていて、僕自身も普段から履いています。

ー 最後にフイナム読者へ「ワイルドライダー ヴィンテージ」の楽しみ方のアドバイスをお願いします!

TEPPEI:少し難易度は上がっちゃうかもしれないんですけど。今ってそのスニーカーを履くことでストーリーが完結しちゃってて。今このタイミングでこのスニーカーが売られていて、それを買って履いて終了。プロップスがあるスニーカーだったら尚更そうで、なんとなくスニーカーを履くってことで終わるから、ほとんどの人がスニーカーとコーディネートの整合性は特に問われずに、普段の自分のスタイリングと、その靴が何かっていうので終わっちゃう。それよりも、もうちょっとその日のスタイリングに奥行きを持たせるには、気分の高揚というところ以外に、何故その靴を履いていて、だからこそどのようにコーディネートしているのかという意識を持つことがきっかけになると思います。もともと僕らの世代だと、みなさんそういった思想を持っているんだけど、若い世代は特にこの傾向を強く感じるので、意図を持って履きこなしてほしいですね。

WILD RIDER VINTAGE GRAY

INFORMATION

プーマ お客様サービス

0120-125-150
プーマ 公式オンラインストア

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事#PUMA

もっと見る