自分的には激アツな時代がやってきた。
ー バンドのメンバーや、JQさんの周りにいる人たちもスウェットを着ている人は増えていますか?
JQ:バンドのメンバーはぼくくらいですけど、周りでファッションに敏感な人は着ていますね。それこそマネージャーとか、普通に仕事の現場へスウェット上下で来ますね(笑)。おしゃれだったらいいでしょ、っていう感じで。



ー スウェットのセットアップがファッションアイテムとしていま認知されていて、それはコロナの影響が大きいと思いますか?
JQ:それもあるし、あとはカルチャー面でも盛り上がりを感じますよね。ヒップホップや90年代のカルチャーがキーワードとして挙がってくるじゃないですか。当時はスウェットのセットアップにキレイなシューズを合わせるっていうのがアメリカのストリートシーンで根付いていたと思うんです。それをいまの若い人たちが新鮮なものとして捉えて、ファッションで体現しているんだと思います。
ぼくもさっき「ステージ衣装で着ている」と話しましたけど、完全にファッションとして楽しんでいるからなんです。それで気分が上がるし、しかも動きやすい。その両軸で結果的にいいパフォーマンスができる。

JQ:基本的にジーパンでも寝られる人間なので、家に帰ってパジャマに着替えるっていうこともあまりしないんですよ。家の中でもなるべく外に出られる格好で過ごしたいと思っているので、自分的には激アツな時代がやってきたなと思ってます(笑)。
ー 3月23日にリリースされるライブ映像では、そのスウェット姿も見られるとか。
JQ:はい。ステージ上でもスウェットいける! というのを見てもらえれば(笑)。
ー 昨年の暮れには配信シングルもリリースして、バンド活動も勢いが増してきていますね。ライブ映像と同時にEPもリリースするんですよね?
JQ:そうですね。パンデミックが起こって、思うように活動ができなくなってしまい、気を揉むような時期もあったんです。これがずっと続くのかと思うと、気が遠くなってしまって。だけど、徐々に状況もよくなってツアーもできるようになったときに、やっぱり自分はライブがしたくて音楽をやっているなと思えたんですよ。そういう気持ちを曲に込めました。だから、完全にコロナの影響で生まれた楽曲ですね。ぜひ期待してお待ちいただければと。
ー では最後に、今後〈ニューバランス〉に期待することを教えてください。

JQ:〈ニューバランス〉って、今回みたいにアパレルを強化したり、積極的に新しいモデルもだしたりとか、いろんな挑戦をしていると思うんです。でも、一方では変わらずに愛されるスタンダードなモデルもたくさんあって。そういう文脈で考えると、新くでたモデルや隠れた品番が未来のスタンダードになることもある。そうゆうアイテムが出てくるのが自分は楽しみですね。アンテナを張っていない人でも「これを履いておけば間違いない」って言うような、ニュースタンダードが生まれることを期待したいです。