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フイナム編集部が行く、心斎橋PARCOツアー!
Dig Dig Dig it!!

フイナム編集部が行く、心斎橋PARCOツアー!

西の大都市・大阪は、その強烈な個性とともに語られることが多い街。ファッションも然りで、派手で、ひと癖あって、独自の路線を突っ走る。そんな街のど真ん中、濃密な大阪の空気が充満する心斎橋にあるのが「心斎橋PARCO」です。進化し続けるファッションビルに、今回はフイナム編集部の2人が潜入。フイナムYouTubeでもおなじみ、竹田&柴山が、ディグして、ディグして、ディグリまくりツアーです!

心斎橋PARCOは、とにかくどデカイ!

2020年11月にオープンした「心斎橋PARCO」。ここは、多くの人が想像する「PARCO」像とはちょっと違うんです。ターゲットの年齢層は少しだけアッパーの方も含め幅広く、テナントもアイテムも、やや高級志向。そして、やっぱりそこは大阪・心斎橋。普通じゃない、ひとひねりを加えたものが数多くラインナップされています。

新たなトレンド発信地となっている場所をとことん掘っていこうということで、東京の編集部を抜け出し参上したのは、竹田と柴山です!

(右)竹田崇真:1997年生まれ、滋賀県出身。山羊座のA型。2020年からフイナム編集部に加入。最近は、YouTubeのおかげで街中で声をかけられることも。
(左)柴山英樹:1996年生まれ、千葉県出身。さそり座のB型。2020年からフイナム編集部に加入。サウナとランに命をかける、フイナムいちの愛され男。

ー やってきました「心斎橋PARCO」。お店の前のポーズもいい感じ!

竹田:超恥ずかしかったです(笑)。ぼくは生まれも育ちも滋賀県なんですけど、意外にも来るのは初なんです。

柴山:ぼくは関西自体が5年ぶりくらい。心斎橋に来たことすらないので、今日はちょっとワクワクしてます。

竹田:しかし本当に大きいですよね、建物が!

ー 敷地面積でいうと、パルコでは名古屋・浦和に次いで全国3位。約150のテナントが入っています。地下をいれて計16フロアもあるんです。

柴山:150ってすごいですね。馴染みのある「渋谷PARCO」と比べても、大きさが全然違う。ひとつひとつの店舗にゆとりがあって、買い物がしやすそう。

ー それでは、今日の意気込みをお願いできますか?

竹田:結構、本気で買い物しようと思っています。最近はファッションビルに行くことも少ないので、意外なものに出会えるんじゃないかと。

柴山:ぼくはディグしてディグしてディグリまくります!

今回ディグるのはこちらの8店舗!

  • Q(2F)

  • STONE ISLAND(2F)

  • PORTER EXCHANGE(1F)

  • LAND OF TOMORROW(3F)

  • MYKITA(2F)

  • UNITED ARROWS(2F)

  • THE NORTH FACE UNLIMITED(2F)

  • 丸福珈琲店 Good Old & New Edition(4F)

Shop01_Q(2F) 特別過ぎる一点物が揃う場所。

竹田:実は、すごい気になってたお店なんです。日本では取り扱い店舗が少ないフランスの〈リュテス〉や、日本のビスポークメーカーのシャツなんかがあって。ほかでは見られないセレクトだなと。

柴山:古着も多いんですね。ぼくはスーツとかジャケットは普段なかなか着ないので、そういったお店には馴染みがないんですけど、ファッションビルに入っているとついつい足が伸びるというか。

古着の〈マックレガー〉のジャケット(¥14,400)に飛びつく竹田。「色もサイズもドンピシャです」とのこと。

柴山:やっぱり竹田くんは明るい色が似合うよね。編集部の先輩たちは黒とかグレーやネイビーでまとめているけど、竹田くんはよく、青いニット帽で色を効かせてきたりすんですよね。さすがというか……。

竹田:ちょっと! いじってるやん(笑)。逆に柴山くんは普段カジュアルだから、パリッとしたものを着てるところを見たいですね。

柴山が手に取ったのも古着のアウター(¥98,000)。「これなら古着初心者のぼくでも着れそう」

ー 古着も充実してますけど、新品も国内外問わず、最上級の素材を使った贅沢なアイテムが多いんです。

竹田:別注アイテムも本当に多いですよね。

柴山:あと、店前のショーケースにヴィンテージの〈ロレックス〉とか、ゴールドのアイウェアもあったりして、ちょっと宝探し感がありました。なかなかぼくには手が出せないですけど。。。

ー メガネは神戸にあるヴィンテージメガネの名店「SPEAKEASY」から、特別にインショップとして参加してもらっていて、ヴィンテージの〈ロレックス〉は大阪にある「LIBERTAS」というお店に参加していただいているそうです。

竹田:関西のファッション好きなら知らない人はいないくらい、ふたつとも有名なお店です。でも、本当に来られてよかったです。いいものだらけでした。読者のみなさんにもぜひ知っていただきたいお店です!

TAKEDA’S CHOICE

リュテスの新型ジャケット「Pilot」
¥231,000

「ずっと憧れているブランドのジャケットを選びました。素材、仕立てと、どこを切り取っても超一流。ぼくにとっては背伸びしている感はありますけど、これが似合うような大人になっていきたいと思います!」(竹田)

SHIBAYAMA’S CHOICE

イタリアファクトリー別注のニットポロ
¥49,000

「シルクとカシミヤ混で、光沢があるこちらを選びました。滑らかで品があって、かつ日本では買える場所が少ないというところにも惹かれました。希少価値があるものに目がなくて。。。」(柴山)

INFOMATION

Q(2F)

大阪、東京で古着やセレクトブランドからなるショップを複数展開しているgoffaグループの新業態。テーラーに主体を置き、新旧問わず、ここでしか買えないスペシャルなアイテムが揃う。
電話:06-6241-5580

Shop02_STONE ISLAND(2F) 若者から大人まで。大阪に根付くラグジュアリースポーツ。

柴山:〈ストーンアイランド〉といえば、すごいアイテムが出たんです。一見普通のバックなんだけど、フロントポケットにベスト、サイドポケットにジャケットが入っているという。画期的なウェアにいつも驚かされます。

ー 〈ストーンアイランド〉にはどんなイメージを持っていますか?

柴山:革新的なデザインと高い機能性で、ファッション好きから長年支持されていますよね。特に素材作りが徹底していて、個人的にはガーメントダイが印象的です。最近ではぼくら世代のストリート層でも大人気。

竹田:ぼくはリアム・ギャラガーが好きなんですが、そのリアムが〈ストーンアイランド〉をよく着ているので憧れのブランドのひとつです。

柴山:着ている人を見るとかっこいいなと思うんですけど、シルエットがタイトなので、自分には似合わなそうだなと思って敬遠していたんですが、今日は初試着ということで。

真っ先に試着したニット(¥56,100)。「こんな着心地がいいとは」と驚く柴山。

竹田:めっちゃ似合ってるやん。全然ありだよ!

柴山:そう?(照)。

竹田:コンパスロゴのワッペンは、見せびらかしたくなっちゃいますよね。

続く竹田は新作のオーバーシャツ(¥68,200)に袖を通して。

柴山:竹田くんもいいね。ラッパーっぽくていい。

竹田:見た目もですけど、着てみると本当に動きやすいし、フードの縁に伸縮性のあるドローコードが付いてたり、胸元にフラップポケットがついたり、やっぱり機能も考えられていますよね。そしてガーメントダイが効いてます。この見た目で撥水素材だそうです。

柴山:生地のクオリティで言えば、本当に最先端をいってるなと思います。常に進化しているから、ずっと支持を得られているんだろうなって感じます。ブランドのイメージは、ずっとかっこいいままですもんね。

TAKEDA’S CHOICE

ストーンアイランドのジャケット
¥108,900

「このアイテムは3レイヤーの防水素材なんですけど、まったくごわつきがなくて、超軽いんです。しかもあまりテック素材に見えない。そしてガーメントダイ。さすが〈ストーンアイランド〉って感じの商品です。本当に欲しいです、これ… 」(竹田)

SHIBAYAMA’S CHOICE

ストーンアイランドのパンツ
¥54,450

「最近、尊敬している先輩とお会いして、その方がジャストサイズかつゆったりした格好をしていたんです。それがとても上品に見えて。そんな先輩に近づくために、細身の、しかも白のパンツを選びました。今後は品よく行きたい気分で」(柴山)

INFOMATION

STONE ISLAND(2F)

1982年に誕生して以来、常に進化を続けるイタリアのスポーツウェアブランド。ここ大阪でも、ストリートでの着用率は高い。
電話:06-4708-8414

Shop03_PORTER EXCHANGE(1F) 渋谷PARCOに続き日本で2店舗目の「タンカー」専門店。

カラフルな色が目を引く〈ポール・スミス〉とのエクスクルーシブコレクション。中でもヘルメットバッグ(¥31,900)が気になるとか。(*完全数量限定につき、在庫がなくなり次第、終了の商品となります)

柴山:実はぼく、昔「ポーター」でアルバイトをしてたんです。

竹田:そうなん!? だからそんなに詳しいのね。

ー 元店員さんから見て、気になるアイテムはありますか?

柴山:ヘルメットバッグは好きですね。一見大きく見えるんですけど、肩にかけてみるとちょうどいいサイズなんです。

ー 竹田くんはどうですか?

定番のセージグリーンのショルダーバッグ(¥25,850)を手に取りつつも「アイアンブルーも気になる……」

竹田:色で言うとセージグリーンが好きなのですが、アイアンブルーも良いですね。日本語でいうと鉄紺っていうのかな。ファスナーがゴールドっていうのも惹かれます。どっちの色も良いなあ。

柴山:PXはエクスクルーシブがたくさんあるんですよね。特別な配色になってたり、ファスナーテープが違ったり、インラインとはちょっと違うデザインなんです。

ー 普段、どういうバッグを背負っていますか?

柴山:基本はPCが入るサイズ感のショルダーバッグを愛用しています。電車に乗ったときも邪魔にならないし、普段の格好にもハマりが良いので。

竹田:仕事の日はリュックを背負ってます。コーディネートの邪魔にならない、シンプルなデザインのものを使ってますね。荷物が少ない休日は小型のショルダーバッグを使うことが多いですね。

PXでしか販売されていない「PX タンカー」たち。

ー ちなみに、ほかのフイナム編集部の方は、どんなバッグを使ってるんですか?

竹田:リュック派が多い気がしますが、展示会周りやちょっとした打ち合わせの時にはサコッシュなんかも使っていたり。

柴山:ただ、使うバッグも格好もそれぞれ趣味趣向は違いますよね。いろんなジャンルの人がいます。キャラが被っている人がいないというか。ジャンルやキャラの被りがないですね。

ー バッグを背負う時のこだわりなんかも聞かせてもらえますか?

竹田:リュックストラップをきつめに締めて身体に密着させるように背負ってます。急いで走ったりする時に邪魔にならないし、何よりリュックストラップを伸ばし過ぎるとだらしなく見えるので。

柴山:ぼくはバッグをアクセサリー感覚で捉えてます。例えば、その日の服がダークトーンだった場合、カラフルなバッグを差し色にするとか。コーディネートの幅を広げてくれるアイテムですね。

TAKEDA’S CHOICE

ポーターのハウル ファニーパック ミニ
¥18,150

「必要最低限のものを運ぶのにちょうどいいと思って選びました。あと、これを斜めにかけることで、コーディネートのアクセントにもなると思うんです。バッグ兼アクセサリーって感じで使えるかなと 」(竹田)

SHIBAYAMA’S CHOICE

ポーターのPX タンカー 2WAYヘルメットバッグ(L)
¥38,500

「少し前に、コラボレーションのモデルでネイビーがあったんですけど、そこからネイビーのバッグがずっと気になっていたんです。色は少し違うけど、やっとこのカラーが登場して、しかもヘルメットバッグなので、買うっきゃないなと思っています」(柴山)

INFOMATION

PORTER EXCHANGE(1F)

〈ポーター〉の代名詞である「タンカー」シリーズをメインに展開する同店。通称「PX」。「タンカー」のフルラインナップと、PXエクスクルーシブアイテムを取り揃える。
電話:06-6241-5670

Shop04_LAND OF TOMMOROW(3F) 品のあるアイテムと生活雑貨。

竹田:「ランド オブ トゥモロー」の存在はもちろん知っていましたが、入るのははじめてです。

柴山:自分もです。渋谷の宮下公園近くにある「トゥモローランド」にはけっこう行くんですけど。

ー どんなイメージでしょう?

柴山:綺麗な大人が行く店って感じですね。自分とは少し縁遠い感じもして。

竹田:ディフューザーとかの香り系や、おしゃれな生活雑貨が豊富に揃っているイメージ。服はインポートブランドが充実していますよね。

柴山:竹田くんはインポートも結構着るよね?

竹田:実は、意外と着てます。

ー フイナム編集部に入る前はコレクション時期にパリに行って、スナップを撮っていたとも聞きました。

竹田:おこがましいんですけど、そんなこともしてましたね。昔からそういうカルチャーが好きなんです。

〈ドリス ヴァン ノッテン〉のシャツ(¥63,800)

竹田:昔からドリスが好きなんですよね。服にパワーがあるから、一枚着るだけで、全体がドリスに包まれるというか。

柴山:坊主にも合うね。

竹田:そうでしょ?

柴山:ちょっと男くさいという感じも似合ってますね。ポケットにマチもあって、たくさんものも入れられそうだし。

好きなブランド〈OAMC〉の定番、キルティングジャケット(¥118,910)を試着。

柴山:全体的にセレクトされているものが好みです。メンズ、ウィメンズ問わず。そして女性へのギフト選びにもよさそうです。気の利いたアイテムがたくさんあるし、男性ひとりでウィメンズのゾーンに行っても全然緊張しないし。

竹田:たしかにたしかに。それと、店内が広いのでゆっくり商品を見られるのがいいですね。

TAKEDA’S CHOICE

ルメールのパンツ
¥64,900

「最近、デニムが気分なんです。それと〈ルメール〉のデニムってシルエットが特徴的で、ポッテリしているシルエットがいいんです。ネップ感もいいですね。いまの時代に合ったデニムっていう感じがします 」(竹田)

SHIBAYAMA’S CHOICE

アクネ ストゥディオズのバッグ
¥47,300

「『女性にプレゼントするなら』という目線で選んでみました。素材が軽やかなのが春っぽいし、革のコンビネーションもいい。春物のコートとの相性もとっても良いんじゃないかなって思います」(柴山)

INFOMATION

LAND OF TOMORROW(3F)

「トゥモローランド」が手がける新業態。上質なオリジナルブランドとインポートが半々で、ラグジュアリーなアイテムが多数揃う。店舗は東京・丸の内と、「心斎橋PARCO」のみ。
電話: 06-6252-9797

Shop05_MYKITA(2F) 超軽量アイウェアで、大変身。

ー おふたりとも楽しそうに試着していますね。

竹田:〈マイキータ〉はいろんなデザインのアイウェアがあるので、いろいろ試したくなって。

柴山:ぱっと見は個性的だけど、いざかけてみると意外とすんなりハマって。ぼくは普段、あまりアイウェアをかけないんですが、意外と似合ってるよね?

竹田:全然イケるよ! サングラスもメガネも、どっちも似合ってる。

似合うと言われて、いままであまり馴染みのなかったアイウェアに俄然、興味深々。

お気に入りのメガネを見つけて満面の笑みの竹田。うん、似合ってます。

柴山:クリアフレームをかけるとストリート感が増すね。ラッパーみたい。

竹田:ラッパーって、それさっきも言ってたよね(笑)。そんなことよりも、ぼくは普段からメガネをかけるんですけど、〈マイキータ〉のメガネはめちゃくちゃ軽くて驚いてます。

ー 〈マイキータ〉のメガネはネジを使っていないのと、極力薄いシートメタルを使っているため、その軽さを実現できているんです。

竹田:大げさじゃなく、かけてないくらい軽いっす。

ー モデルによってはレンズに溝を作って、そこにフレームをはめ込んでいるから、外から見たらフレームが見えない仕様になっていたりします。3Dプリンタで作られたものもあるんです。

竹田:そういう細かい仕事は、ザ・ドイツって感じですよね。

柴山:アイウェアひとつで顔の表情がガラリと変わる。気分転換やイメチェンしたい時にも良いですね。〈マイキータ〉をキッカケに、アイウェアにはまっちゃいそうです!

TAKEDA’S CHOICE

マイキータのサングラス
¥70,400

「女性へのプレゼント用に選びました。超個人的なんですけど、女性には、このくらい華奢なものをかけてもらいたいです。うっすら入ったカラーもいい。癖も少ないから、どんなコーディネートにもはまりそうですしね」(竹田)

SHIBAYAMA’S CHOICE

マイキータのサングラス
¥72,600

「メタルなんだけど、ブラックで仕上げられているサングラスを選びました。ポリアミドというナイロンの素材を使っていて、汗とか皮脂にも強いんですって。なのに質感は木っぽくて、マットな感じが好みでした」(柴山)

INFOMATION

MYKITA(2F)

デザインから製造まで、すべての工程をドイツ・ベルリンで行うアイウェアブランド〈マイキータ〉。国内二店舗目となる直営店には、関西圏から多くのメガネ好きが訪れる。
電話:06-6563-7747

Shop06_UNITED ARROWS(2F) なじみのショップも、所変わればセレクトも変わる。

柴山:東京の店舗に比べると、ちょっとクセのあるアイテムが多い気がします。

ー 心斎橋は、生粋の大阪人が集まるということで、他店とは商品構成も違うようです。

竹田:なるほど。京都だったらもう少しコンサバとか、北海道はちょっと機能的だったりとかってことですよね。たしかに、ここはピンクとかパープルとか、色物が多いですね。

ー 「ユナイテッドアローズ」はおふたりにとって、どんなお店ですか?

竹田:カジュアルでも上品でクリーンなイメージがあります。それとスーツも良いものが揃っていますよね。オリジナルのクオリティも高い。

柴山:そうですね、ドレスからカジュアルまで全部ある感じ。大人っぽくて、都会っぽい。アローズに行けば間違いない、的な。ぼくも学生の頃からよく買い物をさせてもらっています。

〈フィルザビル〉のジャケット(¥44,000)を試着する竹田と、絶賛する柴山の図。ふたりは仲良し。

柴山:やっぱり、それを試着すると思ってたよ。普段からカバーオール率高いもんね。

竹田:大好物なんですよね。これも白ステッチが効いてて最高です。身幅と丈感も理想的だし。困ったらカバーオールって感じです。

柴山:いつも見てるからしっくりくる、うん。

〈UNITED ARROWS & SONS by DAISUKE OBANA〉のパンツ(¥20,900)は「シルエットが好み」とのこと。

竹田:柴山くんのパンツも、めっちゃ似合ってるね。似合い過ぎて私物みたいだもん。

柴山:化繊のパンツは楽チンだから好きなんです。尾花さん(*N.ハリウッドのデザイナー・尾花大輔)が手がけたこれは、ワイドシルエットでストレッチも効いていて、本当にいいです。穿いてみると、余計にいいです。

竹田:見た目以上に軽いのね。

柴山:「ユナイテッドアローズ」って何気なく入ることが多いんですけど、必ずと言っていいほど欲しいものがあるんですよね。安定感抜群。「心斎橋PARCO」でも、やっぱり欲しいものが見つかりました。

竹田:ちょっとわかるかも。予想もしない出会い方をするというかね。トレンドもしっかりと押さえているし、これぞセレクトショップの醍醐味って感じです。

TAKEDA’S CHOICE

プリークのピアス
各¥16,500

「これ、すべて誕生石で作られているんです。しかも片耳ずつ購入できる。女性へのプレゼントに最高じゃないですか? 値段もこなれていていいなと。服とかってなると男には難しいけど、やっぱりギフトといえばアクセサリーですね」(竹田)

SHIBAYAMA’S CHOICE

AORのジャケット
¥60,500

「〈AOR〉って取り扱いがあんまりないので、お店で見たのがはじめて。いまカレッジとかクラシックなアイテムがトレンドなので、こうしたアイテムも取り入れていきたいです。ブレザーは高校以来着ていないけど、着るとやっぱりシャキッとしますね 」(柴山)

INFOMATION

UNITED ARROWS(2F)

梅田や難波にも店舗を構える「ユナイテッドアローズ」。ここ「心斎橋PARCO」の店舗は、デザイナーズが多く並び、土地柄にあわせてより個性的なアイテムが揃う。
電話:06-6241-6695

Shop07_THE NORTH FACE UNLIMITED(2F) 素人から玄人まで、アウトドアからインドアまで。

ー 「ザ・ノース・フェイス アンリミテッド」という屋号は、「GINZA SIX」の店舗とここの2店舗だけなんです。

柴山:従来の〈ザ・ノース・フェイス〉のショップとは違って、パフォーマンス系以外のアイテムが豊富ですね。よりファッションやライフスタイルに特化した印象を受けました。

竹田:たしかに。アパレルは〈ザ・ノース・フェイス パープルレーベル〉を展開する一方で〈アンリミテッド〉もある。他にも器や工芸品も取り扱っていたりで見所がたくさんありますね。

ー 柴山くんはトレイルもロードも走るアウトドアマンですが、〈ザ・ノース・フェイス〉にはどんなイメージがありますか?

柴山:街で着ている人をよく見かけるので最近ではファッションのイメージが先行しますが、パフォーマンスラインもクオリティが高くて素晴らしいんです。背景がしっかりしているからこそ、どんなラインにも安心感と説得力がありますよね。

竹田:柴山くんは普段からテック系やアウトドアアパレルを好んできているよね。

柴山:そうね。身体を動かすことが好きだし、やっぱり着慣れているせいか、いちばん落ち着くんです。気兼ねなく着れるのもいいですね。

「これはいい!」と太鼓判を押すのは、オールシーズン着られる軽量ベスト(¥23,100)。幅広いシチュエーションで重宝しそう。

柴山:このベストは着心地がいいですね。軽いしあったかい。街着用かなと思ってましたけど、走るときとか山へ行くときにも着たいなって思います。

竹田:これまで〈ザ・ノース・フェイス パープルレーベル〉ばかり見てたんですが、他のラインもよく見るとファッション性に優れてて街着にも使えますね。

最近また注目されているモックシューズ(¥29,700)は〈ザ・ノース・フェイス パープルレーベル〉の品。

竹田:このモックはめちゃくちゃ履きやすいです。脱ぎ履きもしやすくて便利ですし。それも撥水性があるから雨のときにも重宝しそうですね。

柴山:色もいいですよね。落ち着いたトーンの絶妙なベージュ。そういえば竹田くん、登山をはじめるって言ってなかったっけ?

竹田:そうそう。言ってたけど、機会を逃していて。

ー ギアは揃えたんですか?

竹田:トレッキングシューズとシェルとザックは買いましたね。

ー どんなものを選んだんでしょうか?

竹田:基本的には、自分のテンションが上がるものを買いました。山を登るにも、スタイリッシュな格好でいたいじゃないですか。そういう点でも、ファッションと機能が備わっている〈ザ・ノース・フェイス〉は好きですね。これからもチェックしていきます!

TAKEDA’S CHOICE

ザ・ノース・フェイス パープルレーベルのジャケット
¥35,800

「いまアメカジが再燃しているので、あえてクラシックに65/35クロスのものを選びました。あと、これはビッグシルエットでいまっぽさもあるので、普段から取り入れやすいと思いました。色も絶妙です」(竹田)

SHIBAYAMA’S CHOICE

ザ・ノース・フェイス パープルレーベルのシャツ
¥23,100

「軽くて機能的でっていうのが、最近の服を買う基準になっていて、それに当てはまるシャツです。都会っぽくて機能的な服が、いちばん落ち着きます。ストレスが限りなくゼロに近いというか。忙しい朝に、何着るか迷ったときは、こういう服を選んじゃいますよね」(柴山)

INFOMATION

THE NORTH FACE UNLIMITED(2F)

「大人のアウトドアライフスタイル」を提案する同店。アウトドアウェアをはじめ、生活雑貨も数多く取り揃える。二十四節気でレイアウトが変更されるのも特徴のひとつ。
電話:06-6210-2808

で、心斎橋PARCOはどうだった?

ー 本日はお疲れ様でした。結構な長丁場でしたが……。

竹田:たくさん歩きましたね。いろんなお店を見て回りましたが、ひとつの館にすべてあるからラクでしたね。

柴山:他にも見たいお店があったので、時間が許すならまだまだ回りたい気分です!

竹田:どのショップも素敵だったよね。

柴山:うん、買いたいものだらけ。

ー 印象に残っているアイテムはどれですか?

竹田:実際に「Q」で買った〈マックレガー〉のドリズラーです。お店のセレクトも良い意味で変態的で、本当におもしろかったです。

柴山:ぼくは「ユナイテッドアローズ」で見たパンツですね。最後まで買おうかどうか、悩みました。

竹田:個人的には柴山くんは〈ストーンアイランド〉のニットが似合ってるなあと思いました。新しい一面が見れたね。

柴山:竹田くんは「ポーター・エクスチェンジ」で見てた〈ポーター〉のミニバッグもよかったよね。

竹田:たしかにあれも良かったよね。この後、買いに行こうかな(笑)

ショッピングの後にクリームソーダ(¥640)とアイス珈琲(¥590)で乾杯。

ー では最後に、総括といきましょうか。

竹田:「渋谷PARCO」と、いい意味で似ているなと感じました。ローカルを意識したアパレルテナントもそうですし、地下の飲食店も然り。ファッションビルとして全体がちゃんとディレクションされていますよね。

柴山:それとひとつひとつのフロアが大きいのが印象的でした。こういう館で、ゆっくり服を見られるのがありがたいですよね。思いがけない出会いも館ならではで刺激的だったし。

竹田:「ファッションって楽しい!」、と改めて感じることができましたね。

柴山:「心斎橋PARCO」楽しい最高!また来たいっす!

竹田:そうだね、今度はプライベートで遊びに行こう!

INFOMATION

丸福珈琲店 Good Old & New Edition

大阪で自家焙煎珈琲といったら“丸福”。創業昭和9年の老舗店で、ショッピングの合間に「濃い珈琲の極み」をご堪能ください。珈琲に合うスイーツもまた、どれも美味!
電話:06-6245-8200

INFORMATION

心斎橋PARCO

住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目8-3
電話: 06-7711-7400
shinsaibashi.parco.jp

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